更新日: 2023.05.03 NISA

来年から新NISAがスタート!来年に備えて今年はNISAをやめるべき?

来年から新NISAがスタート!来年に備えて今年はNISAをやめるべき?
2024年から新NISAが始まります。周りでNISAを使って投資する人が増えてきて自分も早く投資を始めてみたい。そう考えている方もいらっしゃるはず。そこで、新NISAの開始 を踏まえて現行のNISAを今からでも始めるべきか解説していきます。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
◆お問い合わせはこちら
https://www.secure-cloud.jp/sf/1611279407LKVRaLQD/

2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

現行NISAはやめるべきでない

結論から申し上げれば、新NISAが来年から始まることを踏まえても現行のNISA制度を今から始めておくべきです。現行NISAを行っている方は余裕があれば投資額については満額行うべきです。
 
なぜなら、現行のNISA制度と新NISA制度は別枠であるからです。それ故、新NISA移行後も現行NISAは別枠で運用を続けることができ、非課税で運用できる金融資産をより多く確保することができるからです。
 
もし、2023年中に現行NISAを始めることができれば、NISA制度の非課税枠は新NISA制度の1800万円に現行NISAの120万円(一般NISA)または40万円(つみたてNISA)の枠を加えて、最大でなんと1920万円も非課税枠を保有することができます。長期間の資産形成においてこの違いは決して小さくありません。
 

【PR】資料請求_好立地×駅近のマンション投資

【PR】J.P.Returns

おすすめポイント

・東京23区や神奈川(横浜市・川崎市)、関西(大阪、京都、神戸)の都心高稼働エリアが中心
・入居率は99.95%となっており、マンション投資初心者でも安心
・スマホで読めるオリジナルeBookが資料請求でもらえる

現行NISAと新NISAの違いは?

「実際始めたいけどNISAって新旧でどう変わるの?」といったように新しいNISA開始前に現在のNISA制度を始めることで後悔しないか心配になる方もいらっしゃるでしょう。
 
とはいえ、少なくとも、現行NISAを始めたからと新NISAとの違いで後悔することはないでしょう。新NISAは現行NISAと別枠で利用できることから、非課税枠をより多く確保できるからです。
 
新NISAの概要としては、現行NISAより非課税枠が広くなり、つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能になり、非課税での運用期限が無期限となるといった具合です。
 
投資である以上元本割れのリスクを完全に回避することができるわけではなく、新NISAにおいてもその点のリスクが緩和されているものではありません。
 
しかし、新NISAがこれだけパワーアップしていることや現行NISAと別枠で併用できることを考えると、資産形成をより有利に行いたいという観点からは、新NISAへの移行を理由に現行のNISAを行わないというのはもったいないといえます。
 

【PR】SBI証券のNISA(ニーサ)

SBI証券のNISA(ニーサ)

おすすめポイント

【NISA】
・投資できる商品が多い
・NISA口座での国内株式 売買手数料0円
【つみたてNISA】
・幅広い投資信託ラインナップ
・100円から積立がスタートできる

NISAは途中でやめることができる

「でも今無理にNISAを始めてもNISAをやめたくなったらどうするの?」と心配になる方もいらっしゃることでしょう。ですがその点は心配不要です。NISAは現行制度と新制度、どちらの制度もいつでもやめることができます。
 
具体的には投資対象となる投資信託などの購入をやめて、今保有しているものは売却して現金化すればいいのです。iDeCoは掛け金の減額こそできても、途中で解約して現金化したり拠出をやめることはできないため、NISAもそうでないかと心配される方もいらっしゃいますがそうではありません。
 
ただし、NISAには元本割れのリスクがあり途中でやめても元本が確実に戻ってくるとも限りません。そのため、いつでも現金化できるからと安易に上限額いっぱいに運用をすると後悔することにもなりかねないため注意が必要です。
 

新NISAに向けて現行NISAの利用も検討を!


 
新NISAと現行NISAは異なる制度として扱われるため、少しでも有利に資産形成を行うのであれば非課税枠を増やすためにも現行のNISAも継続するべきでしょう。まだNISAを始められていなければ現行のNISAからスタートしたいところです。
 
とはいえNISAは投資であり元本割れのリスクもあります。新制度移行前から始める方が有利な点もありますが、そこだけにとらわれ、無理に始めるのも賢明ではありません。NISAを始める前には制度について理解し、リスクの範囲内で行うようにしてください。
 
執筆者:柘植輝
行政書士

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集