更新日: 2024.04.11 その他暮らし

日本もインバウンド需要で「ラーメン1杯3800円」の時代に!? 日本で高価格な「ラーメン」3選

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

日本もインバウンド需要で「ラーメン1杯3800円」の時代に!? 日本で高価格な「ラーメン」3選
物価高が叫ばれている日本ですが、円安であるため外国人にとっては安くて理想的な旅行先の一つになっています。日本での楽しみといえば日本食ですが、日本のソウルフードとも呼ばれるラーメンは多くの外国人観光客にも人気です。
 
安価で気軽に食べられるラーメンですが、1杯あたり「1000円の壁」が崩れてきて、高価格のラーメンも増えています。最近では「ニセコのラーメンが1杯3800円」といったニュースを聞くようにもなってきました。そこで今回は、日本で高価格なラーメンを調査してみました。
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ニセコのラーメン3800円の真相は?

北海道ニセコには、コロナ禍が明けて外国人観光客が戻ってきています。インバウンド需要が高まるニセコでは、外国人観光客の多さだけでなく、物価高も注目されています。そして「ニセコのラーメンが3800円」という情報が、ニュースやSNSで話題になりました。
 
これは「ニセコHANAZONOリゾート」にあるゲレンデレストランのラーメンのことです。名物の「かにラーメン」は3800円(2024年4月現在)で、外国人観光客に人気があるようです。ちなみにスタンダードの醤油ラーメン・味噌ラーメンは1900円(2024年4月現在)で提供されています。
 

日本の高価格「ラーメン」3選

ラーメンの価格に関しては「1000円の壁」といわれており、1杯につき1000円以内で提供されていることが一般的です。しかし最近では、長引く円安・原材料費や人件費の高騰などにより、1000円を超えるラーメンも増えています。
 
観光庁が2023年の訪日外国人旅行消費額は過去最高の5兆2923億円であると発表していることからも分かるように、外国人旅行者にとって1000円を超えるラーメンは高くないのかもしれません。そして日本人にとっては高価格なラーメンも、日本に来たからには食べてみたいと思うのかもしれません。
 
以下で、日本人にとっては高価格なラーメンをご紹介します(すべて2024年4月現在の価格)。
 

・ザ・ペニンシュラ東京 「プラントベース“マイラーメン” by 一風堂」(5500円)

ザ・ペニンシュラ東京のルームサービスで食べられる、一風堂がプロデュースした新作メニューです。植物由来の原料を使ったプラントベースのラーメンで、豆乳ベースのスープに昆布やドライポルチーニのだしが合わさっています。
 
ザ・ペニンシュラ東京のシェフが作った13種類のトッピングを木箱で用意し、好みで組み合わせて「マイラーメン」を楽しめます。動物性食材を取らない生活をしている方でも食べられる、まるで生の豚骨スープのようなラーメンです。
 

・Japanese Soba Noodles 蔦「特製醤油 Soba」(3000円)

化学調味料を使わず、自然の食材の本来のおいしさを引き出して作られたラーメンです。
 
2016年にミシュランガイドにてラーメン店として世界初の1つ星を獲得し、国内外でも注目を浴びています。麺やスープへ使用する食材にこだわりがあることから、1000円を超える価格で提供されているようです。
 
別皿に盛り付けられたトッピングで味変が楽しめる1杯3000円の「特製醤油ラーメン」が人気No.1です。
 

・海老丸ラーメン 「丸ごと一匹オマール海老ラーメン」(5619円)

「フレンチとラーメンの融合」をテーマにした、オマール海老専門のラーメン店が提供する渾身の一杯です。海外経験が豊富なフレンチシェフが、特別な食材を仕入れて、ほかにはない唯一無二のラーメンを提供していることから、価格が高く設定されているようです。
 
「丸ごと一匹オマール海老ラーメン」は、高級食材オマール海老がどんぶりに鎮座する看板メニューで、インスタ映えすることもあり多くの外国人観光客が注文するようです。
 

3000円オーバーの高価格ラーメン! 特別な日に食べてみるのもあり?

ニセコのラーメンが1杯3800円することで話題になりましたが、ほかにも3000円を超える高級ラーメンがあることが分かりました。
 
コロナ禍が明けてインバウンド需要が増えていますが、長引く円安の影響もあり、外国人観光客の消費額は増えています。外国人からするとラーメン1杯が3000円以上したとしても、高いとは考えないのかもしれません。
 
1杯3000円オーバーの高価格ラーメンは、いつでも気軽に食べられるわけではありませんが、特別な日に試してみるのもありかもしれません。
 

出典

国土交通省観光庁 【訪日外国人消費動向調査】 2023年暦年 全国調査結果(速報)の概要
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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