「そもそも株式って何?どうやって購入するの?」という疑問にお答えします。
配信日: 2018.10.04 更新日: 2019.01.10
始めてみたいけど、「そもそも株式って何?どうやって購入するの?」という疑問にお答えします。
Text:大堀貴子(おおほり たかこ)
CFP(R)認定者 第Ⅰ種証券外務員
2008年南山大学法学部法律学科卒業後、大手証券会社で、営業として勤務。主人のタイ赴任がきまり、退社。3年間の在タイ中、2人をタイで出産、子育てする。本帰国後、日本で3人目を出産。現在、3人の子育てと長女の国立小学校受験に奮闘中。子供への早期教育の多額の出費、住宅ローン、子供の学資資金、また老後資金準備のため、いろいろな制度を使って、資産運用をしています。実際の経験を踏まえた、お金に関する、役立つ情報を発信していきたいと思います。
株式とは?
株式は、会社が資金調達のために発行するものです。
株式の購入者は株券(現在は電子化され、紙では発行されません)と株主という地位を与えられ、株主総会の議決権・株主優待や配当を受け取る権利を持つことができます。
株式で集めたお金は返済義務がありません。そのため、株価の変動により元本がゼロになってしまうリスク、配当金が受け取れないリスクもありますが、企業の業績により大きな利益を得られる可能性もあります。
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株取引はどうやって始めるの?
まず証券会社に口座を開く必要があります。どの証券会社にするかは2つのタイプで選びます。
(1)手数料が高くてもいいからアドバイスをしてほしい、セミナーに参加して株式を勉強したい
(2)手数料が安いほうがいい、自分でインターネットを使って取引ができる
(1)のタイプ→お近くの店舗がある証券会社がおすすめです。
運転免許証などの本人確認書類、マイナンバーカードが分かる通知カードもしくは個人番号カード、印鑑、銀行のキャッシュカードなど口座番号が分かるものを持参して店舗に行けば、その日のうちに口座開設ができます(営業時間は平日9:00~15:00)。
取引を始めるには、個々人に与えられている振込専用口座にお金を振り込むか、後日発行される証券カードで所定のATMで振り込めば取引準備完了です。
(2)のタイプ→店舗のないネット専業の証券会社がおすすめです。
インターネットで証券会社を選び、口座開設手続きをします。スマホなどの写真機能で運転免許証などの本人確認書類・マイナンバーの確認ができるため、手続きはインターネットで完結します。
手続き後、本人限定郵便を受取口座開設完了です。ネットバンキングから証券振込専用口座へ入金、もしくは証券カードを使ってATMから入金したら取引準備完了です。
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株式はどうやって買うのですか?
株式取引時間は、前場の9:00~11:30 と後場の12:30~15:00です。株式注文自体はインターネットであればいつでも注文できますが、株式取引が成立するのはこの取引時間中のみです。朝一番に付く値段が寄付(始値)、終了時に付く値段が引値(終値)になります。
基本の注文方法は、「指値」と「成行」があります。
「指値」は、買いであれば、ある値段以下でしか買わない注文です。売りであれば、ある値段以上でないと売らない注文です。指値注文で現在の価格と離れている場合は、一般的には7営業日まで注文の有効期限を設定できますので、何日かにわたって注文しておくとよいでしょう。
「成行」は、成り行きに任せて注文を出したときの値段で買う、もしくは売ることです。注文時の値段でほぼ成立しますが、取引時間中でないときの注文や決算発表後の株式(基本的に取引時間中に決算発表があることは少ない)、取引数が少ない株式、株式の値段に大きく影響を与えるようなニュースが出た株式であると思った値段と大きく違う値段で成立する可能性があるため注意しましょう。
株式を注文するときは銘柄・株数・値段・市場(一番取引されている最優先執行市場で自動的に決定することが多い)を指定して注文します。
売るときは、「手数料・税金を差し引いた売却金額-買付金額=売却利益」ですから売却利益が出るところで売りましょう。税金は翌日に差し引かれます。
まずは買ってみよう!
まずは、自分がいつも使っている商品の会社で株主優待があるところや、有名企業から買ってみるのがよいでしょう。
損するのがまだ怖い場合は、ノートに毎日の終値の値段を書くことから始めてはどうでしょうか? これは、証券営業員が証券会社に入社して相場感覚を身に付けるためにまずやることですが、これをやるだけでも全然違ってきます。
値段はアプリやネット検索、新聞で毎日確認できます。分からないというだけで株式購入をためらっているのはもったいないですよ。
Text:大堀 貴子(おおほり たかこ)
CFP(R)認定者 第1種証券外務員