つみたてNISAを始めたけれど、放置していて大丈夫? 最低限見ておきたいこと

配信日: 2021.11.29 更新日: 2021.11.30

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つみたてNISAを始めたけれど、放置していて大丈夫? 最低限見ておきたいこと
「つみたてNISAを始めたら、ほったらかしにしておいて本当に大丈夫なのか?」と気にかけている人も多いでしょう。つみたてNISAのように「長期」を前提とした積立投資では、銘柄や毎月の積立額を設定した後は、設定した頻度で自動的に買い付けがなされます。
 
今回は「これだけは見ておきたい」ポイントを紹介するので、つみたてNISAに興味のある人は参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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新井智美

監修:新井智美(あらい ともみ)

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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つみたてNISAで最低限確認しておくこと

最長20年間の非課税期間の恩恵を受けられるつみたてNISAですが、貯蓄と異なりリスクのある金融商品への投資となるため、「何もチェックしない」のはおすすめしません。
 
ここで、つみたてNISAで最低限確認しておきたいことを見ていきましょう。
 

積立期間と積み上げた資産状況

つみたてNISAで確認しておきたい点は、以下のとおりです。

●積立期間:積立を続けている期間
●資産状況:積み上げた資産

積立を続けることで、資産が徐々に積み上がっている状況を確認しましょう。
 
相場が下落すると不安になりますが、つみたてNISAの場合には、より多くの口数を購入できると考えます。その後価額が上昇すれば、下落した際に余分に購入できた口数が資産価値を増やしてくれるからです。
 
長期的に見れば、平均買付価格は平準化されます。つみたてNISAを始めたら、最長20年にわたる長期の積立期間を味方につけることが大切です。
 
つみたてNISAを始める際に設定した積立金額で自動的に買い付けがなされるため、短期的な値動きを気にかける必要はありません。
 

ライフスタイルの変化に合わせ積立額を見直し

年頭に積立の目標を立てたり昇給のタイミングなどに合わせたりして、積立額を見直すことで、20年間で最大800万円の非課税投資枠を有効に活用しましょう。
 
20年あれば、NISAの目的が当初は投資の学習でも結婚・教育・セカンドライフ資金を貯めることへ変わることもありえます。
 
つみたてNISAは、途中で辞めないためにも自分にとって無理のない金額から始めることが大切です。ネット証券会社の中には「100円以上1円単位」で、つみたてNISAを始められる場合もあります。
 
しかし、つみたてNISAの毎月の積立金額の上限は3万3333円です。例えば無理せず毎月1000円だけ積み立てている場合、所得や目的の変化などに応じて積立額を増やすことも検討すると良いでしょう。
 
つみたてNISAに限りませんが、相場がいい時期に売却して利益を得るためにも、投資を始める際には現預金を確保していることも重要です。
 

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非課税枠を使いきれるか検討する

年度途中でつみたてNISAを始めた場合や、臨時収入が入ったので年間非課税枠の40万円を使いきりたい場合には、「ボーナス設定」を利用するのも1つの方法です。
 
つみたてNISAでは、使い残した年間非課税枠を翌年に繰り越すことはできません。例えば10月からつみたてNISAを始めた場合、その年の投資可能限度額は9万9999円です。つまり約30万円の非課税枠が未使用のまま残ってしまいます。
 
ただし「ボーナス設定」できる証券会社は限られているので、NISA口座開設の際にはボーナス設定可能な証券会社を選ぶことも検討しましょう。
 

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おすすめポイント

【NISA】
・投資できる商品が多い
・NISA口座での国内株式 売買手数料0円
【つみたてNISA】
・幅広い投資信託ラインナップ
・100円から積立がスタートできる

非課税枠を活用し長期に運用しよう

つみたてNISAに限らず、積立投資は投資の効果が短期間では現れない場合があります。投資をしても赤字ばかりが続いては、このまま投資を続ける意味があるのかモチベーションを失くす人もいるでしょう。
 
相場が下落しているときは、より多くの口数を購入できるチャンスと捉える発想が大切です。つみたてNISAでは、積立期間と積み上がった資産状況をチェックしながら、長期的な構えで運用すると良いでしょう。
 
非課税枠を使いきる余力が十分にあるならば、積立額を見直すことも大切です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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