株価ってただの数字ですよね。なぜ株価の変動が多くの人に影響を与えるのか全く分からないのですが……。

配信日: 2024.01.01

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株価ってただの数字ですよね。なぜ株価の変動が多くの人に影響を与えるのか全く分からないのですが……。
テレビなどでニュースをみていると、毎日のように株価の変動について伝えています。SNSでも、株価の変動についての情報を目にする機会は少なくありません。しかし、なぜ株価の変動に多くの人が注目しているのか、あまり深いところまでは理解していない人も多いでしょう。
 
今回は、ただの数字に思える株価について、その変動が多くの人に影響を与える理由について考えてみます。
FINANCIAL FIELD編集部

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そもそも株価とは

株とは、株式会社が資金調達のために発行する株券のことを指します。株とお金を交換することで企業は資金を調達し、事業運営に活用する仕組みです。株を買った人はその企業の株主となり、経営に参加する権利を得ます。
 
株のなかで、特に株価と関連性の高いものは、上場株式です。株価と表現されるものは、上場株式の(1株あたりの)価格と認識しておくとよいでしょう。上場株式とは、金融商品取引所で売買が可能な株のことです。上場すると、より多くの投資家が自由に売買可能となり、その売買行動によって日々株価が変動します。
 

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株価の変動が企業に与える影響

投資家は、業績や社会的な評判がよかったり、あるいは、よい商品を発売したりする企業の株を好んで買います。多くの投資家が同じような思惑でそうした株を購入すれば、需要と供給の関係で株価が上昇するためです。
 
株価が安いときに買って高くなってから売ると、投資家は、その差分を利益として受け取れます。つまり、株価の上昇は、企業の業績や評判、発売した商品などが、投資家など社会全体に好感を持たれた結果といえるでしょう。
 
こうした流れから、株価の上昇は、企業自体の価値や評価を高める役割を果たします。その結果、金融機関からの信用度も上がり、さらなる資金調達もしやすくなるでしょう。
 
資金調達ができれば、新しい施設を建設したり多くの従業員を雇ったり、また新たな商品開発をしたりなど投資がしやすくなります。経営が安定し、その先に、さらなる成長が期待できる点も、株価上昇が企業へともたらす大きなメリットです。
 
一方で、株価が下がると逆の動きとなりかねません。そのため、企業にとって株価の変動は、経営の状況や戦略に重要な意味を持つことになります。
 

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株価の変動が多くの人に影響を与える理由

株価が、少なくとも企業にとって、ただの数字ではないことは理解できたでしょう。しかし、社会にいる多くの人にとっても、決して無関係なものではありません。株価が上昇すると、企業は資金調達をしやすくなり、設備投資や商品開発、人材の確保などを進められます。それらの影響で業績や利益を上げられれば、さらなる株価の上昇が見込めます。
 
利益が積み上がると、そのお金を使って、さらに人を雇うことや既存の社員の給与を上げることにつながります。結果的に、株の取引をしていない人でも、恩恵を受ける可能性が高まる点が非常に重要なポイントです。
 
株価が上がった企業やその社員だけではなく、下請け企業や取引企業にも恩恵が広く行き渡るでしょう。それらの関連企業も、新たな雇用や給与の増額に乗り出す可能性が高まります。確かに、株価の上昇は即座に社会全体に影響を与えるものではありません。そのため、多くの人にとってはただの数字と思えるでしょう。
 
しかし、じつは巡り巡って多くの人に影響を与えているのが、この株価の変動です。お金の流れを知ると、経済は社会全体でつながっていることを少しずつ理解できます。無関係だと思わず、広い視野でお金や経済について考えることが重要です。
 

株価の変動が社会に与える影響は意外と大きい

毎日変動する株価をみても、それが社会や自分たちにどのような影響を与えているのかわからないという人は多いでしょう。しかし、株価の上昇は企業に利益をもたらし、そのお金をもとに企業が雇用や給与を増やせば、多くの人が恩恵を受けます。ひいては、関連企業が雇用や給与を増やす可能性もあります。
 
株価はただの数字ではなく、日々の変動が巡り巡って、社会や多くの人々に影響を与えていると認識しておきましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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