執筆者: 齋藤里香
20代の薬剤師が転職する際にはどのようなポイントに注意したらいいのでしょうか? 転職を成功させるためのポイントや、おすすめの転職サイトなど詳しく解説します。
目次
20代の薬剤師が転職を成功させるポイント
ポイント1 転職前のアクションがポイント
退職理由が現職場の環境にあり、何のアクションも起こさずに辞職した場合、採用する側の心象を悪くしてしまう可能性があります。転職先でもまた同じような理由で辞められてしまうのでは、との不安を与えてしまうからです。
そこでおすすめなのが、しっかりと現職場で環境改善のためのアクションを起こしておくこと。辞めたいほどの問題があるのであれば、まずは上司に相談してみましょう。相談したものの改善が見られなかったために転職したのであれば、採用する側も納得して受け入れてくれるでしょう。
ポイント2 転職理由は明確に
転職理由はしっかりと明確にしておきましょう。ポテンシャルで採用されることが多い20代で高評価につながるのは「キャリアアップ志向」。たとえば調剤併設店のドラッグストアで調剤経験を積みたいなど、自身のキャリア設計を前向きに考えている転職であれば、その決断力が高く評価されます。
ポイント3 20代、30代前半での転職は1、2回程度に
20代の薬剤師が転職を何度も繰り返すと、忍耐力がないのでは、と疑われてしまう可能性があります。薬剤師では転職は珍しいことではありませんが、20~30代前半での転職は1、2回程度にするつもりで転職活動をスタートさせましょう。
20代の薬剤師は転職で有利?不利?
20代の薬剤師は、第2新卒として扱われ将来性を考慮して採用されることが多い傾向にあります。豊富な調薬経験がなくても、そこまで気にすることはありません。20代薬剤師の転職市場は売り手に有利といえます。国家公務員では29歳未満、地方公務員の場合では30代前半の年齢制限が大半のため、公務員薬剤師を目指すのであれば、20代での転職が断然有利です。
ただ20代で複数回の転職は不利な要素となってしまうことも多く、できれば避けたいものです。もし転職を繰り返していた場合、しっかりと退職理由を明確にしておく必要があります。
そのためにも、自分が薬剤師として考えているキャリア設計を明確にした上で、今までの職場環境がどういった点で満足できなかったかを言葉にしましょう。
20代の薬剤師が転職する理由ってどんなことがあるの?
理由1 人間関係
人間関係がうまくいかないことが、20代薬剤師の大きな転職理由の1つです。社会経験の浅い20代のうちは、職場の人間関係に悩んで辞めたくなってしまうのは、一般の転職となんら変わりはありません。
理由2 年収が低い
特に病院薬剤師に多いのが、年収が低く生活が苦しいため、転職せざるを得ないケースです。たとえば大手ドラッグチェーンの全国エリア薬剤師などとは、初任給だけでも14万円以上の差がある求人も存在します。
理由3 キャリアアップできない
キャリア志向の20代の薬剤師にとって、キャリアアップするための教育やサポートシステムが整っていない職場は、転職を考えてしまう要因となります。とくにさまざまな資格を取得したい薬剤師の場合、資格に関わる業務があり、資格取得のサポートがあるような薬局への転職が望ましいでしょう。
20代の薬剤師が転職する際に気をつけたいポイント
ポイント1 転職先への希望を明確に |
ポイント2 転職エージェントの利用がおすすめ |
20代の薬剤師転職を検討している人におすすめサイト
おすすめ1 マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師は、マイナビグループが運営する薬剤師専門転職エージェントです。20代のうちはまだ自身の素質や強み、今後のキャリア設計に悩む人もいるでしょう。そうした方はマイナビ薬剤師のアドバイザーによるキャリア診断をおすすめします。
客観的な視点で自分自身を分析してもらうことで、今まで気付かなかったアピールポイントを見つけられるかもしれません。
おすすめ2 薬キャリAGENT
医療業界のエムスリーグループが運営している薬剤師専門の転職エージェントです。20代の若いコンサルタントが多く在籍しているため、同じ悩みを理解してくれます。女性コンサルタントもいるため、結婚や出産などの相談にも乗ってくれます。
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