更新日: 2020.09.25 子育て

子どもの勉強が心配になり始める時期はいつ? 教育サービスにかけられる予算はいくら?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

子どもの勉強が心配になり始める時期はいつ? 教育サービスにかけられる予算はいくら?
子育て世代が常に頭を悩ませるのが、子どもの教育資金。学校だけでいいのか、家庭教師をお願いしたほうがいいのか、塾には通わせるべきか……など、悩みは尽きないもの。
 
自分の子どもの勉強が心配になり始めるのは、子どもが何歳くらいからなのでしょうか。
今回は、株式会社デスクスタイルが発表した「親子の学習意識」のアンケート結果(※1)をひもといてみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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多くの子育て世代が回答! 子どもの勉強が心配になる時期とは

この調査は、小学1年から中学3年のお子さんとその保護者に対して行われたもの。さっそく結果を見てみましょう。

【勉強が心配になり始めた時期はいつからですか?】

<保護者>
1位:中1 49%
2位:小5 13%
3位:中2 11%
4位:小6  7%
4位:小4  7%
 
<お子さん>
1位:中1 50%
2位:中2 15%
3位:小5 10%
4位:小6  7%
4位:小4  7%
 
保護者もお子さんも、順位はほぼ同じという結果になりました。およそ半数の保護者とお子さんが、中学1年生から勉強が心配になり始めたと回答しています。小学校とは違う環境で授業の緊張感なども変わり、「このままで大丈夫かな?」と感じる人が多いということでしょうか。
 
では、勉強が心配になった際に対策を始めた人はどれくらいいるのでしょうか。

【心配になり始めて何か対策を始めたか?】

<保護者>
1位:すぐ始めた 34%
2位:まだ何もしていない 31%
3位:半年以上経って始めた 20%
4位:半年以内に始めた 15%
 
<お子さん>
1位:親に相談しなかった 41%
2位:まだ何もしていない 33%
3位:すぐに親に相談した 26%
 
遅かれ早かれ対策を始めた保護者がおよそ7割、結局何もしていないという保護者がおよそ3割という結果に。お子さんについては、勉強が心配になってすぐに親に相談したという人は3割を切っています。
 
対策までに時間がかかった理由として、保護者の回答で多かったのは「まだいいと思った」「何をすれば良いかわからなかった」「子供が嫌がった」でした。一方、お子さんの回答で圧倒的に多かったのは「まだ後でいいと思った」でした。そのほか、「親に言いづらかった」「部活などで忙しかった」という回答も。
 
勉強が心配になってもすぐに行動には移さず、後回しにしてしまう人が多いようですね。
 

苦手な教科はずばり●●

勉強が心配になるということは、何か苦手な教科が出てきたということ。
まず子どもがつまずきやすいのは、どの教科なのでしょうか。

【最初に苦手と感じた教科は?(複数回答)】

<保護者>
1位:算数・数学 34%
2位:英語 21%
2位:国語 21%
4位:理科 12%
4位:社会 12%
 
<お子さん>
1位:算数・数学 32%
2位:英語 23%
3位:理科 16%
4位:国語 14%
4位:社会 14%
 
こちらの回答も、保護者・お子さんの順位はほぼ同じに。およそ3割の保護者・お子さんが、算数・数学に苦手意識を持つようです。この教科については、早い段階からドリルなどを使って自宅で予習復習をしておくといいのかもしれません。
 

塾などにかけられる予算は?

学校の勉強が心配になったとき、検討するもののひとつが塾ではないでしょうか。そのような教育サービスについて、みなさんはどれくらいの予算を想定していますか?株式会社エンライクが発表した、教育サービスに求めるサポート内容についてのアンケート結果(※2)を見てみましょう。
 
【教育サービスにかけられる費用の平均額(中学生)】
1位:月1万円~1万5000円 54%
2位:月2万5000円以上    23%
3位:月2万円~2万5000円 15%
4位:月1万5000円~2万円  8%
 
圧倒的に多いのが、月1万円から1万5000円という回答でした。
 
では、実際のサービスの相場はいくらくらいなのでしょうか。
 
【教育サービスの料金相場(中学生)】
・塾   :月2万4000~月2万6000円
・家庭教師:月2万4800円~月3万3800円
 
先ほどの予算の平均額と比較すると、実際の相場のほうが明らかに高額ということがわかります。家庭教師の場合だと、2倍以上ということになりますね。
 
予算とあまりにかけ離れているために、塾通いや家庭教師を諦める……というご家庭も少なからず存在するのではないでしょうか。
 
お子さんの勉強が心配になったとき、どのような対策を行うのか、またその際の予算はいくらにするのか。早い段階からシミュレーションしておくと、いざというときに焦らなくて済みそうです。
 
[出典]
※1 株式会社デスクスタイル「約半数は子供の勉強が心配になり始めた時期を『中学1年』と回答  ~『親子の学習意識』のアンケート結果を公表~」(@Press ソーシャルワイヤー株式会社)
※2 株式会社エンライク「じゅけラボ予備校で教育サービスに関するアンケートを実施」(株式会社 PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部


 

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