年金をアテにせず、資産運用を始めようと考えています。初心者が始めやすい投資は何ですか?
配信日: 2023.11.20
そこで、年金に頼らず自ら資産運用をして、老後資金を貯めようと考えている人もいるのではないでしょうか。本記事では、投資初心者でも始めやすい投資を紹介していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
リスクを抑えたいなら債権や個人年金保険
投資にはさまざまな種類がありますが、損失を被るリスクと得られるリターンの期待値で大別することができます。投資のなかでも比較的リスクが低いといわれているのが、債権や個人年金保険です。
債権とは、国や企業などが資金調達のために一般投資家などから借り入れを行う目的で発行される券面を指します。例えば、個人向け国債などが該当し、満期まで持っていれば利子を得られる仕組みです。特に国や地方自治体が発行している公共債は、財政破綻リスクが低いことから、安全性が高い投資商品と位置付けられています。
また、個人年金保険も中長期的な資産形成に役立つ投資の一種です。死亡保障と資産形成を両立できる保険であり、一定の保険料を支払うことで契約時に定めた年齢から年金形式でお金を受け取ることができます。個人年金保険には、将来受け取れる年金が運用成績で変化する変額個人年金保険と契約時に決められている定額個人年金保険があり、どちらかというと後者のほうがリスクは低いでしょう。
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リスクを負ってもリターンを求めるなら投資信託や株式投資
初心者であっても多少のリスク覚悟で投資を始めるなら、投資信託や株式投資をするのも選択肢の一つです。一般的に投資信託や株式投資は、上述した債権などに比べてリスクが高いといわれています。
しかし、投資信託や株式投資のなかでも投資する対象によって、リスクが高い商品とそうでない商品があることは理解しておきましょう。例えば、投資信託の場合、債権を中心にした商品と外国株式を中心にした商品では、前者のほうがリスクは低いです。一般的に後者は期待できるリターンは多いものの、リスクも高い商品なので資金的に余裕がある人以外はおすすめできません。
また、株式投資では初心者が短期の売買で利益を得ようとするのは簡単なことではないのが実情です。とはいえ、長期的な視点で見れば配当金をもらいながら待てば利益が出ることもあります。
投資信託や株式投資はiDecoやNISAといった税制優遇措置のある公的制度を活用すれば、さらにリスクを減らせる場合もあるので、それらの利用も検討してみてください。
投資を始めるにあたってのポイント
まず、大前提として投資には元本割れのリスクがあることは理解しておきましょう。それは、比較的安全性の高い債券であっても同じです。
損失が発生すると、老後に備えておくはずの大切なお金が目減りしてしまい、生活が苦しくなるかもしれません。そのようなことがないように、運用に回す余裕資金と老後に最低限必要になる資金を分けて投資することが大切です。
また、投資のリスクを下げるには分散投資が有効です。仮に資金を全額一気に投入すると、リーマンショックのような突発的な出来事が起こったときに体勢を立て直すのが難しくなります。
そのため、毎月一定額を支払う積立投資などを利用して複数回に分けてお金を払うのはもちろん、できれば投資する対象も複数の商品に分散させることを心掛けましょう。
ゆとりある老後生活にお金は大切! リスクとリターンを考慮して投資先を判断しよう
労働生産人口の減少による年金の先行き不安によって、若年世帯を中心に投資に興味を抱いている人も増えてきています。とはいえ、投資にはたくさんの種類があり、それぞれに元本割れするリスクと期待できるリターンは異なります。
基本的にどのような投資商品であっても元本割れするリスクは存在するので、投資を始める前には必ず「リスクとリターンのバランス」を確認しておきましょう。
出典
厚生労働省 いっしょに検証! 公的年金
国民年金基金連合会 iDeco公式サイト
金融庁 つみたてNISAの概要
金融庁 新しいNISA
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー