更新日: 2022.10.29 NISA
つみたてNISAを最大限生かすために。今からできる工夫とは?
金融庁のホームページでは、つみたてNISAは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度である、と紹介されています。
つみたてNISAは、年間40万円までの非課税投資額に対して、最長20年間にわたり運用益等が非課税になる制度です。年間40万円なので、毎月同じ金額を積み立てるとしたら1ヶ月当たり約3.3万円になります。
そこで今回は、つみたてNISA制度を最大限活用するためのポイントと、毎月約3万円の積立額を捻出するための節約術について紹介します。
これからつみたてNISAを始めたい人や、すでに始めている人もぜひ参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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つみたてNISAの年間非課税投資枠は40万円! 毎月約3.3万円がつみたて可能
冒頭でも触れましたが、つみたてNISAは少額を長期間にわたって積み立てながら、分散投資する制度です。一般NISAと違って、つみたてNISAでは一括購入はできず、毎月コツコツ積み立てて購入する仕組みです。
つみたてNISAはリスク分散しながら資産運用ができる
積立での投資は、一括で投資するよりもリスク分散になります。
株や為替は、短い周期で変動します。そのため、一括購入するよりも、分散して積立購入することで、よりリスク分散になります。
さらに、分散して積立購入することを長期間行うことで、より運用結果の安定が見込めます。
つみたてNISAは、取り扱う金融機関にもよりますが、毎月1000円程度から購入可能です。そのため、少額で複数の商品を積立購入することも可能です。
複数の商品を購入することで、さらなるリスク分散にもなるため、つみたてNISAを活用することでさまざまなリスクを分散しながら資産運用ができます。
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毎月約3万円を捻出するための節約術とは
つみたてNISAを最大限活用するために、1ヶ月の上限である約3万円を家計から捻出する方法について紹介します。あくまでも、つみたてNISAの1ヶ月の上限額が約3.3万円であるというだけであり、これ以下の積立購入額でも構いません。
まずは家計に負担のない少額からスタートしてもよいのです。最終的には、年額40万円(月約3.3万円)の枠を使い切ることを目標にしましょう。
まず固定費の削減に着手し変動費の工夫も実施しよう
つみたてNISAの1ヶ月上限額である約3万円を、いきなり家計から捻出するのは容易ではありません。まずは家計の見直しを図り、積立購入額に充当できる余裕資金を、少しでも捻出しましょう。
家計改善を行う場合、最も効果が出やすく継続しやすいのが固定費の見直しです。例えば、住居費や生命保険料、水道光熱費などが固定費にあたります。
特に生命保険料は、毎月一定額を長期にわたり支払っていく性質です。そのため、一度保険の見直しを行い、保険料負担が軽減されれば、その後恒常的に節約が続くことになります。
単身世帯でも十分な効果はありますが、家族世帯で家族全員が保険料削減できれば、大きな節約になります。
このほかにも、携帯電話を格安スマホに変更することで、恒常的な節約になります。
変動費の節約として、食費の節約のために、なるべくまとめ買いをして買い物に行く回数を減らすことも有効です。
どうしても買い物に行くと、余計な買い物までしてしまうことがあります。つまり、買い物に行く回数自体を減らすことで無駄遣いを減らせます。
また、節約と同時にフードロスの観点からも、食品の在庫をしっかり確認してから買い物に出掛けることもおすすめです。無駄を減らすことは、節約に直結します。
少しでも家計から余裕資金を捻出できるようになれば、つみたてNISAをスタートしてみましょう。
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まとめ
つみたてNISAは、投資初心者でも取り組みやすい資産運用です。一方で、資産運用は余裕資金の範囲内で行うのが鉄則です。
余裕資金を少しでも捻出するためには家計の見直しを行い、まずは毎月確実に捻出できる金額を洗い出しましょう。
つみたてNISAは、途中で解約や購入の中止が可能です。しかし、長期分散投資の効果を最大限発揮するためには、なるべく継続する方が望ましいです。
そのため、無理のない金額でコツコツつみたてNISAを継続することをおすすめします。
出典
金融庁 つみたてNISAの概要
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部