【どうぶつの森で解説】「株」ってつまりどうしたら儲かるの？その仕組みは？

全世界での累計販売本数が3800万本、日本国内だけでも1000万本以上売れたNintendo Switchのゲームソフト「あつまれどうぶつの森」（以下、あつ森）。ゲームでは、株式に似た「カブ」を売買して資産を増やすことができるので、子どものマネー教育の入口としても注目されています。

ここでは、「あつ森」を使って、株でもうける仕組みについて解説していきます。

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執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるどへんしゅうぶ）

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1 安く購入し高く売る
2 買い時・売り時を見極めることが大切
3 株でもうけるには株価の変動を観察することが大切

安く購入し高く売る

株式投資でのもうけは購入価格よりも高い価格で株式を売却した際に発生する「値上がり益」と、株式を所有し続けることで得られる「配当金」と「株主優待」があります。「あつ森」で理解できるのは「値上がり益」を出す仕組みです。

「あつ森」では、日曜日の午前中に購入したカブ（野菜のカブの形をしています）を、月曜日から土曜日までの6日間のうちにタヌキ商店で売ることになっています。カブを売らずに日曜日の朝5時を迎えてしまうとカブは腐ってしまうので注意が必要です。タヌキ商店の営業時間は基本的に8時から22時までなので、遅くとも土曜日の21時台にはカブを売らなくてはなりません。

株でもうけるには、安く株を購入し高く売るのが基本です。これは「あつ森」でも同じで、1カブ100ベルのカブを1000カブ買うと10万ベルがかかりますが、売却時に1カブ150ベルだと15万ベルで売れ、差額の5万ベルがもうけになります。売却価格が購入価格を少しでも上回っていればもうけが出るのです。

一方、カブ価が下がり続けたりカブを腐らせてしまったりすると損をします。特にカブを腐らせてしまった場合には大赤字が発生します。なお、プレーヤーはカブを購入した価格の範囲内で損をかぶりますが、それ以上の損をすることはありません。

これは実際の株式でも一緒で会社が倒産してしまったとしても、株主が会社の負債を一緒に背負うということにはならないのです。

買い時・売り時を見極めることが大切

「あつの森」では、タヌキ商店でのカブの引き取り額は午前と午後で異なり、変動パターンが決まっています。変動パターンは「通常型」「一気にフィーバー型」「ゆるやかフィーバー型」「ジリ貧型」の4つで、パターンの内容は次のとおりです。

「通常型」：1週間を通してカブ価が上下に変動し高騰することがない。

「一気にフィーバー型」：週の初めはカブ価が下がり続けるものの週の途中でカブ価が大きく高騰する。

「ゆるやかフィーバー型」：週の初めはカブ価が下がるものの週の途中でカブ価がやや高騰する。

「ジリ貧型」：カブ価が徐々に下がり、購入価格以上にはならない。

4つのパターンは、前週の変動パターンによって出現確率が異なります。例えば前の週が「ジリ貧型」だと次の週は「一気にフィーバー型」が45％で、「ゆるやかフィーバー型」と「通常型」が25％の確率で出現します。「ジリ貧型」が2週続く可能性は5％と低いので、「ジリ貧型」の翌週は買い時だと言えるでしょう。

また、日曜日の購入価格が低いときも買い時です。日曜日の午前中のカブ価は90ベルから110ベルの間を推移していて、1カブ90ベルで1000カブ購入したときと110ベルで1000カブ購入したときとでは2万ベルも違います。

「あつ森」では、「通常型」以外のパターンは、週の初めはカブ価が少しずつ下がるという共通点を持っています。自分がどのパターンであるのかを知るためには、午前と午後のカブ価を調べなければなりません。水曜日の午後か木曜日の午前を過ぎてもカブ価が下がり続けているのであれば「ジリ貧型」が確定するので、早いうちにカブを売却するか、通信プレイで他のプレイヤーの島で売却させてもらうかの対応が必要になります。

逆に木曜日の午前までのタイミングでカブ価が少しでも上がる兆しを見せれば、その後高騰することが決まります。一番高値になるタイミングは高騰し始めて2回目から3回目が多いと言われていますが、観察が必要です。投資家として利益を出している人は、株価や株価の変動を観察して売り時と買い時を判断しています。

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株でもうけるには株価の変動を観察することが大切

株は価格が安いときに購入し、高騰したタイミングで売却するともうけが大きくなります。また、価格が高騰するタイミングを見極めるためには、日々株価の変動を観察していく必要があります。

「あつ森」でもカブを使ってもうけを出すためには買うべきタイミングをよく考えなければなりませんし、売値の観察が欠かせません。実際の株式のルールと異なる部分もありますが、値上がり益を得るための仕組みを学べるのです。