洗濯の頻度を減らすと洗濯待ちの衣類などがどんどんニオっていくし、かといって雨の日にムリに洗っても生乾き臭がひどくなっていくし……と、頭を悩ませたことも。
今回は、においの安全距離「デオドラントディスタンス」にまつわる調査結果を通じて、夏のにおい対策やそれにかける費用の相場などを見ていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
においが気になる場所ランキング1位は、●●の中!
はじめに、シックスセンスラボ株式会社が発表した「ライフスタイルに関するアンケート調査」の結果(※1)を見てみます。
【他人(家族含む)のにおいが気になる場所はどこですか?(複数回答)】
1位:公共交通機関内 43.0%
2位:エレベーター内 38.8%
3位:洗濯物がたまったカゴ 25.6%
4位:特にない 22.1%
5位:ベッド 19.8%
6位:親の家(部屋) 16.7%
1位は、公共交通機関の中でした。新型コロナウイルス感染症対策で換気をする機会が多くなってはいますが、やはりにおいは少しこもってしまいがち。特に車内では、汗のにおいはもちろん生乾きのにおいや、タバコ、口臭、キツい香水などのにおいも気になりますよね。
同じく、ほぼ密室状態であるエレベーターの中も、多くの人がにおいに敏感になっているようです。そして3位以下には、外ではなく家庭内がランクイン。洗面所、寝室、部屋など、やはりにおいのこもりやすい場所が挙げられています。
夏のにおい対策、みんなどれくらいの金額をかけている?
汗、皮脂、生乾き臭といった夏のにおいたち。この夏のにおい対策として、皆さんどれくらいのお金をかけているのでしょうか。
少し前の調査結果になりますが、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が発表した「夏の香りやにおいに関するアンケート調査2013」の結果(※2)を見てみましょう。
【あなたは直近1ヶ月で、「におい対策」にどのくらいお金をかけていますか?】
<10-20代>
・男性:832円
・女性:811円
<30代>
・男性:751円
・女性:945円
<40代>
・男性:696円
・女性:1068円
<50代>
・男性:760円
・女性:1205円
<60代>
・男性:936円
・女性:1250円
男性は、思春期から40代まで徐々ににおい対策にかける金額が減ってきているものの、加齢臭が気になる50代からは上昇傾向に。女性は、年齢が上がるにつれにおい対策にかける金額も上がってきていることがわかります。全体の平均金額は895円という結果に。
では、どのようなにおい対策グッズにお金をかけているのでしょうか。
【あなたは「におい対策」をする際に普段から、よく利用するモノは何ですか?(複数回答)】
<男性>
1位:制汗スプレー 36.1%
2位:汗拭きシート/ボディシート 30.5%
3位:ボディソープ 28.4%
4位:特に利用しているモノはない 26.2%
<女性>
1位:制汗スプレー 54.7%
2位:汗拭きシート/ボディシート 41.0%
3位:ボディソープ 34.5%
4位:香水 20.5%
男女ともに、制汗スプレーで汗をできる限り抑え、それ以上に汗をかいたときにはシートで拭き、さらに日々のお風呂でケアをするという人が多いようですね。
ソーシャルならぬ「デオドラントディスタンス」とは?
ソーシャルディスタンスという言葉が広く浸透したいま、においについては「デオドラントディスタンス(においの安全距離)」を意識したいもの。世間の意識はどのようになっているのでしょうか。再び、シックスセンスラボ株式会社の調査を見てみましょう。
【あなたにとって他人とデオドラントディスタンス(においの安全距離)はだいたいどれくらいですか?】
<好きな人の場合>
1位:特にない/わからない 42.2%
2位:50センチくらい 32.6%
3位:1メートルくらい 19.4%
<それ以外の人の場合>
1位:1メートルくらい 37.2%
2位:特にない/わからない 27.9%
3位:2メートルくらい 20.2%
要するに、家族や友だちなど含む好きな人のにおいであれば、50センチくらいまで近寄ってもOKと考えている人が多いということでしょうか。
逆に知らない人や特に好きではない人のにおいの場合は、1、2メートルほど距離をおきたい……という人が多いということに。心の距離が、そのままにおいの安全距離に反映されているといってもいいかもしれません。
ソーシャルディスタンスとともにデオドラントディスタンスを保ち、この夏を快適に、健康に乗り切りたいものですね。
[出典]
※1 シックスセンスラボ株式会社「ライフスタイルに関するアンケート調査」(@Press ソーシャルワイヤー株式会社)
※2 カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社「夏の香りやにおいに関するアンケート調査2013」(株式会社 PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部