株式投資で得られる利益には「2種類」自分に合った運用方法を選ぼう!

配信日: 2022.08.04

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株式投資で得られる利益には「2種類」自分に合った運用方法を選ぼう!
貯金から投資へシフトする流れが進む昨今では、株式投資を始める人が増えています。株式投資による利益には「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」と呼ばれる2種類あります。それぞれ利益を生む仕組みや税金の種類が異なるため、違いを把握し、自分の目的に合った運用をしましょう。
 
本記事では、2種類の利益の特徴と税金について解説します。
丸山希

執筆者:丸山希(まるやま のぞみ)

2級ファイナンシャルプランニング技能士

株式投資とは?


 
株式投資とは、企業が発行する株式を投資家が購入し株主となることで、議決権を得たり利益の一部の還元を受けたりできる投資方法です。インカムゲインとは、配当金などを保有することで継続して受け取れる利益のことで、キャピタルゲインとは、株価の値上がりによる売却益を指します。しかし、株式投資は元金保証がなく、値下がりなどによる損失の可能性もあるため注意しましょう。
 

インカムゲインとは?

インカムゲインとは、株式の配当金や債券の利子などを指します。預貯金に付く利息もインカムゲインの一種です。しかし、株式を購入したからといって、配当金は必ず受け取れるわけではありません。
 
企業の業績や利益の再投資などによって、配当金の還元を行っていない企業もあります。なお、企業によっては年に複数回、配当金を受け取れることがあるほか、株価に対して配当利回りが高く設定されていることも珍しくありません。
 
配当金は権利確定日に株式を保有していると、何回でも受け取ることができます。権利確定日とは、配当金を得られる株主を確定するための期日のことで、決算日と同一であることがほとんどです。インカムゲインを目的とした投資は、短期的な株価の上下を把握するのが苦手な人や、長期投資したい人におすすめです。
 
受け取った配当金は「配当所得」に分類され、20.315%の税率が課されますが、NISA(ニーサ)口座で購入した株式の利益は、非課税になります。また、納税方法に総合課税を選択すると確定申告が必要となりますが、給与などの所得と合算することができ、配当控除を受けることができます。
 

キャピタルゲインとは?

キャピタルゲインとは、購入した株式を売却したときに得られる利益のことです。500円で買った株式が1000円に値上がりしたタイミングで売却すれば、500円のキャピタルゲインを得られます。
 
キャピタルゲインを得るためには、売買のタイミングが重要になります。投資先によっては、短期間で大きな利益を得ることもできるでしょう。また、株価の変動には企業の業績だけでなく政治などさまざまな要素も影響してくるため、日々のニュースや株価をチェックする必要があります。
 
なお、キャピタルゲインは「譲渡所得」となり、利益に対して20.315%が課税されますが、NISA口座で売買すると、年間投資額120万円まで非課税です。
 

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自分に合った投資方法で利益を得よう

株式投資では、自分が普段利用している企業や応援したい企業の株を購入することができます。売買による値上がり益を期待できるだけでなく、長期的に保有することで配当金を貯めていくことも可能です。預貯金の金利が低い今、配当利回りを利用して資産を増やすことも視野に入れるのがおすすめです。なお、株式投資は元金保証がないため、リスクの管理も行いつつ、資産形成を図ってください。
 

出典

金融庁 用語集

日本証券業協会 株式投資にかかる税金って?

国税庁 株式・配当・利子と税

 
執筆者:丸山希
2級ファイナンシャルプランニング技能士

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