更新日: 2022.03.01 NISA

節税効果が高いといわれるつみたてNISA。一般NISAとどう違う?

執筆者 : 柘植輝

節税効果が高いといわれるつみたてNISA。一般NISAとどう違う?
NISAは節税効果の高さから、投資初心者や老後の資産形成を図りたい方に人気の少額投資非課税制度です。
 
NISAには「一般NISA」と「つみたてNISA」がありますが、両者の違いについて、いまいち理解できていない方も少なくありません。そこで今回は、一般NISAとつみたてNISAの違いについて解説します。

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柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
◆お問い合わせはこちら
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

NISAとは

NISAとは、株式や投資信託、債券といった金融商品の保有や売却によって得た分配金、譲渡益が非課税となる少額からの投資制度です。通常、投資で得た分配金や譲渡益には約20%の税金がかかりますが、NISAの場合は非課税となるので節税効果が高いといわれます。
 
NISAで購入した金融商品は、預貯金や他の金融商品の口座とは別の専用口座で保有することになります。そのためNISAを利用するには、まずは楽天証券やSBI証券といった証券会社でNISA口座を開設する必要があります。
 
またNISAには、一般NISAとつみたてNISAがありますが、両者の併用はできず、どちらか一方のみの選択となります。
 

一般NISAとつみたてNISAの違い

一般NISAとつみたてNISAには、主に以下のような違いがあります。NISAを利用するに当たっては、ここで解説する項目については知っておいてください。
 

非課税投資枠

NISAでは、非課税で投資できる年間の金額に上限額が設定されています。つみたてNISAは、年間40万円まで非課税で投資することができます。それに対して一般NISAの非課税投資枠は、年間120万円までとなっています。
 
年間で投資できる金額が少なく、長期間コツコツというスタイルで投資するのであれば一般NISAではなく、つみたてNISAがおすすめです。
 

非課税期間

つみたてNISAで購入した金融商品は、最長で20年にわたり運用によって得た利益が非課税となります。対して一般NISAでは、非課税期間が最長で5年間となっています。
 
この20年または5年という期間を過ぎても、必ず売却しなければならないわけではなく、非課税対象とはなりませんが購入した金融商品を保有し続けることは可能です。
 
なお、つみたてNISAは20年の非課税期間が終わると売却をするか、課税口座に金融商品を移すかのどちらかとなりますが、一般NISAは5年の非課税期間を過ぎた後、さらに翌年の非課税枠に移管するロールオーバーという方法が選択可能です。
 
5年単位の短期間で運用して利益を出していくのが一般NISA、20年という時間を味方にじっくり資産を形成していくのがつみたてNISAの特徴になります。
 

投資可能商品

一般NISAでは上場株式やETF、投資信託など幅広い金融商品への投資が可能です。例えば、普段利用している物やサービスを提供する会社の株式などへ投資ができるということです。
 
一方、つみたてNISAは、金融庁が認める長期保有に適した一定の投資信託のみが対象となっています。投資できる商品は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」など、普段聞き慣れないであろう投資信託になります。
 
投資対象が広く自由度の高いのが一般NISA、投資できる範囲は狭いが初心者が扱っても比較的安全な商品の割合が高いのが、つみたてNISAです。
 

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一般NISAとつみたてNISA、どちらを利用するべきか

一般NISAとつみたてNISAのどちらを選択するべきかは、投資に関する知識と経験、そして自身の資産運用の方針によって左右されます。
 
例えば、投資の知識と経験が豊富であり、リスクを許容して短期間で利益を出す銘柄選定ができるのであれば、年間120万円まで金融商品が購入できる一般NISAがいいでしょう。
 
投資初心者の方や、できるだけリスクを抑えたい方、10年以上先のライフイベントのための資金や老後の備えとして安全に資産を形成していきたいという場合は、つみたてNISAが選択肢となります。
 

NISAを利用するなら一般とつみたてとの違いを知っておくこと

NISAを利用する場合は、一般NISAとつみたてNISAの違いや特徴を知っておき、どちらが自分に合っているかよく検討するようにしてください。流行っているという理由で投資とNISAについてまったく理解しないまま始めてしまうと、損をしたり、後悔をする原因となるかもしれません。
 
出典
金融庁 つみたてNISAの概要
金融庁 一般NISAの概要
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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