更新日: 2023.02.28 その他資産運用
若者の投資への興味が高まった!? 今こそ投資の基本を抑えよう!
親がお金を出してくれるうちはよくわからないかもしれませんが、親の経済状況に変化があったり、経済的に親から独立するときには、将来を不安に感じる可能性があります。若者の投資への興味も高まっています。
お金が余っている時代に投資を考えると、どうしても投機的になってしまいますが、今の時代は限られた資産だからこそ、リスクを抑えた投資で将来の人生設計に役立てる、そんな投資の基本とも言える知識を求めています。
執筆者:黒澤佳子(くろさわよしこ)
CFP(R)認定者、中小企業診断士
アットハーモニーマネジメントオフィス代表
栃木県出身。横浜国立大学卒業後、銀行、IT企業、監査法人を経て独立。個別相談、セミナー講師、本やコラムの執筆等を行う。
自身の子育て経験を踏まえて、明日の子どもたちが希望を持って暮らせる社会の実現を願い、金融経済教育に取り組んでいる。
また女性の起業,事業承継を中心に経営サポートを行い、大学では経営学や消費生活論の講義を担当している。
若者の「お金」に関する悩みの背景にあるもの
「Z世代のお金と投資に関する意識調査」(研究機関SHIBUYA109lab.)によると、「現代社会を生き抜くための能力や知識として必要なもの」の1位は「お金に関する知識」(73%)でした。
Z世代は、リーマンショックで冷えきった経済情勢の中で育ち、まだ幼い頃に大きな震災を経験しました。大学に入ってすぐ、あるいは大学入学当初から新型コロナ感染拡大の影響をまともに受けてしまった世代です。
「日常」の楽しさを知らずに、恐々と大海に放たれたのですから、悩むのも無理はありません。特に「お金」については、真面目な人、慎重な人ほど悩む傾向だということもあると思います。
しかし、外出が制限される一方で、「おうち時間」を楽しむ術を次々とあみだし、SNSを駆使しながら世界中の人とコミュニケーションを楽しむ、無限の発想力を持つZ世代・・・知らないのはもったいない!
同調査では、「投資に興味がある」のは51.2%と半数以上であるにもかかわらず、実際に「投資をしている」のは12.3%でした。投資をしていない理由は、「何から始めていいかわからない」「お金が減るリスクがある」「投資に対する知識がない」が上位にきています。
具体的には、金融商品に関する知識がないことが原因のようです。「あなたが理解している金融商品」の1位は「預金」(52.5%)ですが、2位は「特にない」(35%)で、次は「保険」(34.8%)、「株式」(30.5%)と3割程度にとどまっています。
限られた資源である「お金」を、上手に増やす、上手に使うことができるかもしれないと期待が集まるZ世代。「18歳成人」もあり、高校では金融教育が始まりました。詐欺に狙われやすい年代でもありますので、自分を守るためにも正しい知識を得て、金融感覚を養ってもらいたいですね。
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どんな知識があればよい? 大学生が知っておきたい金融リテラシー
「パーソナルファイナンス教育スタンダード」(日本FP協会)によると、高等教育段階(短大・大学、専門学校以上)における「貯蓄・投資」に知識・スキル・倫理として、以下の項目が挙げられています。
一見すると、大人もよく説明できない高度な内容も含まれているようにも感じますが、金利のこと、金融商品のこと、リスク・リターンのこと、学んでみると「もっと早く知りたかった!」と役立つ内容ばかりです。
学生や若年層とはいえ、お金の知識を持つことが必要な時代です。今こそ投資のことを学び始めてみませんか?
出典
SHIBUYA109lab. Z世代のお金と投資に関する意識調査
日本FP協会 ホームページ
執筆者:黒澤佳子
CFP(R)認定者、中小企業診断士