つみたてNISAの始め方。どこで始めるのがいい? 何を選べばいい? チェックポイントは?
配信日: 2022.02.18
本記事で、つみたてNISAの始め方や注意点、銘柄選びのポイントについて、解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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つみたてNISAの概要と注意点
つみたてNISAは、2018年1月からスタートした少額投資非課税制度です。
NISAは、「Nippon Individual Savings Account」の頭文字を取った省略形のことで、「ニーサ」と呼びます。イギリスの個人貯蓄口座「Individual Savings Account」がモデルとなり、日本のつみたてNISAが誕生しました。
つみたてNISAの年間投資上限額は、40万円です。最長で20年間まで非課税で運用できます。投資可能期間は、2042年までとなっています。つみたてNISAと類似した制度として、一般NISAがあります。一般NISAは、年間120万円まで投資でき、最長で5年間まで非課税で運用できる制度です。
この一般NISAとつみたてNISAは、併用不可となっています。先に一般NISAをスタートしていた場合は、その年はつみたてNISAが利用できませんので、注意してください。
金融庁では、つみたてNISAの利用対象者を「日本にお住まいの20歳以上の方」と定めています。そのため、未成年者や海外在住者は利用できません。
そのほかも、ロールオーバーができない、損失が出た際に特定口座などで運用しているファンドとの損益通算ができない、投資対象ファンドが限られているという注意点もあります。
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最初にやることは口座開設
つみたてNISAを始めるためには、NISA口座を開設しなくてはなりません。証券会社、銀行、郵便局などの金融機関で口座を開設しましょう。口座を開設する際には、マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。
インターネットに抵抗がない方、少しでもお得に運用したい方は、ネット証券会社がおすすめです。ネット証券会社には、取り扱いファンドが多い、手数料が安いといったメリットがあるからです。
近年は、クレジットカードでの投資が可能なネット証券会社が増えています。投資をしながら、クレジットカードのポイントも貯めたい方は、ネット証券会社を選んだ方がよいでしょう。
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つみたてNISAの銘柄選びのポイント
つみたてNISAでは、金融庁が認めたファンドの中から、自分で投資先を選ばなくてはなりません。ファンド選びで悩んだ時は、手数料をチェックしてみましょう。投資信託の運用で発生する信託報酬料などの手数料は、リターンに大きく影響します。
つみたてNISAは長期運用となるため、手数料が安いファンドを選んだほうが、リターンが増える可能性が高いのです。手数料の金額は、ファンド運用会社や証券会社のホームページ、目論見書などで確認できます。純資産総額や投資先の国や企業などの情報もよく調べた上で、ファンドを選んでみてください。
つみたてNISAで人気のファンド
最後に、つみたてNISAで人気のファンドについてもみていきましょう。つみたてNISAの対象となるファンドは、インデックスファンド、アクティブファンド、バランスファンドなどがあります。
これらの中で、最も人気が高いのは、指数(ベンチマーク)に連動した運用を目指すインデックスファンドです。インデックスファンドは、手数料が安いため、つみたてNISAのような長期運用に適しています。
全世界株式、S&P500、日経平均など色々な指数のインデックスファンドがありますので、将来性が期待できそうなものを選んでみるとよいでしょう。
アクティブファンドは、手数料がやや高めです。リスクをとってもいいから、高いリターンを期待したい方に向いています。リスクをあまりとりたくない人は、国内株式、海外株式、債券、REIT(不動産投資信託)などが組み込まれたバランスファンドを検討してみるとよいでしょう。
つみたてNISAの始め方や選び方についてのまとめ
つみたてNISAは口座を開設してファンドを選んだら、一定額を積みたてていくだけの簡単な投資法です。個別株投資のように専門知識や経験がなくても、チャレンジできます。
投資期間が長くなるほど福利効果が働き、より多くのリターンが得られるのが、つみたてNISAの良いところです。投資に不安を感じている方は、まずは月数千円程度の金額から始めてみてはいかがでしょうか?
出典
金融庁
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員