更新日: 2022.08.08 NISA
「投資初心者はiDeCoよりつみたてNISAから始めるのがおすすめ」な4つの理由
この記事では、投資初心者につみたてNISAをおすすめする4つの理由を解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
つみたてNISAとiDeCoとは?押さえておきたい基礎知識
まずは、つみたてNISAとiDeCoの基礎知識を確認しましょう。
「つみたてNISA」とは、年間40万円までの投資で得た運用益が、最長20年間非課税になる少額投資非課税制度です。運用商品は、値動きが少なく安定して運用できる投資信託のみなので、投資初心者でも安心して運用できるでしょう。
一方、「iDeCo」は自分で選んだ商品を運用しながら老後資金を蓄えられる、私的年金制度です。運用商品は、定期預金、保険、投資信託で、拠出した掛け金は、60歳以降にならないと受け取れません。
iDeCoは、拠出時、運用中、受取時のそれぞれの段階で税制優遇を受けられるのがメリットです。所得が多い人は特に、節税効果を感じやすいでしょう。
【PR】資料請求_好立地×駅近のマンション投資
【PR】J.P.Returns
おすすめポイント
・東京23区や神奈川(横浜市・川崎市)、関西(大阪、京都、神戸)の都心高稼働エリアが中心
・入居率は99.95%となっており、マンション投資初心者でも安心
・スマホで読めるオリジナルeBookが資料請求でもらえる
初心者はつみたてNISAから始めるのがおすすめな4つの理由
投資初心者はつみたてNISAから始めるのがおすすめの理由は、次の4点です。
●保有銘柄を売却してお金に換えられる
●解約が自由にできる
●最低積立金額が低い
●いつでも積立金額を変更できる
それぞれを詳しく解説します。
保有している銘柄はいつでも売却して現金化できる
人生何が起こるか分かりません。急にお金が必要になるときもあるでしょう。投資に回したお金を売却してお金に換えられれば、いざというときでも安心ですよね。
つみたてNISAで保有している銘柄は、いつでも売却して現金化できます。一方iDeCoは、60歳になるまで積み立てたお金を受け取れません。
結婚、出産、子育て、車の買い替えなど、人生にはまとまったお金が必要なタイミングがあります。つみたてNISAを利用すれば、必要なときに必要な分だけお金を引き出せるのです。
しかし、つみたてNISAで売却した分の非課税枠は、再利用できない点には注意が必要です。例えば、つみたてNISAで投資信託を20万円購入し、同一年内に売却した場合、その年に新しく買い付けできる金額は20万円となります。
少しでも投資する期間を長くしたいのであれば、使う分だけ売却するのがいいでしょう。
口座の解約がいつでも可能
投資を始めてみたはいいものの、「やっぱり自分には合わないから解約したい」と感じる方もいるかもしれません。つみたてNISAだと口座をいつでも廃止できますが、iDeCoは原則、解約は認められていません。
また、iDeCoでは掛け金を新たに拠出せずに、これまでの積立金の運用だけをする「運用指図者」になることも可能ですが、掛け金を積み立てている間は手数料がかかってしまいます。
その点、つみたてNISAなら、口座を維持するために手数料はかかりません。保有している商品の運用のみをする場合でも、コストがかからないのです。
しかし、つみたてNISAは長期間、積み立てて運用するのに適した商品が対象なので、短期間で解約してしまうとリターンが得られない可能性がある点も念頭に置いておく必要があります。
掛け金の最低金額が低い
掛け金の最低金額にも目を向けてみましょう。つみたてNISAの最低掛け金は証券会社によって異なりますが、多くの金融機関で100円から積み立てられます。それに対して、iDeCoの最低掛け金は5000円から。1000円単位で金額を変更できます。
いきなり5000円から始めるのは難しい場合もあるでしょう。まずは少額から投資を始めて、少しずつ掛け金を増やしていきたいと考えている方は、つみたてNISAがおすすめです。
いつでも積立金額の変更ができる
お金に余裕がなくなったとき、積立金額を自由に変更できれば安心です。つみたてNISAなら、いつでも積立金額の変更ができます。しかし、iDeCoは年に1回しか積立金額の変更ができません。
生活を苦しくしてまで、お金を投資に回す必要はありません。つみたてNISAなら、そのときどきの都合に合わせて積立金額を減らしたり増やしたり、柔軟な対応が可能です。
【PR】SBI証券のNISA(ニーサ)
投資初心者はiDeCoよりも柔軟性のあるつみたてNISAから始めるのがおすすめ
余裕がなくて投資にお金を回せないときや、積み立てたお金を引き出したい場合もあるでしょう。
つみたてNISAなら、自由にお金を引き出せるだけでなく、積立金額の変更や解約が自由にできます。一方、iDeCoで積み立てたお金は、60歳になるまで引き出せません。また、積立金額の変更は、年に1回だけです。
投資初心者は、柔軟性のあるつみたてNISAから始めれば、急にお金が必要になったときでも対応できるでしょう。
出典
iDeCo公式サイト iDeCoってなに?
金融庁 つみたてNISAの概要
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部