更新日: 2022.10.26 その他資産運用

投資でいう「リスク」ってどういうこと? 具体的にはどんなリスクがある?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部 / 監修 : 高橋庸夫

投資でいう「リスク」ってどういうこと? 具体的にはどんなリスクがある?
日本政府は、貯蓄から投資へシフトすることを推し進めています。しかし預貯金とは異なり、株式・債券・投資信託といった投資商品は元本が保証されていないため、「リスク」がつきものです。このリスクを十分に理解しておかないと、後悔することになりかねません。
 
そこで、今回は投資におけるリスクの意味や、具体的にどのようなリスクがあるのかについて解説します。

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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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高橋庸夫

監修:高橋庸夫(たかはし つねお)

ファイナンシャル・プランナー

住宅ローンアドバイザー ,宅地建物取引士, マンション管理士, 防災士
サラリーマン生活24年、その間10回以上の転勤を経験し、全国各所に居住。早期退職後は、新たな知識習得に貪欲に努めるとともに、自らが経験した「サラリーマンの退職、住宅ローン、子育て教育、資産運用」などの実体験をベースとして、個別相談、セミナー講師など精力的に活動。また、マンション管理士として管理組合運営や役員やマンション居住者への支援を実施。妻と長女と犬1匹。

投資におけるリスクの意味とは?

「投資」とは、利益を得ることを目的として株式や投資信託といった金融商品を購入することです。
 
しかし、利益が出ると見込んだものの、損失が出てしまうこともあります。どのような結果になるかは、プロの投資家でも完璧に予測することはできません。このような不確実性のことを「リスク」といいます。
 
一般的に、リスクというと「損失」「危険性」を意味しますが、投資の世界では、株価や金利などが変動する可能性を意味する言葉です。
 
金融商品を購入すると、「リターン」を得ることが期待できます。リターンとは、お金を運用した結果、利益または損失が出てしまうことを指すため、決して利益だけを意味するわけではありません。
 
一般的に、金融商品のリスクが低いと得られるリターンも低くなり、逆に金融商品のリスクが高いとリターンが高くなります。こうした関係を知っていれば、金融商品を選ぶ際に失敗を防ぐことが期待できるでしょう。
 
例えば、手堅く投資したい場合は、リスクが低い金融商品を選ぶことが原則となるでしょう。また、「ローリスク、ハイリターンの商品です」といったうたい文句の金融商品を勧誘されても、「怪しいのではないか」と警戒心を働かせることができるでしょう。
 
さらに、投資をする場合は「どのぐらいの金額の損失であれば許容できるのか」といった自分自身の「リスク許容度」を知っておくことも大切です。例えば、できるだけ投資で元本割れしたくない人がハイリスクハイリターンの株式投資を行うと、避けたいと思っていたはずの元本割れとなるリスクが高まります。
 
投資は、生活に支障のない余剰資金で行うことが基本です。生活が破たんしないためにも、自分のリスク許容度に合った投資商品を選ぶようにしましょう。
 

リスクの種類とは?

投資のリスクには、対象となる金融商品によってさまざまな種類があります。ここでは、以下の5つのリスクについて確認していきましょう。
 

●株価変動リスク

株価が上がったり下がったりする可能性を意味します。
 

●信用リスク

株式や国債・債券などを発行している国や企業が財政難や経営不振に陥ってしまうと、債務不履行(投資家に対して元本や利息などが返済できなくなること)になる可能性を意味します。
 

●流動性リスク

市場などで金融商品を売り買いしたいときにそうできなくなったり、希望する価格で売れなかったりする可能性を意味します。
 

●金利変動リスク

金利の変動によって、資産の市場価格が上がったり下がったりする可能性を意味し、特に金利変動の影響を受けるものが債券です。金利が下がると債券価格は上がり、金利が上がると債券価格は下がります。
 

●為替変動リスク

通貨ペアとなる為替相場の変動によって、金融商品の価値が上がったり下がったりすることを意味します。
 
リスクは、金融商品によって異なるため、投資する前の段階で十分に理解しておくことが大切です。
 

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投資はリスク許容度を把握してから始めよう

着実に資産を増やしていくためには、貯金だけでなく投資も取り入れることが大切です。しかし投資は預金と異なり、元本割れする可能性があるため、事前に投資対象商品のリスクの種類を把握しておきましょう。
 
一口にリスクといっても、「株価変動リスク」「信用リスク」「流動性リスク」などさまざまです。これらを踏まえたうえで、自分自身のリスク許容度を考え、投資を始めるようにしましょう。
 

出典

金融庁 基礎から学べる金融ガイド

金融庁 投資の基本 人生設計としてのライフプラン

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:高橋庸夫
ファイナンシャル・プランナー

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