更新日: 2022.05.31 NISA

知っていて始めないのはもったいない! NISA口座利用状況

執筆者 : 勝川みゆき

知っていて始めないのはもったいない! NISA口座利用状況
一般社団法人 投資信託協会のアンケート調査(2020年)によると、NISAの認知度は77.5%、つみたてNISAの認知度は64.6%でした。
 
年々、NISAの認知度が高まっているのは事実です。
 
しかし、実際に口座を開設し金融商品を保有している人は、NISAで20.4%、つみたてNISAでは11.2%でした。
 
なぜ認知度は高いのに、始めていない人が多いのでしょうか。そもそもNISAは、何が良いのでしょうか。

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勝川みゆき

執筆者:勝川みゆき(かつかわ みゆき)

ファイナンシャルプランナー2級・AFP

NISA口座利用状況

金融庁の統計によると、2021年12月末時点のNISA口座は、一般口座で1248万4106口座、つみたてNISAで518万1403口座が開設されています。
 
2021年9月末時点では、一般NISAが1240万4944口座、つみたてNISAが472万7455口座だったので、3ヶ月で一般NISAが約7万9000口座、つみたてNISAが約45万4000口座、増えたことになります。
 
NISA口座は、年々利用率が増えています。
 
2021年9月末のデータをみると、特に20〜30代の若い世代のつみたてNISA利用率が増えているようです。
 

NISA口座未開設理由

投資信託協会のアンケート(2020年)によると、NISAを始めていない人の理由は、「投資自体に興味がない」が最も多いようです。
 
次いで、「投資知識がない・知識がないと難しそう」「投資に回すお金がない」と続きます。
 
「投資自体に興味がない」という方は、おそらく投資に対しあまり良いイメージがないのではないでしょうか。
 
損をしそう、始め方が分からない、面倒くさそう、そんな方は多いと思います。
 
しかし低金利時代の今、預貯金で銀行にお金を預けているだけでは、全くといっていいほどお金は増えません。インフレで物の値段が上がれば、お金の価値は下がってしまいます。
 
政府や金融機関が投資をすすめているのには、そうした背景があります。
 

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投資初心者がNISAを始めやすい理由

NISAとは?

NISAは、国の税制優遇制度であり、投資で得た利益に通常掛かる税金(20.315%)が非課税になる制度です。
 
NISAには3種類あります。

●一般NISA
●つみたてNISA
●ジュニアNISA

一般NISAは、日本に住む20歳以上(口座開設の1月1日現在)の方なら誰でも口座を作ることができ、年間120万円まで、最長5年間、株式・投資信託等への投資から得られる利益が非課税になります。
 
つみたてNISAは、非課税投資枠が年間40万円と一般NISAよりも少ないですが、最長20年間非課税で積み立てることができます。
 
さらに対象商品は、金融庁が厳選した、安心できる投資信託に限られています。
 
現在は、一般NISAとつみたてNISAを年単位で変更することは可能ですが、2つを同時に行うことはできません。
 
2024年から制度が少し変わり、一般NISAは新しいNISAになります。新しいNISAは、一般NISAとつみたてNISAを合わせたような制度になっています。
 
さらに、18歳(口座開設の1月1日現在)から口座が作れるようになります。
 
2023年までに一般NISAを始めても、非課税期間終了後、新しいNISAへの移管(ロールオーバー)が可能です。
 
ジュニアNISAについては、2023年で廃止になります。
 

NISAで積み立てると……

毎月1万円を20年間積み立てると、20年後には240万円です。
 
それを、NISAで低リスク商品に投資し、利回りを3%と想定すると、運用益が88万3000円となり、20年後には328万3000円になります。
 
通常運用益には20.315%の税金が掛かるので、本来18万円近い税金がかかりますが、NISA口座で積み立てをした場合には、非課税になるのです。
 
今、インターネットで「NISA口座開設」と検索をするだけで、NISAを始めるのにおすすめな金融機関がたくさん出てきます。どの商品に投資したらよいかも、おすすめの商品や人気の商品を教えてくれます。
 
よく分からなくて不安という人は、近くの銀行で口座を開設することができるでしょう。手数料は少し高くなるかもしれませんが、いつでも相談できる安心感はあります。投資を始めるきっかけには、よいと思います。
 
「投資に回すお金がない」という方でも、小額から投資を始めることができます。最低投資金額は、金融機関により異なりますが、100円からの投資も可能です。
 

まとめ

もちろん、投資なので絶対はありません。損する可能性もゼロではありませんが、手数料や市場の変動リスクを考えても、NISAの非課税制度を利用しないのはもったいないと思います。
 
長期(長く続けること)・積立(毎月買うことで市場の値動きの平均値で買える)・分散
(投資信託等で複数に投資)投資をすることで、損をするリスクはとても低くなります。
 
無理にハイリスクの商品に投資をする必要はないのです。まずは少額から、低リスクの商品に投資を始めてみてはいかがでしょうか。
 

出典

投資信託に関するアンケート調査報告書 2020年(令和2年)NISA,iDeCo等制度編
金融庁 NISA・ジュニアNISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について(2021年12月末時点(速報値))
金融庁 NISA・ジュニアNISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について(2021年9月末時点)
 
執筆者:勝川みゆき
ファイナンシャルプランナー2級・AFP

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