薬剤師は多彩なキャリアアップのチャンスがある現場! |ファイナンシャルフィールド

薬剤師は多彩なキャリアアップのチャンスがある現場!

終更新日: 2020.12.07 公開日: 2020.12.06

今村由香

執筆者: 今村由香

国家資格キャリアコンサルタント/日本NLP協会認定 NLPプロフェッショナルコーチ
「未来に笑顔と勇気を」をモットーに主に女性を対象としたライフコーチングを行なっています。   コーチングセッションやカウンセリングを通して様々なライフイベントの中で自分らしくしなやかに生きる女性を増やしていくことを目標に活動しています。   生き方、働き方のベースになる「自分の価値観を知るセッション」が人生の選択に悩む方やどこかモヤモヤを抱えて生きる女性に好評です。   公式サイトへ
薬剤師のキャリアアップの手段はたくさんあります。本記事では、薬剤師のお仕事について、そしてキャリアアップの方法について、わかりやすくお伝えしています。

薬剤師のキャリアアップのゴールは2つ!

  薬剤師のキャリアアップの道は大きく分けると2つあります。所属する会社で出世する道。そして、独立する道です。下記で詳しくお伝えします。

所属する企業内で出世をする!

  薬剤師が社内で出世するためには、①円滑な人間関係 ②薬剤師としての専門スキル・知識 ③経営のためのスキル&知識…が必要です。専門性を高めるために、専門資格を取るのもおススメです。

マネジメントに関しては、簿記やビジネス実務法務検定など、経営に役立つ資格があります。取得しておけば、いずれ独立への道が開ける場合も。

出世のためには「結果」をだすことが大切

薬剤師のキャリアアップのためには、それぞれ進む道ごとに「成果」「結果」をだす必要もあるでしょう。今いる場所で経験を積んで、他業種への「転職」という方法もありますね。

独立開業をする!

いずれ独立開業を考えるなら、次の3つの方法があります。①薬局のフランチャイズ店のオーナーになる ②後継者難の薬局を買う ③親しくしている医師が開業するタイミングで独立する …です。チャンスを逃さないためにも、独立の準備を進めておきましょう。

フリーランスで経験を積む方法も 準備をするには十分な時間が必要です。「派遣薬剤師」などのフリーの働き方を選んで、複数の勤務先で経験を積むことも一手法。この方法なら、独立準備のための時間も捻出できます。

ドラッグストアでキャリアを積むこととは

  薬剤師がドラッグストアでキャリアアップをはかると、大変に広い視野で「出世」を考えることができます。

ドラッグストアでのキャリアアップとは

  ドラッグストアの平均年収は、通常の薬剤師の年収より高いことで知られています。店長やマネージャーになると700万~1000万円もらえる場合もあります。

仕事の内容も薬剤師という専門職にとどまりません。店長や商品のバイヤー、総務などのキャリアパスもあります。

ドラッグストアでの自社ブランド開発への道も ドラッグストアの自社ブランドのOTC医薬品を開発する部門で活躍する薬剤師もいます。狭い世界の出世にとどまらないのが、ドラッグストアでのキャリアアップといえるでしょう。

ドラッグストアで身につくスキル

 

  ドラッグストアでは、OTC医薬品や健康食品などの知識を身につけることができます。

それと同時にドラッグストアでの仕事は、専門性以上のスキルを勉強しなければならないようです。

「マーケター」「マネージャー」「MR(医薬情報担当者)」のような資質を身につけることも必要です。

調剤薬局でキャリアを積むこととは

  調剤薬局とは、病院や診療所の近くにある薬局のことです。

調剤薬局は、薬剤師のキャリアアップという点では、狭い選択肢しかないのかもしれません。しかし、近年ドラッグストア内に調剤薬局が置かれることも多くなってきました。

このことは、キャリアを積むチャンスが広がってきたともいえますね。

調剤薬局でのキャリアアップとは

  調剤薬局では、一般の薬剤師から薬局長になり、いずれはエリアマネージャーへというキャリアアップの流れがあります。もちろん経験を積んで独立するという道も。

調剤薬局で身につくスキル

  医師の処方せんから薬の調剤をひととおり、できるようになること、さらには薬についての正確な知識を身につけることも必要です。

患者さんに対して服薬指導や服用履歴の管理をすることも求められます。

病院でキャリアを積むこととは

  病院での薬剤師のキャリアの選択肢は、一番狭いものかもしれません。しかし、薬剤師として貴重な経験が積める現場でもあります。

病院でのキャリアアップとは

  病院での薬剤師のキャリアアップは、普通の薬剤師から、薬剤部長へという流れが多いようです。ドラッグストアなどに比べると、多角的なキャリアプランは用意されていないといえます。

ポスト自体が少ないため、「出世」することは難しそうです。

ただ、患者さんに携わる医療の最前線での経験は、他の道へ進んだときに生かせるキャリアとなるのではないでしょうか。

病院で身につくスキル

  一般の薬局で扱うことができない医薬品を学ぶことができます。例えば、注射薬や抗がん剤など。

治験業務や、救急救命の業務もあります。

また医師のカルテに触れる現場ですので、該当薬をなぜこの患者に処方するのかなど、薬の処方の意図や流れも理解することができる場所です。

薬剤師のキャリアアップは、幅広い方法がある!

  薬剤師は組織の中でキャリアアップするにせよ、独立するにせよ、いろいろな道が用意されています。

上記でご紹介した以外に製薬会社で開発業務や治験業務、そして公務員薬剤師になる道もあります。

また、同じ薬剤師という仕事でも、働く場所によって積むことができる経験値やキャリアアップの手段は違ってくるようです。自分が薬剤師としてどんなキャリアを積んでいきたいのかを考え、職場を選んでいくと良いでしょう。

人手不足の他にもコロナ禍により、健康に関わる医薬品関連は注目される現場です。あなたも多様なキャリアアップの手法がある、薬剤師の道を歩いてみませんか。

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