つみたてNISAで選べる商品にはどんなものがあるの?バランス型って何?

配信日: 2021.10.17

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つみたてNISAで選べる商品にはどんなものがあるの?バランス型って何?
つみたてNISAを利用するには、投資する金融商品を選ばなければなりません。しかし、「どのような商品が選べるの?」「商品のタイプによる違いは?」といった疑問をお持ちの方は多いでしょう。
 
つみたてNISAの対象商品は、一定の要件を満たすものにあらかじめ限定されています。ここでは、つみたてNISAの対象商品の条件や主な商品タイプと特徴について、わかりやすくまとめました。
 
つみたてNISAの対象商品について知りたい方は、参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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新井智美

監修:新井智美(あらい ともみ)

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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つみたてNISAで選べる商品の条件は?

つみたてNISAで購入できる金融商品は、金融庁が指定する約200本の投資信託に限られています。指定の基準は、一定の要件を満たす「長期の積立・分散投資に適した商品」であることです。
 
例えば、公募株式投資信託の場合、以下の要件が設けられています。


・販売手数料がゼロである
・信託報酬が一定水準以下である
・個々の顧客に対して、過去1年間の信託報酬の負担金額(概算)を通知する
・信託契約期間が20年~無期限である
・分配金の払い出し頻度が毎月でない
・ヘッジ(リスク回避)目的などを除いて、デリバティブ取引(先物取引など、株式などの原資産より派生した商品の取引)による運用を行っていない

指定対象商品の大半は一般の投資信託ですが、少数ながらETF(金融商品取引所に上場し、指標の値動きへの連動を目指す投資信託)も対象となっています。
 
条件を満たす金融商品があらかじめ絞り込まれているため、投資先を比較的選択しやすいという点が、つみたてNISAの特徴です。
 

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つみたてNISAで選べる投資信託は大きく2タイプに分けられる

つみたてNISAで選べる商品は、「バランス型(複合資産型)」「株式100%型(株式型)」の2タイプに大別されます。


・バランス型:株式のみに偏らず、債券・不動産など複数の資産を投資対象とする投資信託
・株式100%型:株式のみを投資対象とする投資信託

つみたてNISAの対象商品のうち90本がバランス型、109本が株式100%型です。(2021年9月9日時点)
 
以下で、それぞれの特徴を解説します。
 

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おすすめポイント

【NISA】
・投資できる商品が多い
・NISA口座での国内株式 売買手数料0円
【つみたてNISA】
・幅広い投資信託ラインナップ
・100円から積立がスタートできる

バランス型は安定した運用を見込める

バランス型の特徴は、一つの商品で複数の資産に分散して投資することで、リスクを抑えて安定した運用ができる点です。
 
また通常、複数の資産に分散投資するにはまとまった資金が必要となります。しかし、バランス型の投資信託は1つの銘柄で複数の資産に投資できることから、少額からの分散投資が可能です。
 
バランス型の投資信託は、商品によって株式とその他資産の配分比率が異なります。配分比率はリスクや見込みリターンの大きさに影響するため、商品選択の重要なポイントです。
 
例えば、株式と債券を組み合わせる投資信託の場合、リスクとリターンが大きい傾向にある株式の割合が低い商品ほど安定した運用が見込めます。ただし、リスクの小さい商品はリターンも小さい傾向にあることに注意しましょう。
 

株式100%型はリスク高めだがハイリターンが狙える

株式のみに投資する株式100%型の投資信託は、リスクが高めである一方でハイリターンが望める傾向にあります。
 
リスクの大きさは、どの国の株式に投資するかによっても異なります。国内株式<外国株式(先進国)<外国株式(新興国)の順にリスクが高くなるのが一般的です。
 
株式100%型の投資信託は、異なる商品でも実質的にはほとんど同じ内容であるものが少なくありません。類似商品を比較する際には、信託報酬を確認して安いものを選ぶとよいでしょう。
 

許容できるリスクの程度に合わせて商品を選ぼう

つみたてNISAで選べる商品は、長期・積立・分散投資に適した、つみたてNISAでの運用に向いているものに限定されています。そのため、深い知識がなくても、商品を選択しやすいでしょう。
 
ただし、商品にはバランス型、株式100%型などのタイプがあり、タイプによってリスクの程度に差があります。
 
ご自身がどこまでのリスクなら許容できるのか、見込みリターンの大きさはどの程度を望むのか、といった条件に合わせて、適した商品を選択しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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