最終更新日: 2021.04.22 公開日: 2021.04.23
暮らし

コンビニATM手数料引き上げが広がるメガバンク。その対策は?

執筆者 : 吉野裕一

2020年5月から、コンビニATMでの預け入れや引き出し、振り込みの手数料を引き上げたメガバンクといわれる銀行が出てきました。さらに2021年4月から、新たにコンビニATMの利用手数料の引き上げを実施しているメガバンクもあります。
 
この流れは地方銀行などにも波及する可能性があることも考えられ、今後どういった対応が必要なのか考えてみました。
 
吉野裕一

執筆者:

執筆者:吉野裕一(よしの ゆういち)

夢実現プランナー

2級ファイナンシャルプランニング技能士/2級DCプランナー/住宅ローンアドバイザーなどの資格を保有し、相談される方が安心して過ごせるプランニングを行うための総括的な提案を行う
各種セミナーやコラムなど多数の実績があり、定評を受けている

http://moneysmith.biz

吉野裕一

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マイナス金利政策の影響!?

日本では長引くデフレ経済を克服するために、いろいろな政策を出しています。日銀は市中にお金を多く出す方法として、マイナス金利という政策を2016年2月に施行しました。マイナス金利政策は、準備預金制度という銀行が預金を中央銀行である日銀に預け入れなければならない制度の中で、最低金額の「法定準備預金額」を超える当座預金に対して利息を徴収するという政策です。
 
銀行は日銀に預けることによって、0.1%の利子を受け取ることができるので、法定準備預金額を超えても日銀に預けたいと考えるのでしょうが、マイナス金利により、法定準備預金額を超えないように日銀にお金を預けることになります。
 
また、銀行はそのままお金を保有しても収益を生まないので、企業に貸し付けなどをして利益を出そうと考えると思いますが、現在の低金利ではそれでも大きな収益を生むことができません。
 
そこで、収益を上げるためにコストの削減も考えられるようになり、現在のようにインターネットバンクも普及したことで紙媒体の通帳を廃止する銀行や、通帳の発行に対して手数料を徴収する銀行も出てきました。
 

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300円以上の手数料になるケースも

冒頭でも述べましたが、2020年5月から既にコンビニATMの利用手数料を引き上げている銀行もありますが、さらに手数料を引き上げる銀行が2021年4月から出てきています。その内容は、例えばこれまで手数料が110円だった時間帯で220円に引き上げとなっているほか、時間帯や日時によっては220円から330円になっています。
 
ちょっとお金が足りないと1000円を引き出そうとしても、330円の手数料が取られてしまうのは大きな負担になりますね。ただ、逆に給与振込日としている企業も多い25日や26日、支払いの多い月末を手数料無料としている銀行もあり、この点に関しては助かると思われる方も多いのではないでしょうか。
 
しかし、急にお金が必要となる場合が多い週末や祝祭日に引き出そうとしたときには300円以上の手数料がかかってしまうので、コンビニATMをよく利用される方は、利用する曜日や時間を考えないといけないですね。
 

2021年10月からは振込手数料が引き下げに……

キャッシュレス化を進めている政府は、「全国銀行資金決済ネットワーク」という銀行間の送金インフラを運営する団体に対して手数料の是正を求めていたようで、2021年10月から銀行間の送金手数料を一律62円に引き下げることも決定しています。
 
政府が利用を促進しているマイナンバーカードも普及が思ったように進んでいなかったようですが、2020年末から手続きが簡単にできるようにQRコード付きの交付申請書を未取得者に送付したところ、取得者数も増えてきているようで、2021年3月末としていたマイナポイントの登録期限も1ヶ月延長して4月末までとしました。
 

今後ますますキャッシュレス決済へ移行

銀行で口座を開設して紙媒体の通帳を作ることでも手数料が必要となり、急に現金が必要になったときにはコンビニATMの利用手数料を払ってお金を引き出さなければならなくなるので、低金利の現在では銀行にお金を預けることで資産が減少してしまうということになってしまいます。
 
人生100年時代といわれ、老後の生活に不安を感じて資産形成を考える方も多くなっている中で、少しでもお金を増やしていきたいものです。そう考えると、クレジットカードのように後払いでの決算方法を利用するか、スマホ決済のようにその場で支払い、手数料無料でチャージができる方法を利用するなど、対策をとる必要が出てきました。
 
私も可能な限りキャッシュレス決済を行っていますが、各種サービスにはポイント還元もあり、現金で支払うよりもお得に買い物ができるという利点もあります。マイナポイントの登録期限も1ヶ月延長となっているので、最大5000円分のポイント還元の恩恵が受けられるこの機会に、現金主義の方もキャッシュレス決済の導入を考えてみてはいかがでしょうか。
 

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まとめ

現金の方が管理が容易と思われる方や、キャッシュレスで使い過ぎが不安と思われる方もおられますが、キャッシュレス決済では利用履歴が簡単に確認できることや、利用上限の設定など使い過ぎにならないような方法もあります。
 
今後、ポイント還元がどうなっていくかは未知数ですが、同じ金額の買い物をしてもポイント還元でお得に買い物ができるキャッシュレス決済をうまく活用していきましょう。
 
執筆者:吉野裕一
夢実現プランナー