更新日: 2023.03.14 NISA
iDeCoやNISAを始める年齢は「若ければ若いほどいい」といわれる理由は?
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執筆者:柘植輝(つげ ひかる)
行政書士
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。
目次
iDeCoやNISAには節税効果がある
iDeCo(個人型確定拠出年金)やNISA(少額投資非課税制度)が注目を集める理由の1つに節税効果があります。
通常、投資の利益には約20%の税金がかかりますが、NISAは投資で得た運用益や売買益が非課税になります。また、iDeCoは掛け金の拠出時は全額が所得控除の対象となり、運用益は非課税、受け取り時も税制の優遇を受けられます。
限られた時間の中で自分の資産を最大限に生かすには節税が重要です。資産を増やしながら、その資産を守るための節税もできるということで、iDeCoやNISAは若いうちから行うべきだといわれています。
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実際に投資をすることで社会の仕組みが分かる
日本はもちろん、世界の大多数の国は資本主義に基づいて経済が動いています。若いうちは経済に対して関心が低くなりがちですが、iDeCoやNISAを通じて投資をはじめることで、株価や金利の動向、社会情勢の変化が自分の資産に影響し、目に見える形で増減するため、自然と経済に関心を持つようになります。
投資の経験によって得た経済の知識や情報を、例えば仕事や起業など社会人としての活動に生かせることもあるでしょう。
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時間を味方につけることができる
投資の世界は厳しく、プロトレーダーでも短期的に利益を上げるのは難しいのが実情です。しかし、時間を味方につけることで投資初心者でも10年後、20年後には堅実に利益を得られることがあります。
資本主義社会で株価は下落と上昇を繰り返しながら、長期的には経済の成長とともに上がっていきます。若いうちから投資を始めると、短期的には資産が減っても、長期間にわたり運用を続けることで、最終的には時間の経過による経済成長の恩恵を受け、運用益を得られる可能性が高くなります。
また、投資には複利効果があります。例えば、投資信託の配当金を再び投資信託の購入に充てることで、利息が利息を生んで資産が大きくなっていくのが複利効果です。
参考までに、毎月3万円の掛け金を年利5%で運用できた場合の試算では、20年の投資期間で元本の720万円に対して運用益が513万1000円となり、合計で1233万円という結果になります。
図表1
出典:金融庁 「資産運用シミュレーション」
同じ条件で投資期間が30年間の場合、元本と運用益の合計は2496万8000円という試算結果です。
図表2
出典:金融庁 「資産運用シミュレーション」
ライフイベントに備えて資産形成ができる
人生にはさまざまなライフイベントがあり、結婚、出産、子育て、マイホームの購入など、節目ごとにある程度まとまった支出が生じます。また、老後の生活への備えも必要です。
それらを貯金だけで賄うのはなかなか難しいのが現実ですが、若いうちに投資をはじめ、長期間で資産運用を行っていけば、より少ない負担で効率よくライフイベントなどに備えることができます。
iDeCoやNISAはできるだけ若いうちに始めるべき
iDeCoやNISAは税制の優遇を受けられる制度であり、投資初心者でも利益を得やすくなっています。
若いうちからiDeCoやNISAの利用をはじめることで、将来に向けて有利に資産形成を行いつつ、投資や社会経済について積極的に考えてみてください。
出典
金融庁 資産運用シミュレーション
執筆者:柘植輝
行政書士