更新日: 2020.11.24 老後

有料老人ホームの「介護付き」。勝手に名乗れないってどういうこと?

執筆者 : 新美昌也

有料老人ホームには大きく分けて、介護付き有料老人ホームと住宅型有料老人ホームがあります。介護付き有料老人ホームは都道府県から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設で、住宅型有料老人ホームは指定を受けていない施設をいいます。
 
指定の有無で介護が必要になったときのサービスの受け方や報酬の算定方法に違いがあります。
 
新美昌也

執筆者:

執筆者:新美昌也(にいみ まさや)

ファイナンシャル・プランナー。

ライフプラン・キャッシュフロー分析に基づいた家計相談を得意とする。法人営業をしていた経験から経営者からの相談が多い。教育資金、住宅購入、年金、資産運用、保険、離婚のお金などをテーマとしたセミナーや個別相談も多数実施している。教育資金をテーマにした講演は延べ800校以上の高校で実施。
また、保険や介護のお金に詳しいファイナンシャル・プランナーとしてテレビや新聞、雑誌の取材にも多数協力している。共著に「これで安心!入院・介護のお金」(技術評論社)がある。
http://fp-trc.com/

新美昌也

執筆者:

執筆者:新美昌也(にいみ まさや)

ファイナンシャル・プランナー。

ライフプラン・キャッシュフロー分析に基づいた家計相談を得意とする。法人営業をしていた経験から経営者からの相談が多い。教育資金、住宅購入、年金、資産運用、保険、離婚のお金などをテーマとしたセミナーや個別相談も多数実施している。教育資金をテーマにした講演は延べ800校以上の高校で実施。
また、保険や介護のお金に詳しいファイナンシャル・プランナーとしてテレビや新聞、雑誌の取材にも多数協力している。共著に「これで安心!入院・介護のお金」(技術評論社)がある。
http://fp-trc.com/

有料老人ホームとは?

介護施設には、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、特別養護老人ホームなどの介護保険施設などさまざまなタイプがあります。有料老人ホームとはそもそもどういった施設なのか確認しておきましょう。
 
有料老人ホームとは、(1)食事の提供、(2)介護(入浴・排泄・食事)の提供、(3)洗濯・掃除等の家事の供与、(4)健康管理のいずれかのサービス(複数も可)を提供している施設をいいます。
 
有料老人ホームのうち、「特定施設入居者生活介護」の指定を受けたものを介護付き有料老人ホームといい、「特定施設入居者生活介護」の指定を受けていないものが住宅型有料老人ホームです。
 

特定施設入居者生活介護とは?

特定施設入居者生活介護とは、特定施設に入居している要介護者を対象として行われる、日常生活上の世話、機能訓練、療養上の世話をいい、介護保険の対象です。
 
特定施設とは、人員基準・設備基準など一定の要件を満たしていて、都道府県から居宅サービスの1つである「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設に限られ、「介護付き」を名乗ることができます。
 
特定施設の対象となる施設は有料老人ホームのほか、軽費老人ホーム(ケアハウス)、養護老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅(「有料老人ホーム」に該当するもの)があります。
 

介護付き有料老人ホームの種類

介護付き有料老人ホームには、特定施設の事業者が自ら介護を行う「一般型」と、特定施設の事業者はケアプラン作成などのマネジメント業務を行い、介護を外部に委託する「外部サービス利用型」があります。
 
「一般型」は24時間体制で介護サービスを受けることができます。どんなにサービスを利用しても包括報酬(定額)なので安心です。半面、介護サービスの利用が少ない場合でも定額の費用がかかるというデメリットがあります。
 
「外部サービス利用型」は、生活相談・安否確認・計画作成の費用は定額ですが、各種居宅サービスは出来高払いです。したがって、サービスを多く利用し利用限度額を超えた場合は、超えた分は10割負担になるので、思わぬ金額になることもあります。
 

【PR】今すぐの老後資金にお困りの方へ。おすすめリースバック

セゾンのリースバック

おすすめポイント

  • 安心のクレディセゾングループ!
  • 事務手数料・調査費用・礼金が0円!
  • 最短即日のお見積りも可能、ご契約まで最短2週間。

住宅型有料老人ホームとの比較

住宅型有料老人ホームは、健康管理、掃除や洗濯などの生活支援サービスの付いたホームで、介護が必要になったときには、利用者自身の選択で外部の介護事業者と契約して訪問介護等の介護サービスを利用します。
 
ただし、ホームと提携している事業者から選ばざるを得ない場合もありますので、事前に確認しておきましょう。料金は利用した分だけ支払います(出来高払い)。利用限度額を超えた分は全額負担となります。
 
したがって、要介護度が重くなったら定額の介護付き有料老人ホームに住み替えるほうが安心です。
 
なお、住宅型有料老人ホームに似た施設にサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)があります。サ高住は安否確認と生活相談サービスの付いたバリアフリーの賃貸住宅です。サービス付きといっても介護サービスのことではないので注意しましょう。
 
費用面では、住宅型有料老人ホームと比べてサ高住は高額な入居一時金が不要な施設が多く、月額費用も安いです。
 
元気なうちに要介護度が重くなったとき、どの時点でどの施設に住み替えるのかなど事前に介護プラン(マネープラン)を考えておくことが大切です。人生100年時代、途中で資金がショートして、施設を退去せざるを得なくなったら大変です。
 
執筆者:新美昌也
ファイナンシャル・プランナー。