更新日: 2022.06.04 資産運用

20〜30代でNISAやiDeCoなどの積立投資をしている人は何割くらいいる?

20〜30代でNISAやiDeCoなどの積立投資をしている人は何割くらいいる?
20~30代の比較的若い年代では、身近で投資をしている人があまりおらず、「NISAやiDeCoなどの積立投資に興味があるけれど、同年代ではどのくらいの人が積立投資をしているのだろう」と考えている人もいるのではないでしょうか。
 
そこで本記事では、一般社団法人投資信託協会の調査結果をもとに、20~30代で積立投資を利用している人の割合や、積立投資の種類ごとに口座保有者の割合などの情報をまとめました。ぜひ、20~30代の積立投資利用の実態をチェックしてみてください。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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積立投資利用者の年齢層別の構成比率は30代が40代に次いで高い

 
一般社団法人投資信託協会「2021年度 投資信託に関するアンケート調査報告書」によると、2019~2021年の投資信託現在保有者で積立投資利用者の年代別構成比率は、図表1のとおりです。
 
【図表1】

年齢 構成比率
2021年 2020年 2019年
20代 14.7% 16.2% 13.9%
30代 23.2% 21.0% 21.9%
40代 24.3% 23.8% 22.6%
50代 16.4% 15.8% 16.7%
60代 12.4% 13.9% 14.5%
70代 9.0% 9.3% 10.5%

 
20~30代に注目すると、30代は3年間全てで最も構成比率が高い40代に次ぐ比率を占めており、積立投資のメインユーザーだといえるでしょう。一方の20代は、2019年には全年代で下から2番目だった構成比率が2020年には上から3番目となり、2021年の調査では、上から4番目という結果です。
 

20~30代で積立投資をしているのは投資信託保有層の80%以上

 
「2021年度 投資信託に関するアンケート調査報告書」によると、投資信託を保有している層は20代で約25%、30代では約33%です。それでは、このうちどのくらいの割合が、積立投資を利用しているのでしょうか。
 
図表2は、「2021年度 投資信託に関するアンケート調査報告書」をもとに、20~70代の各年代の投資信託現在保有層に占める積立投資利用率を、年度ごとにまとめたものです。
 
【図表2】

年齢 投資信託現在保有層中の積立投資利用率
2021年 2020年 2019年
20代 80.9% 77.0% 67.2%
30代 80.1% 70.6% 63.9%
40代 72.5% 62.4% 49.8%
50代 62.8% 50.6% 41.4%
60代 46.2% 37.8% 28.0%
70代 35.0% 29.1% 24.2%

 
2021年度では20代、30代ともに約80%と、投資信託現在保有層の大半が積立投資を利用しているという結果が出ています。また、20代の80.9%という利用率は、全年代中で最も高い数字です。
 
また、数字の推移を見ると、20代、30代ともに2019~2021年度にかけて積立投資利用率は年々上昇しており、積立投資が投資信託保有者のなかで浸透を深めてきていることがうかがえます。
 

20~30代が保有している積立投資口座の種類

20~30代で投資信託口座の保有者のうち、NISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)などの積立投資口座を保有している人は、どのくらいの割合かを見てみましょう。
 
図表3は、「2021年度 投資信託に関するアンケート調査報告書」をもとに、20代、30代それぞれ、投資信託口座の保有者のうち、つみたてNISA、NISA、iDeCo、企業型DC(企業型確定拠出年金)の口座の、2021年度の保有割合をまとめたものです。
 
【図表3】

年齢 積立投資口座の種類
つみたてNISA NISA iDeCo 企業型DC
20代 61.3% 22.4% 16.0% 14.4%
30代 54.5% 27.4% 24.7% 15.7%

 
20代、30代のいずれでもつみたてNISA口座の保有割合が飛び抜けて高く、20代では6割超、30代では5割超です。次に割合が高いのはNISAですが、割合は20代で2割強、30代では3割弱にとどまっています。
 
iDeCoは30代では2割を超えているものの20代では1割台にとどまり、企業型DCは両年代で1割代と、いずれも保有率は高くありません。
   

20~30代が積立投資をするメリット

 
投資信託を保有する20~30代の大半は、積立投資を利用している実態があります。20~30代の人が積立投資を利用するメリットは、次のようなものです。

●若いうちから始めることで長期間の運用が可能
●少額の投資でも効果を得やすいため、収入が低い年代でも取り組みやすい

投資というと、まとまった金額をつぎ込んで大きなリターンを得るというイメージを抱く人も多いでしょう。しかし積立投資は月々100円など少額から始められる投資方法です。コツコツと時間をかけて積立を増やすことで、少額ずつでも大きな効果を見込みやすくなります。
 
つまり、20代や30代の若い年代でスタートすれば、それだけ長い期間の運用が可能となり、メリットが大きくなるのです。
 

20~30代では投資信託保有層に占める積立投資利用者が多い

 
20~30代では、投資信託保有層の8割超が、積立投資を利用しています。積立投資の種類ではつみたてNISAの口座を保有する人が多く、20~30代の投資信託口座保有層の半数以上がつみたてNISA口座を保有しているという調査結果です。
 
積立投資は、20~30代に始めて長期間運用することで、大きなリターンを得やすくなる投資方法です。20~30代の利用実態を参考に、自分でも始めてみることを検討してみてはどうでしょうか。
 

出典

一般社団法人投資信託協会 投資信託に関するアンケート調査報告書-2021年(令和3年)投資信託全般
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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