更新日: 2022.07.25 株・株式・FX投資
放置でOK? 忙しい方におすすめの「ほったらかし投資」とは?
投資の仕組みを知らないと難しそうなイメージですが、実は初心者こそ取り組みやすい投資方法であることをご存じでしょうか?
本記事では、ほったらかし投資のメリット・デメリットや、主なほったらかし投資の種類を解説します。
執筆者:棚田将史(たなだ まさふみ)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員1種
ほったらかし投資のメリットと注意点
ほったらかし投資のメリットは次のとおりです。
・月1万円、安いものでは100円~1000円の少額投資から始められる
・原則は放置なので、忙しい方でも始めやすい
・定額・定期購入システムを利用する場合、銘柄の購入タイミングに迷わない
ただし、ほったらかし投資のシステムは「長期投資が前提」のものが多く、短期間で大きな利益を生むのが難しくなっています。また、月1回の定期的な確認や、市場状況が大きく動いたときの購入量の調整などは必要です。
【PR】資料請求_好立地×駅近のマンション投資
【PR】J.P.Returns
おすすめポイント
・東京23区や神奈川(横浜市・川崎市)、関西(大阪、京都、神戸)の都心高稼働エリアが中心
・入居率は99.95%となっており、マンション投資初心者でも安心
・スマホで読めるオリジナルeBookが資料請求でもらえる
投資初心者におすすめのほったらかし投資3選
投資初心者におすすめしたいローリスク・ローリターンのほったらかし投資は、「つみたてNISA(ニーサ)」「iDeCo(イデコ)」「ロボアドバイザー」の3つです。
いずれの投資方法も元本割れのリスクはありますので、「余剰資金」で行うことをおすすめします。
つみたてNISAによる積み立て投資
つみたてNISAとは、国が設立した少額投資非課税制度の1つです。つみたてNISA口座内で購入した商品の合計額が年間40万円以内であれば、利益がいくら出ても全額が非課税になります(最大20年間)。
つみたてNISAの運用は、「設定した金額を、毎月買い付ける積み立て投資による運用」のみです。銘柄や購入量を決めた後は放置できるので、ほったらかし投資として運用できます。
つみたてNISAで買い付けられる商品は、金融庁に届け出た長期・分散・積み立てに適した投資信託のみですので、初心者でも危ない銘柄をつかむリスクを避けることが可能です。毎月100円から始められる証券会社が多いのも、投資初心者におすすめできるポイントといえます。
もう1つの年金制度であるiDeCo
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、公的年金とは別で積み立てられる私的年金制度です。iDeCoも毎月支払う掛金額と購入する商品を選んだ後は、放置が基本となります。
iDeCo最大のメリットは税制面。「掛け金が全額所得控除の対象になる」「運用益はすべて非課税になる」「受け取るときは退職所得控除や公的年金等控除が使える」という、3つの税制上の優遇措置が利用できます。
ただし、積み立て・運用したお金が受け取れるのは、早くても60歳になってからです。「途中引き出しはできない」ので注意しましょう。また、毎月の掛け金の設定には加入資格によって上限額(会社員・公務員等は月額1万2000円~2万3000円)が設定されている点も押さえておいてください。
銘柄選定も任せられるロボアドバイザー
ロボアドバイザーとは、投資アドバイスや購入銘柄の提案などを、AI(人工知能)が行う資産運用サービスです。中でも「投資一任型」は、利用者からのヒアリングや資産状況などを基に、商品の買い付けなどもすべてAIが提案・実行してくれます。
「AIは信用できない」と思われるかもしれませんが、使用するAIは運用会社やプロの投資家の経験・実績・知識などのデータが反映された、信頼性の高いものです。
実際に大手証券会社も、ロボアドバイザーによるサービスをリリースしています。
図表1
出典:楽天証券株式会社、株式会社SBI証券、大和証券株式会社のHPより筆者作成
AIに投資判断を一任できますので、ロボアドバイザーは知識や経験が少ない初心者でも取り組みやすい、ほったらかし投資といえるでしょう。
「買うタイミングを考えるのが難しい」「投資にかける時間がとれない」と感じる方は、今回紹介したつみたてNISA、iDeCo、ロボアドバイザーから始めて、投資経験を積んでみてはいかがでしょうか?
出典
金融庁 つみたてNISAの概要
国民年金基金連合会 iDeCoって何?
日本証券業協会 投資の時間 ロボアドバイザーの『アドバイス型』と『投資一任型』の違いはなんですか?
執筆者:棚田将史
2級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員1種
【PR】SBI証券