更新日: 2020.07.22 その他暮らし

特別定額給付金10万円で寄付や支援をしたい!具体的な支援の方法とは

執筆者 : 宮﨑真紀子

特別定額給付金10万円で寄付や支援をしたい!具体的な支援の方法とは
新型コロナウイルス感染対策の、特別定額給付金を受け取った方も多いことでしょう。この10万円、先行きの不透明感から生活費や貯金に充てることが一般的ですが、寄付など「誰かの役に立つ使い方」を考えている人も多いようです。
宮﨑真紀子

執筆者:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。
その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。
大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい・・・。
そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、
個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。
新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。
ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。

少額でも寄付したい

ヤフーなどが参加する「コロナ給付金寄付実行委員会」が、インターネット上で全国の20代以上の男女に給付金の使い道をたずねる調査を行いました。
 
その中の、「コロナで影響を受けた個人や企業などへの支援につなげたいと思うか」の質問に「そう思う」「ややそう思う」の回答が計42.7%。「少額でも寄付したい」という人も30%近くに上ったそうです。年代別では20代の意識の高さが目立ったといいます(※1)。
 
これまでは、感染防止のために外出を自粛することでコロナと闘ってきました。コロナで影響を受けた人を支援することも含めて闘いは続いています。ここで、具体的な支援の方法をいくつか紹介します。

ふるさと納税を使って寄付をする

ふるさと納税のサイト「ふるさとチョイス」では、新型コロナウイルス対策となる取り組みを全国の自治体と連携しプロジェクト化し、クラウドファンディングを募っています。応援したい街の応援したいプロジェクトを選べます。
 
例えば、山形県山形市。
山形市×山響 音楽でまちを元気に 
~山形交響楽団の支援を通じて「明日」のまちを一緒に作りませんか~
 
3月からコンサートは延期・中止が続いています。山形交響楽団の場合、6月10日時点で60公演ものコンサートが中止になり、総額1億円もの損失が発生しているそうです。
 
山形市民または返礼品を辞退した方には、金額に応じて楽団からのお礼状が届きます。市外在住の方は、返礼品を選ぶことで山形市の事業者も応援できます。お米、牛肉、果物、お酒といった特産品が多数ありますので、選ぶ楽しさがあります。
 
また山形交響楽団が特別に用意した返礼品もあります。講演チケット以外にも無観客講演のDVDや限定CDもあります。音楽雑誌「音楽の友」によると、山形交響楽団は日本ランキングでは6位、世界45位と高評価のオーケストラです。自宅にいながら山響の音楽に浸る、良い機会にもなります。
 
「芸能や音楽の分野を支援したい」という思いを持つ人は多いです。このような形で支援する方法も探してみてはいかがでしょうか(※2)。

直接お店を支援する方法

外出できるようになりましたので、なじみのお店での飲食や商品を購入することは一番身近な方法です。応援したい気持ちがお店に伝わりますので、お店側のモチベーションも上がります。『ホットペッパーグルメ』は、「今できる飲食店支援」と題して“お食事券”特集をしています(※3)。
 
これは、事前に「お食事券」を購入することで、今すぐ来店しなくても飲食店を支援できる、という仕組みです。
 
外出自粛の期間中、「売り上げは9割減です」とインタビューに答える店主の声を度々耳にしました。今も客足が戻ったとはいえませんので、「今、来店する」ことも大事ですが、チケットを購入することで資金繰りを支援することができます。
 
お食事券の値段を20%オフなど割り引いて提供しているお店もありますので、購入する側にもうれしい仕組みです。
 
他にも支援の方法はいろいろあります。情報を集めて、「無理のない範囲で自分にできること」、そして「自分もうれしくなる」支援を探してみましょう。
 
(※1)PRTIMES「コロナ給付金寄付プロジェクト、10万円特別定額給付金に関する調査を発表」
 
(※2)(参考)
ふるさとチョイス「山形市×山響 音楽でまちを元気に~山形交響楽団の支援を通じて「明日」のまちを一緒につくりませんか~」
ふるさとチョイス「ふるさとチョイスで応援。新型コロナウイルス被害に関する支援」
 
(※3)HOT PEPPERグルメ「お食事券を購入して飲食店を応援しよう!」
 
執筆者:宮﨑真紀子
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士


 

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