20代の薬剤師が転職する際に注意したいポイント |ファイナンシャルフィールド

20代の薬剤師が転職する際に注意したいポイント

終更新日: 2020.07.31 公開日: 2020.07.30

齋藤里香

執筆者: 齋藤里香

キャリアコンサルタント、訓練対応キャリアコンサルタント
大学卒業後、国内・国外メーカーに勤務。2社の起業も経験。   現在は、フリーランスのキャリアコンサルタントとして、公的機関、企業、個人を対象に目標実現に向けた支援に取り組む。メンタルトレーニングやコーチングも対応。   ビジネス、自己啓発セミナー講師としても活躍中。   「人はみな価値のある存在」学生へのキャリア教育、就職転職相談、働き方改革、女性活躍推進、老後の生き方など、すべての方へ理解と敬意を持って対応いたします。


20代の薬剤師が転職する際にはどのようなポイントに注意したらいいのでしょうか? 転職を成功させるためのポイントや、おすすめの転職サイトなど詳しく解説します。

20代の薬剤師が転職を成功させるポイント

ポイント1 転職前のアクションがポイント


退職理由が現職場の環境にあり、何のアクションも起こさずに辞職した場合、採用する側の心象を悪くしてしまう可能性があります。転職先でもまた同じような理由で辞められてしまうのでは、との不安を与えてしまうからです。

そこでおすすめなのが、しっかりと現職場で環境改善のためのアクションを起こしておくこと。辞めたいほどの問題があるのであれば、まずは上司に相談してみましょう。相談したものの改善が見られなかったために転職したのであれば、採用する側も納得して受け入れてくれるでしょう。

ポイント2 転職理由は明確に


転職理由はしっかりと明確にしておきましょう。ポテンシャルで採用されることが多い20代で高評価につながるのは「キャリアアップ志向」。たとえば調剤併設店のドラッグストアで調剤経験を積みたいなど、自身のキャリア設計を前向きに考えている転職であれば、その決断力が高く評価されます。

ポイント3 20代、30代前半での転職は1、2回程度に


20代の薬剤師が転職を何度も繰り返すと、忍耐力がないのでは、と疑われてしまう可能性があります。薬剤師では転職は珍しいことではありませんが、20~30代前半での転職は1、2回程度にするつもりで転職活動をスタートさせましょう。

20代の薬剤師は転職で有利?不利?

20代の薬剤師は、第2新卒として扱われ将来性を考慮して採用されることが多い傾向にあります。豊富な調薬経験がなくても、そこまで気にすることはありません。20代薬剤師の転職市場は売り手に有利といえます。

国家公務員では29歳未満、地方公務員の場合では30代前半の年齢制限が大半のため、公務員薬剤師を目指すのであれば、20代での転職が断然有利です。

ただ20代で複数回の転職は不利な要素となってしまうことも多く、できれば避けたいものです。もし転職を繰り返していた場合、しっかりと退職理由を明確にしておく必要があります。

そのためにも、自分が薬剤師として考えているキャリア設計を明確にした上で、今までの職場環境がどういった点で満足できなかったかを言葉にしましょう。

20代の薬剤師が転職する理由ってどんなことがあるの?

理由1 人間関係


人間関係がうまくいかないことが、20代薬剤師の大きな転職理由の1つです。社会経験の浅い20代のうちは、職場の人間関係に悩んで辞めたくなってしまうのは、一般の転職となんら変わりはありません。

理由2 年収が低い


特に病院薬剤師に多いのが、年収が低く生活が苦しいため、転職せざるを得ないケースです。たとえば大手ドラッグチェーンの全国エリア薬剤師などとは、初任給だけでも14万円以上の差がある求人も存在します。

理由3 キャリアアップできない


キャリア志向の20代の薬剤師にとって、キャリアアップするための教育やサポートシステムが整っていない職場は、転職を考えてしまう要因となります。とくにさまざまな資格を取得したい薬剤師の場合、資格に関わる業務があり、資格取得のサポートがあるような薬局への転職が望ましいでしょう。

20代の薬剤師が転職する際に気をつけたいポイント

ポイント1 転職先への希望を明確に
現職を退職したい理由を明確にすれば、次の転職先への希望条件を導き出すことができます。次の職場は、人間関係の良い薬局がいい、年収が高いところがいい、認定薬剤師の資格サポートがあるところがいい、など具体的に考えることが大切です。


ポイント2 転職エージェントの利用がおすすめ
20代の薬剤師転職を成功させるには、転職エージェントの利用がおすすめです。薬剤師の転職市場動向を熟知した専任のコンサルタントが、あなたに代わって希望にそった転職先をアテンドしてくれるからです。


20代の薬剤師転職を検討している人におすすめサイト

おすすめ1 マイナビ薬剤師


マイナビ薬剤師は、マイナビグループが運営する薬剤師専門転職エージェントです。20代のうちはまだ自身の素質や強み、今後のキャリア設計に悩む人もいるでしょう。そうした方はマイナビ薬剤師のアドバイザーによるキャリア診断をおすすめします。

客観的な視点で自分自身を分析してもらうことで、今まで気付かなかったアピールポイントを見つけられるかもしれません。

おすすめ2 薬キャリAGENT


医療業界のエムスリーグループが運営している薬剤師専門の転職エージェントです。20代の若いコンサルタントが多く在籍しているため、同じ悩みを理解してくれます。女性コンサルタントもいるため、結婚や出産などの相談にも乗ってくれます。

利用者満足度95%の薬剤師転職サイト。転職を成功に導くコンテンツも多数用意。

薬キャリ<span style="color:#999999;font-size:50%;">【PR】</span>
おすすめ度

薬キャリは利用者満足度が95%と非常に高いサイトです。
電話とメールのみなため素早い転職活動を行うことも可能です。

また、薬剤師さんの転職を成功に導く「薬剤師の転職成功ガイド」も内容がとても充実しています。



おすすめ3 リクナビ薬剤師


リクルートが運営する薬剤師専門の求職支援サイトです。転職支援実績が多く、経験豊富なアドバイザーがプロの視点からアドバイスしてくれます。

認知度No.1の薬剤師求人サイト。最短3日のスピード転職も可能。

リクナビ薬剤師<span style="color:#999999;font-size:50%;">【PR】</span>
おすすめ度

大手人材会社リクルートグループの組織力とネットワークを活用し、好条件であなたにぴったりな求人案件を提案してくれます。

最短3日での転職も可能なため、転職を急いでいる薬剤師の方には特におすすめです。

まとめ

20代の薬剤師は第二新卒とみなされ、比較的求人も多いでしょう。ただ、就業期間が浅いため、転職理由を明確にした上で、転職先でやりたいことをアピールする必要があります。 気になる方はぜひ薬剤師の転職エージェントを利用してみましょう。

条件別で転職サイトを探す

「薬剤師転職」についての新着記事

「薬剤師転職」についての人気記事

サイト一覧