20代前半の女性です。投資をしたいけれど減ってしまわないかと心配です。どれくらいの人が利益を出しているのでしょうか?
配信日: 2023.12.30
投資を行う際には、リスクを理解したうえで、自分が許容できる範囲内にて行うことが重要です。本記事では、投資で利益が出ている人の割合をはじめ、投資初心者が行いがちなミスを解説しますので参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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投資で利益が出ている人の割合はどのくらい?
株式会社アドバンが運営するテクニカル分析専門サイト「テクニカルブック」が、2023年10月に投資を行っている20歳以上の女性265名を対象としたアンケートでは、直近1年間の投資成績で「大きな利益が出た」「利益が出た」と回答した人の割合を図表1のように伝えています。
【図表1】
年齢 | 大きな利益が出たと回答した人の割合 | 利益が出たと回答した人の割合 |
---|---|---|
20代(Z世代) | 14.6% | 66.7% |
30代(ミレニアル世代) | 10.9% | 61.8% |
40代(氷河期世代) | 7.5% | 58.5% |
50代(バブル世代) | 3.8% | 66.0% |
60代(シニア世代) | 1.8% | 48.2% |
出典:株式会社アドバン テクニカル分析専門の解説サイト テクニカルブック 「Z世代投資女子の81.3%がプラス達成!シニア世代の50.0%を大きく上回る」より筆者作成
利益が出た人の割合がもっとも高いのが20代の81.3%となっており、60代の50.0%と大きな差が出ています。30代や40代、またはそれ以上の世代と比べて投資経験が浅いと考えられる20代が利益を出せているのは、意外な結果であるといえるのではないでしょうか。
投資は確実に利益が出るわけではない
投資を始めるにあたって理解しておきたいのは、確実に利益が出るわけではないということです。投資には、主に以下の5つのリスクがあり、さまざまな要因によって収益や損失が変動することを想定しておかなければなりません。
●価格変動リスク:投資した株式などの有価証券の価格が上下するリスク
●信用リスク:株式や債券の発行元の信用力(財務状態の悪化)によって、利子や元本の支払いが履行できなくなるリスク
●流動性リスク:売買が極端に少なくなることで、希望価格や売りたいときに売れないリスク
●金利変動リスク:金利変動によって資産価値が変動するリスク
●為替変動リスク:円と外国為替相場の変動によって資産価値が変動するリスク
投資の目的や資金に合わせて、自身が許容できるリスクを慎重に判断することが求められます。損失を出すリスク回避のことだけ考えているようでは、大きな利益を出すのは難しいです。
客観的なアドバイスを受けるなどして、自分のリスク許容度を理解・確認し、ハイリスク・ハイリターン商品とローリスク・ローリターンの商品を組み合わせて投資を行うといったことも検討してみるとよいでしょう。
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投資初心者が行いがちなミスとは?
投資初心者が行いがちなミスは、以下のとおりです。
●金融商品の特徴を理解しないで選ぶ
●目先の利益だけを求めてしまう
事前に行いがちなミスを把握しておくことで、リスクを回避して失敗を未然に防げます。ミスの内容を解説しますので、ぜひチェックしておいてください。
金融商品の特徴を理解しないで選ぶ
金融商品の特徴やリスクを事前に理解しないまま選ぶのは、損失を生む危険性が高いです。「投資をよく理解していない」「取りあえず投資をしてみた」という投資初心者のなかには、SNSの情報だけを頼りにしたり、周りのアドバイスどおりに投資をしたりする人もいるでしょう。
有益な情報があるかもしれませんし、そのとおりにすることで利益が出ることもあるかもしれません。しかし、投資において損失が出れば、それは完全に自己責任です。
投資を始める際には、金融商品の仕組み、投資によってリスクとリターンが異なること、手数料をさまざまな情報リソースから調査してください。そのうえで、資金用途や運用期間などに照らし合わせてから投資を行いましょう。
目先の利益だけを求めた
目先の利益だけを求めることも、初心者にかぎらず投資を行うにあたって注意が必要です。ハイリスク・ハイリターンのものだけに手を出した、分散投資を行わなかった、相場を把握していなかったといった理由で損失が大きくなるケースは十分に有り得ます。
リスクを正しく理解したうえで投資を始めよう
昨今は超低金利時代ともよばれており、普通預金や定期預金への預け入れでは利子に期待するのは難しいです。その点、投資は効率よく資産形成を行えます。リスクを理解し、事前に取引ルールを定める、金融商品の知識を得るなどしてから始めてみてください。
その際に、SNSの情報に惑わされる、周りの投資経験者のアドバイスをそのまま受け入れてはいけません。必ずそのとおりになる保証はなく、大きな損につながるケースも有り得ます。
出典
株式会社アドバン テクニカル分析専門の解説サイト「テクニカルブック」 Z世代投資女子の81.3%がプラス達成!シニア世代の50.0%を大きく上回る
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー