50代の薬剤師が転職する際に注意したいポイント |ファイナンシャルフィールド

50代の薬剤師が転職する際に注意したいポイント

終更新日: 2020.07.31 公開日: 2020.07.30

荒瀬正和

執筆者: 荒瀬正和

国家資格キャリアコンサルタント 、産業カウンセラー、交流分析士インストラクター
54歳でキャリアコンサルタントを目指して脱サラし、障害者の就労支援などに従事する傍ら高齢者施設での音楽ボランティア、バンド活動、作詞作曲などの音楽活動を行なっている。   ブログURL https://plaza.rakuten.co.jp/careerrasse/


50代薬剤師の転職求人は少ないといわれていますが、はたして事実はどうでしょうか? 50代薬剤が、転職で注意したいポイントなど解説します。

50代の薬剤師が転職を成功させるポイント

ポイント1 数が少ないと諦めるのは早い


50代薬剤師は求人サイトをみると20~30代の若手よりは数が少なくなります。「転職は難しいのでは」と感じることもあるでしょう。しかし、優秀なコンサルタントのなかには、「50代薬剤師はむしろ売り手市場」という人もいます。

ポイント2 仕事を辞める可能性が低いことをアピール


50代薬剤師はライフイベントがひと段落し、子育てが終わった世代でもあります。仕事を辞める可能性が低いことが、1番のアピールポイントになります。自身で自由に使える時間が増えて、仕事に生き甲斐を求める傾向にあることは、採用側にとって大きなポイントとなります。

ポイント3 転職エージェントに登録しよう


50代薬剤師は、公開されている求人数だけをみて、転職に消極的になってしまいがちです。

しかし、転職サイトでは、公開する前からすぐに登録者だけで採用が決まってしまうような人気の求人は、非公開にする傾向があります。そこでおすすめしたいのが、転職サイトが運営する転職エージェントに登録することです。

転職エージェントのコンサルタントは、各地域の薬局やドラッグストアを担当し、内情に精通しているため、求人票には載っていないような情報を保有していることがあります。コンサルタントと共に転職活動を行い、非公開求人を紹介してもらうことが、50代薬剤師の転職を成功させるポイントです。

50代の薬剤師は転職で有利?不利?

一般的な会社では20代、30代の方が長く勤めてくれるため採用が有利とされていますが、薬剤師は少し事情が異なります。

資格が必要なためすぐに再就職できる薬剤師の離職率は低くありません。特にライフイベントが多い30代の離職率は高く、薬剤師にとっての転職は常識ともいえます。そのため、薬局オーナーのなかには、離職の可能性が少ない人材を求める人もいます。

ただし50代という年代のため、過去の病歴や通院歴などで不利になる方もいます。そういった方は、派遣薬剤師として働くという選択肢もあります。

近年ではパソコンでの作業も増え、PC操作に慣れているかどうかもチェックされることがあるため、持っているスキルや経験は積極的にアピールするとよいでしょう。

50代の薬剤師が転職する理由ってどんなことがあるの?

50代の薬剤師の転職理由には、これまでのように膨大な量の処方箋をこなすのが辛くなった、新薬の名前がなかなか覚えられない、新しいレセコンに慣れないといった体力的な変化や、責任ある立場が精神的に負担になったという理由が目立ちます。

老後の今後を見据えて定年後も働き続けたい、という声もあり、正社員にこだわらず派遣薬剤師として第2の人生を選択する方もいます。

50代の薬剤師が転職する際に気をつけたいポイント

ポイント1 体力面を考慮
体力的な変化を受けれて、無理のない雇用形態へとシフトするのも選択肢の一つです。

とくにこれまでドラッグストアチェーンの広いエリアを担当する調剤地区長や、治験コーディネーターなどは、体力的にも精神的にも負担が大きい傾向にあります。体力面を考慮して転職先を選ぶことが大切です。


ポイント2 老後も視野に
定年退職後も働き続けたい場合、定年後の雇用についても視野に入れて、転職先を選びましょう。60代、70代になっても働きやすい職場へと今のうちに移っておくのも、賢明な選択といえます。


ポイント3 ブランクはハンデになる?
一般的な職業の場合、長いブランクは大きなハンデになることがほとんどです。しかし、50代薬剤師が長いブランクの末に再就職しても、現状しっかりと勤務できる状態であれば問題ありません。

ただ公開求人はやはり数が少なくなる傾向にあるため、転職エージェントに登録し、非公開求人を紹介してもらうことをおすすめします。


50代の薬剤師転職を検討している人におすすめサイト

おすすめ1 ファーマキャリア


ファーマキャリアはエニーキャリアが運営する薬剤師専門の転職エージェントです。ファーマキャリアの特徴は今ある求人をそのまま紹介するのではなく、転職希望者の希望に近い形に交渉したうえで提示してくれる「オーダーメイド求人」です。知識や経験が豊富なコンサルタントが在籍しているため、安心して相談することができます。

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ファーマキャリアでは「オーダーメイド求人」が特におすすめです。薬剤師さんの希望に合わせて一番好条件の求人を提案してくれます。

コンサルタント教育にも力を入れているため、高いヒアリング力や交渉力を発揮して転職活動をサポートしてくれます。



おすすめ2 ファルマスタッフ


ファルマスタッフは大手薬局チェーン・日本調剤株式会社のグループ会社で、全国12拠点で展開するため各地域に強い転職エージェントです。地方への転職を希望する方におすすめ。薬剤師の派遣サポートも行っているため、派遣薬剤師の相談にものってくれます。直接会って話す面談のほかにも、Webでの相談会も行っています。

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また、年収600万円以上や時給4000円以上など高収入の求人も多数用意しているため、転職を機にキャリアアップを目指している方にはおすすめです。



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薬キャリAGENTは10万人以上の薬剤師が登録するエムスリーグループが運営する、薬剤師専門の転職エージェントです。求人件数4万件以上で、全国エリアごとに専任のコンサルタントが配属され、医療機関や会社内部の情報収集を行っています。そのため、47都道府県すべてで求人紹介が可能。地方にお住まいの方にもおすすめです。

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薬キャリは利用者満足度が95%と非常に高いサイトです。
電話とメールのみなため素早い転職活動を行うことも可能です。

また、薬剤師さんの転職を成功に導く「薬剤師の転職成功ガイド」も内容がとても充実しています。

まとめ

50代薬剤師の転職は長期間の勤務が可能な元気な方と、体力面を考慮して派遣薬剤師も考慮にいれたい方の2タイプに分かれます。

しかし、1人で詳細な会社分析などを行い、面接対策をするのは大変です。ぜひ転職エージェントに登録し、コンサルタントに相談してみましょう。

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