更新日: 2022.12.22 NISA

投資、はじめの一歩が踏み出せない…どのように克服したらいい?

執筆者 : 植田周司

投資、はじめの一歩が踏み出せない…どのように克服したらいい?
Aさんは、知人がNISAで資産運用をしていると聞いて、投資に少し興味が出てきました。しかし投資というと、損をするのではないかという心配があり、投資を始めたいという気持ちと不安な気持ちが重なり、また2人目の子どもができて子育てに忙しいこともあり、最初の一歩がなかなか踏み出せないでいます。
 
インターネットで、NISAやiDeCoの情報を見たり、投資に関するセミナーに参加したりしていると、制度が複雑な上に、専門用語がたくさん出てきて、よく理解できません。また、iDeCoとNISAの違いがよく分からないため、自分はどちらを優先すべきか迷っています。

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植田周司

執筆者:植田周司(うえだ しゅうじ)

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士、円満相続遺言支援士(R)

外資系IT企業を経て、FPとして「PCとFPオフィス植田」を起業。独立系のFPとして常に相談者の利益と希望を最優先に考え、ライフプランをご提案します。
お客様に「相談して良かった」と言っていただけるよう、日々努力しています。

最初の一歩を妨げる3つの要因

Aさんが投資に興味がありながら、最初の一歩が踏み出せない理由はいろいろありますが、以下の3つが大きな妨げとなっているようです。
 

1.まとまったお金がない
2.投資に対する勉強不足
3.口座開設や商品選択などの手続きが複雑

 
今回は、これらの問題をどのように克服すれば良いかご紹介します。
 

1. まとまったお金がない

投資というと100万単位の資金が必要と思っている方がいます。しかし、投資にはNISAやiDeCoのように、毎月少額を積み立てる方法もあります。毎月の給料の一部を投資に回すことで、今すぐに始めることができます。
 
さらに、クレジットカードで投資信託を購入することができるケースもあり、この方法であれば、最初に証券口座に積み立て用のお金を入金する必要もありません。クレジットカードによってはポイントも貯まります。
 
このように、まとまったお金がなくても投資を始めることができます。少しでも早く投資を始めることで、時間を味方につけて効果的な運用ができます。また長期で運用することでリスクを低減できます。
 
「お金が貯まってから」と考えていると、いつまでたっても始めることができないかもしれません。まずは、毎月1000円や2000円などの少額から、積み立てから始めてみましょう。
 

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2. 投資に対する勉強不足

NISAやiDeCoなどの制度の複雑さや、難しい用語がたくさん出てきて、投資を始める人に取っては高い敷居となっているようです。ネットで検索しても、膨大な情報の中から自分が知りたいことを探すのはひと苦労です。
 
Aさんも、もし最初に何か間違えると大損をするのではないかと心配になって、そこで足が止まったままになっています。セミナーなどで積立投資を長期で行えば、こんなに利益が出ると説明されても、「これは今までの実績であり、将来にわたって利益を保証するものではありません。投資は自己責任です」と言われると、ますます不安になります。
 
初心者の方には、少額から積み立てできるつみたてNISAがおすすめです。つみたてNISAは積立額や投資先をいつでも変更できます。もし投資方法が自分に合っていないと思えば、すぐに変更できますし、積立額が少なければ損も少なくてすみます。
 
投資で損をするのが心配という方に知っていただきたいのが、積み立てている商品の損益がマイナスになっているとき(買った時より値下がりしている状態)は売らないことです。損益がマイナスの状態では、まだ損は確定していません。値上がりするまで待ってから売れば、損をすることはありません。
 
また、計算上で損をしているということは、その商品が値下がりしているわけですから、買いたいものがバーゲンセールをやっているような状態です。このような場合は、積み立てを継続することが大切です。
 
初心者の方は、まず少額から投資を始めてみませんか? 実際に自分で投資を経験することで、多くのことを学ぶことができます。
 

3. 口座開設や商品選択などの手続きが複雑

口座を開設するには、金融機関の指示に従い各種の登録が必要になります。入力(記入)項目も多く、エラーになって先に進めないということも考えられます。
 
ネット証券の場合は、ネットですべての手続きができるようになっていますが、その時に口座の種類や税金の取り扱いなども選択する必要があり、初めて投資をする人は、どれを選べばよいのかわからないこともあるでしょう。
 
知人に投資の経験者がいれば、口座開設を助けてもらうのも1つの方法です。チャット機能を使用して、わからないことを聞くこともできますので、パソコンやスマホが得意な方は利用すると良いでしょう。
 
また、窓口のある証券会社なら、口座開設を含めいろいろな手続きについて丁寧に教えてくれますので、困ることは少ないでしょう。ただし、知らない商品を勧められても、良しあしが自分自身で判断できないものは、買わないようにしてください。そのような商品に投資するのは、もう少し経験を積んでからでも、遅くはありません。
 
つみたてNISAで積み立てる商品(投資信託)も、どれを選べば良いの分からないと思います。初心者の方は、バランス型の商品や、全世界株式に投資するような商品をお勧めします。これらの投資信託は、つみたてNISAで投資を始めるほうが、長期で運用を目指すには適切な商品といえます。
 

まとめ

投資の最初の一歩を踏み出すのは勇気のいることですが、その一歩が将来自分の大きな財産となります。勇気を持って最初の一歩を踏み出しましょう。実際に積立投資を経験することで、座学では得られない多くのことを学ぶことができるでしょう。
 

出典

金融庁 NISA特設ウェブサイト

 
執筆者:植田周司
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士、円満相続遺言支援士(R)

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