更新日: 2022.10.13 その他資産運用

投資の疑似体験ができる「ポイント運用」。ポイント運用から実際に投資をした人はどれくらい?

投資の疑似体験ができる「ポイント運用」。ポイント運用から実際に投資をした人はどれくらい?
「ポイント運用」とは、ポイ活などで貯めたポイントを運用して増やす、「投資の疑似体験」ができるサービスです。
 
楽天ポイントやPayPayポイントなどさまざまなポイント運用サービスがあります。ポイント運用は、元手がポイ活で稼いだポイントであることや、証券口座を開設する必要がないため気軽に始められます。
 
グローバルファイナンシャルスクールが実施した、「ポイ活」「ポイント運用」についての調査結果から、ポイント運用の実態やそこから現金投資に移行するのか等、見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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ポイント運用は「ポイントを増やすため」や「何となく」などの理由で気軽に始めている

ポイント運用を始めた理由で最も多いのは「ポイントを増やすため」(54.8%)で、「何となく試したくなったため」(41.9%)、「投資に興味があったため」(16.2%)が続きました。
 
年代別に見ると、「投資に興味があったため」が最も高いのは20代が24.8%で、30代が20.9%、10代が20.5%となっています。40代以上は10%台もしくはそれ以下であり、若い世代ほど投資への興味が高いことがわかりました。
 

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ポイント運用を始めた後、現金投資を行った人は12%で、検討中が37%

ポイント運用を始めた後、現金による投資を行ったかを尋ねると、「投資した」が12.0%、「投資はしておらず、検討中」が37.0%と、ポイント運用を始めてから、現金投資を実施済み、もしくは検討中の人が約半数となりました。
 
年代別に見ると、「投資した」が最も多いのは30代で、18.6%という結果となりました。20~40代が15%前後で、その他の年代は10%未満でした。
 
ポイント運用を始めたのが「投資に興味があったため」という人のうち、実際に現金を「投資した」は30.0%、「検討中」は60.0%で、9割の人が投資した、もしくは検討していることがわかりました。
 
また、「投資した・検討中」の人はポイント運用を始めた理由が「ポイントを増やすため」という人では54.8%、「何となく試したくなったため」という人でも44.9%であることから、ポイント運用が投資をするきっかけになっていることがうかがえます。
 
どの商品に投資したか聞いたところ、最も多いのは「株式投資」(41.5%)で、以下は「投資信託」(37.8%) 、「つみたてNISA」(32.9%)、「NISA」(19.5%)、「iDeco」(15.9%)となりました。男性の一番人気は「株式投資」(46.5%)である一方、女性では「つみたてNISA」(46.2%)であることがわかりました。
 
また、年代別に見ると、「株式投資」は30代と50代で50%を超え、「つみたてNISA」は20代では60%と、他の年代と比べてダントツで多い結果となりました。また、「投資信託」は60代で特に高い数字となりました。
 

ポイント運用をしたことで現金投資がしやすくなったという人が6割以上

ポイント運用の経験があることで、現金による投資にもチャレンジしやすくなったか聞いたところ、「とても思う」が29.3%、「思う」が36.6%と、65.9%が「そう思う」と回答しています。特に女性では69.2%が「そう思う」と回答しているほか、若い年代ほど投資にチャレンジしやすくなったという人が多いことがわかりました。
 
「投資はしておらず、検討中」と回答した人に、現金投資を始めるかを検討するにあたり、やってみたり、検討していることはあるか聞いたところ、「証券口座を作る」と回答した人が29.9%で、「雑誌や書籍を読む」(27.8%)、「投資を既にしている人に話を聞く」(20.4%)と、投資をするための勉強や準備をしていることがわかりました。
 
10代、20代、40代では「証券口座を作る」が36~37%と高くなっており、すぐ行動に移している様子がうかがえます。
 
以上の結果から、ポイント運用をすることで、現金投資への意欲がわき、実際の投資やその準備のきっかけになっていることがわかりました。まずはポイント運用で、どのくらいポイントが増えるか試してみてはいかがでしょう。
 

出典

株式会社FreeLifeConsulting「ポイ活」「ポイント運用」についての調査(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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