更新日: 2022.02.07 その他資産運用
「投資に回せるお金なんてないし、リスクが怖い」と言うシングル女性。シングルにこそ投資をおすすめしたい理由とは?
でも、どんなに貯金をがんばっても、なかなか資産を増やすことが難しい今、シングルの方にこそ投資をお勧めしたいと強く思います。今回は、その理由についてしっかりお伝えします。
投資のハードルはそんなに高くない
投資をしたことがない方にとっては、投資を難しく感じるさまざまな理由があると思います。その心理的なハードルを下げ、投資を始めやすくするためのポイントを紹介します。
リスクを抑えることができる
投資というと、まず気になるのはリスクですよね。確かに投資である以上、どんな商品にもリスクは存在しますし、「投資はあくまで余剰資金使って始めましょう」とよくいわれます。しかし、ある程度リスクを抑える方法はあります。
例えば「分散投資」です。これは複数の投資先に資金を分けることをいい、株式と債券といった値動きの違うものを組み合わせたり、異なる通貨や地域を選ぶといった方法でリスクを分散させる方法です。
また、価格が変動する商品は、短期間で見れば一時的に損失を被ることもありますが、10年、あるいは20年といった長期スパンで保有すれば、その後は価格の上下を繰り返し、リスクを軽減することができます。これを「長期投資」といいます。
よく「投資を始めるなら早い方がいい」といわれるのは、この長期投資により、リスクを抑えてコントロールすることができるからです。
少額からでも始められる
以前は、「お金持ちが大金をつぎ込んでするのが投資」というイメージがありましたが、少額から投資ができるのが今の時代です。
1000円程度から買える投資信託やETF(上場投資信託)の商品は多いですし、最近は買い物などでたまった楽天ポイント、Tポイントなどを使って投資をすることもできます。
ポイントなら、手持ちの資産をリスクにさらすことなく投資ができるので、投資の感覚をつかむためにポイント投資から始めてみるのも手かもしれませんね。
税金がかからずに投資することもできる
「投資は利益が出ると税金がかかるから、あまりもうからない」という話も聞きます。確かに株式や投資信託などの利益に対しては、20%超の税金がかかります。
しかし、少額投資非課税制度の「NISA」や「つみたてNISA」といったNISA口座を使った取引では、配当金や譲渡益などの投資で出た利益に課税はされません。
よくNISAと比較される「個人型確定拠出年金(iDeCo)」にも税制の優遇があります。
iDeCoは配当金や譲渡益が非課税になるほか、掛け金が所得控除の対象となり、受け取る際にも税制上の優遇が受けられる制度です。
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シングルにこそ投資をお勧めしたい理由
シングルの方にこそ、早いうちに投資を始めることをお勧めしたい主な理由は、老後に備えるためです。
高齢単身世帯は赤字になりがち
総務省の統計(令和2年)によると、65歳以上の無職世帯の場合、夫婦2人世帯では1ヶ月当たりの可処分所得は平均22万5501円で、消費支出は22万4390円となっています。つまり、収入が支出の範囲内に収まっています。
ところが、65歳以上の単身無職世帯については、可処分所得の平均12万5423円に対して、消費支出は平均13万3146円と、毎月7723円の赤字が生じる結果となっています。
夫婦2人世帯であれば2人分の年金収入があることや、住居費については1人でも2人でもあまり変わらないことなどが理由として挙げられるでしょう。
現在の日本人の平均寿命(令和2年)は、男性が81.64歳、女性が87.74歳となっており、将来はもっと長生きするといわれています。特に女性は、90代まで老後資金を考えておく必要があります。
老後の主な収入源となる年金は、今後、減ることはあっても増えることはなさそうです。正社員で働いてきた人にとって、老後の頼みの綱であった退職金を出す会社も、そして退職金の額も減り続けています。
預貯金さえあれば大丈夫というわけではない
投資を避けている人は、「がんばって貯金しておけば大丈夫」と考えがちです。しかし、もしも将来インフレが起これば貨幣価値がぐっと下がり、一生懸命に貯金をしてきたのに、その努力が思った以上に報われないということもあり得ます。
一方、株式や不動産などは、物価が上がれば企業の収益も上がるのでインフレに強いといわれています。これらに投資をすることは、インフレによるリスクに備えることにもなるわけです。
まとめ
今回は、特にシングルの方にこそ考えてほしい投資についてお伝えしました。
もし、投資を始めるのはそんなに難しくなさそうだと感じたなら、貯蓄だけに頼らず、将来に備える方法の1つとして、ぜひ投資をスタートさせてみてはいかがでしょうか。
出典
総務省統計局 家計調査報告(家計収支編) 2020年(令和2年)平均結果の概要
厚生労働省 令和2年簡易生命表の概況
執筆者:藤丸史果
ファイナンシャルプランナー