「積立投資」が今注目!? 行っている人の特徴と始められない理由。解決策も伝授!
配信日: 2023.09.03 更新日: 2023.09.04
本記事では、年齢や収入、ライフスタイルなど、彼らの共通点や背景を深掘りします。また、積立投資を無理と感じる理由ごとに、実践的な改善策を紹介していきます。投資の世界は遠いと感じているあなたも、ぜひ今後の積立投資を考える際の参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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積立投資を行っている人の特徴は?
本項では、積立投資を行っている人の特徴をご紹介します。以下のデータは、(一社)投資信託協会の「投資信託に関するアンケート調査」(2022年9月、20~79歳の男女2万人)によるものです。
・回答者の性別
男性: 49.8%
女性: 50.2%
・回答者の年代
40代が最も多く、19.6%の人が投資信託を保有している。
平均年齢は50.8歳。
・最近の保有年齢層の変動
投資信託を現在保有している人のなかで、40代が最も多く18.7%を占めている。これに続いて、60代が18.6%で次に多い。2021年と比べ30代の保有者は減少し、50~70代の保有者が増加している。現在の投資信託保有者の平均年齢は51.8歳と、前回(2021年)の50.0歳よりも若干上昇している。
このように、投資信託の保有者は男女ほぼ半々で、40代が最も多い年代となっています。最近では、中高年層の保有率が増加している傾向が見られます。
保有層の割合
●現在投資信託を保有している人(投信現在保有層):26.5%
●過去には保有していたが、現在はしていない人(投信保有経験層):8.6%
●これまで一度も保有したことがない人(投信保有未経験層):64.9%
投信の現在保有層は、前回(2021年)の27.9%よりもわずかに減少しています。
世帯年収や年代との関連
世帯年収別の投資信託を現在保有している割合は、年収100万円未満が34.5%、年収1000万円以上が70.2%と世帯年収が高くなるほど高くなっていることが分かります。年代との関連は、40代以下の投信の現在保有層は、前回(2021年)の21.0%より減少しています。
●特に30代の保有者は、6.4ポイント減少している
●50代から70代の保有者の割合は増加しており、一方で30代は3.0ポイント、40代は2.3ポイント減少している
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積立投資ができない理由とその改善策
投資信託の購入の目的は、「老後の生活資金(54.6%)」が多く、調査を開始した2019年より上昇を続けています。このように積立投資は、長期的な資産形成の一つの手段として注目されています。しかし、多くの人が始める障壁を感じているのも事実です。元手がない、投資に関する知識が足りない、損をするのが怖いといった理由でためらう方も多いでしょう。
投信保有未経験層の投信非購入理由は、
●「投資の知識がない」(51.4%)
●「そもそも興味がない」(35.2%)
●「損をしそうで怖い」(27.1%)
前回より「投資の知識がない」が11.5ポイント高いという結果があります。
以下で、これらの理由を具体的に解説し、それぞれの問題を解決するための改善策を提案します。
元手がない:スタートのための資金調達方法
「元手がない」と感じる方は多いですが、積立投資は少額から始めることが可能です。まず、日常の支出を見直し、無駄な出費を削減することから始めましょう。また、副業や資産を活用した収入の増加策も考慮するとよいでしょう。少しの努力で、月に数千円の積立が可能となり、投資の第一歩を踏み出すことができます。
知識がない:初心者向けの投資学習リソース
投資に関する知識がないと感じる方は、まずは基本から学ぶことが大切です。書籍やオンラインのセミナー、無料の学習リソースを活用して、投資の基本を理解しましょう。また、実際に少額から投資を始めることで、経験を積むことも重要です。知識を増やすことで、安心して投資を続けることができるようになります。
損をするのが怖い:リスク管理と心構えの重要性
投資にはリスクが伴いますが、適切なリスク管理と心構えをもつことで、そのリスクを最小限に抑えることができます。まず、自分のリスク許容度を理解し、それに基づいて投資先を選ぶことが大切です。また、長期的な視点をもち、短期的な価格の変動に一喜一憂しないことも重要です。適切な知識と経験を積むことで、安心して投資を続けることができます。
まとめ
本記事では、積立投資を行っている人々の特徴を紹介しました。投資信託の保有者は男女ほぼ半々で、40代が最も多い年代という事実や、投資を始める際の多くの人々の懸念点を解説しました。
またポイントとして、投資を始めるうえでの三大障壁「元手がない」「知識がない」「損をするのが怖い」とそれぞれの解決策を解説しました。これから投資を始める方々が、自分の状況に合わせた具体的なアクションを取れるのではないでしょうか。
始めるための第一歩は、自分の状況を正確に理解し、それを乗り越えるための方法を学ぶことです。本記事が、あなたの積立投資を始める一助となれば幸いです。
出典
一般社団法人投資信託協会 投資信託に関するアンケート調査報告書-2022年(令和4年)投資信託全般
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー