更新日: 2020.12.07 その他暮らし

来年、もし旅行に行けるならどこに行きたい? 月や曜日でどれくらいホテル料金は変わるの?

来年、もし旅行に行けるならどこに行きたい? 月や曜日でどれくらいホテル料金は変わるの?
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大で、海外旅行には3月以降はほぼ行けず、国内旅行についても都道府県をまたがる移動を自粛するよう要請があったこともあり、秋までは多くの人が帰省すら控えていました。Go To トラベルキャンペーンで、10月以降は国内旅行に行く人が増えました。
 
しかし、11月は再び感染者が増加し、札幌市や大阪市でキャンペーンの一時予約停止が決定するなど雲行きが怪しくなっています。果たして来年は旅行に行けるようになるのでしょうか?
 
エクスペディア・ジャパンは「2021年旅行トレンドレポート」を発表しました(※)。今年の旅行トレンドはどうだったのか、来年みんなが行きたいのはどこなのかなど聞いていますので、結果を見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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2020年の旅行は、移動少なめの都市型が主流

エクスペディアの日本サイトにおいて、2020年の国内宿泊予約数で最も多かったエリアは「東京」、次いで「沖縄本島」という結果になりました。以下「大阪」「福岡」「名古屋」といった都市がランクインしました。
 
また2019年に比べて2020年に予約数が急上昇した国内宿泊エリアのランキングでは、1位が「箱根」、2位は「滋賀」、3位は「栃木」「佐賀」「鳥取」が続きました。大都市から比較的近い場所にあるエリアがランクインする形となりました。
 
このことから、新型コロナウイルスの感染拡大のため、移動が少ない旅行が今年のトレンドであったことがわかります。都市もしくは都市からアクセスの良い場所が人気で、今年は遠くに旅行をする代わりに、家の近くで宿泊をして楽しむ新しい旅行スタイル「ステイケーション」への関心が高まった年であるといえるでしょう。
 
なお、「ステイケーション」という言葉を知っているか聞いたところ、昨年の調査では「知っている」と回答したのは8%に過ぎませんでしたが、今年は25%と大幅に増えました。
 

もし、2021年旅行に行けるなら? 検索1位はハワイのオアフ島

今年はコロナ禍で、3月以降海外旅行には全く行けなかったのですが、果たして2021年は海外旅行に行けるようになるのでしょうか。全世界で新型コロナウイルスの第三波が到来しており、来年海外旅行に行けるかは現在のところ不透明です。
 
しかし、2021年の旅行に向けて検討している人もいるようです。エクスペディアのサイトで、2021年の宿泊先の検索数で最も多いのはハワイの「オアフ島」でした。次いで「東京」「バンコク」「沖縄本島」「バリ島」という順になりました。その他にも「グアム」「モルディブ」などビーチリゾートが多くランクインしていました。新型コロナウイルスによる外出自粛の反動で、開放的なビーチリゾートで思いっきり遊びたくなるのはわかりますね。
 

12月のホテル料金は2月の倍以上! 月や曜日でこれだけ違う

エクスペディアの2020年の宿泊単体予約の月別客室平均単価を見ると、1年で最も安くホテル予約ができるのは「2月」で、国内旅行では1万4045円、海外旅行でも1万4272円となりました。
 
一方、最も高いのは国内旅行、海外旅行ともに「12月」で、それぞれ3万1979円、2万7977円でした。国内旅行は2月の倍以上で、この差は大きいですよね。家族で旅行に2日から3日行くとすると、2月と12月では数万円から10万円以上も違うことになってしまいます。
 
また、最も安く予約ができる曜日は、国内旅行の場合は「月曜日」で1万3832円、海外旅行では「金曜日」が1万6120円ということがわかりました。最も高いのは国内旅行、海外旅行とも土曜日で、それぞれ1万7576円、1万7368円となりました。国内だと4000円近く違います。旅行に行く月と曜日の工夫でかなり予算が違うので、仕事の都合をつけて安い時期に行けるといいですね。
 
さらに、宿泊施設のランクによっても、お得に予約できる時期が異なるようです。3つ星ランクにおいては「5月」が6527円と最もお得に予約ができ、4つ星ランクでは「10月」(1万5463円)、5つ星ランクのホテルでは「2月」(2万6400円)が最もお得に予約できました。5つ星では最も高い12月の4万3314円と比べて1万6914円も安くなります。
 
お得に旅行をしたいと思うなら、月や曜日の他ホテルも安い時期を狙ったほうがいいでしょう。安い月にしてホテルのグレードを上げる、ということもできますよね。来年は新型コロナウイルスの感染が終息して、安心して海外旅行ができることを切に願います。
 
[出典]
※エクスペディア・ジャパン「2021年旅行トレンドレポート」(株式会社 PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部