更新日: 2019.06.14 その他暮らし

10月の消費税率UPの影響で購入ピークが前倒しになっている「ラン活」ってナニ?

10月の消費税率UPの影響で購入ピークが前倒しになっている「ラン活」ってナニ?
まだ6月だというのにもう来年の入学の話?と思うかもしれません。最近ではランドセルの早期購入の傾向がみられ(ラン活)、夏までに購入する人が多いそう。さらに、今年の10月の消費税増税の影響で、購入時期がますます早まると予想されます。
 
幼稚園児とママの情報誌「あんふぁん」と、働くママと保育園児の情報誌「ぎゅって」(発行=サンケイリビング新聞社/東京都)では毎年、卒園する年長児を対象とした新入学ランドセルの購入調査を実施しています。※
 
昨年度のランドセル購入の実態をみて、今年のラン活の参考にされてはいかがでしょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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購入時期は年々早期化。ネットでなく実物を見て、8月までに7割が購入完了。

2019年4月に入学した子どもたちのランドセル購入時期は、年長の5月が最多の21.0%。2015年入学は8月、9月が購入のピークであったのに対し、3ヶ月も前倒しになっています。
 
2019年入学は、8月までには66.8%がランドセルを購入しています。2015年入学で、同月までの購入者が43.8%であったのと比較すると、20%以上も前倒しで購入していることになります。今は「年長になったらすぐラン活」という意識が定着してきているようですね。
 
今年は10月に消費税率がアップするので、さらに前倒しが進む可能性があります。
 
ランドセルの購入場所は「ランドセル専門店」が38.7%と最も多く、次いで「大型スーパーマーケット」が23.2%でした。ネット通販は1割程度で、店頭で実物を見たり、背負ってみたりしてから購入していると考えられます。
 
購入までに何社比較したかとの問いには、1社のみが23.7%、2社 16.2%、3社 34.6%と3社までで74.5%を占めました。フリーコメントには「あまり多く見ると親も子どももどれがいいか分からなくなる」「親が絞り込んでから子どもに選ばせる」といった声がみられました。
 

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平均価格は5.6万と高額。祖父母が進学祝いに購入?

購入したランドセルの価格帯は4万~7万円で76%を占めています。特に5万円台が23.3%、6万円台が29.3%と多く、平均価格は5万6201円(昨年比+3693円)となっています。
 
わが子が6年使うランドセルなので、良いものを購入したいということなのでしょう。主な出資者はパパとママが31.6%ですが、ママ側の祖父母31.9%、パパ側の祖父母33.7%というように祖父母が購入するパターンが65.6%となっています。
 
祖父母が進学のお祝いに買ってくれることが多いので、パパママは価格を気にすることなく、選べるのでしょう。
 

色で選ぶのが決め手で、男女ともに人気は茶色。使いやすさも重視

購入の決め手は「気に入った色があった」がトップで66.2%。ランドセルを使うのは子どもなので、子どもが好きな色というのが一番の決め手となるようです。
 
2019年の人気の色は下記の通りでした。男女ともに茶色が人気というのが意外ですね。最近の子どもはおしゃれで大人っぽい趣味のようです。
 
【男の子】
1位 黒(65.1%)
2位 紺色(14.3%)
3位 茶系(8.7%)
 
【女の子】
1位 茶系(24.7%)
2位 赤(23.4%)
3位 ピンク(19.6%)
 
次いで重視する点は「軽さ」40.8%「A4のファイルが入る」40.5%「子どもの使用感・使いやすさ」37.3%と続きました。ランドセルの重さで肩が凝ったり姿勢が悪くなったりと、大事なわが子の身体に悪い影響が出たら困りますよね。
 
また、プリントがそのまま入るというような実用性も重視しています。ここでも「価格」を重視する人は31.3%と低めで、祖父母の援助がある分、価格は度外視して質の良いものを購入しようという意識が高いようです。
 
ただし祖父母のサポートがない場合、やはり高い買い物ですので、来年入学でまだ購入されていない方は、焦らずじっくり考えて、納得いくものを選択してください。
 
※卒園する年長児を対象とした新入学ランドセルの購入調査(サンケイリビング新聞社)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部