更新日: 2024.03.19 NISA

新卒の息子に「新NISA」を始めさせるべきですか? 本人は「回せるお金がないよ!」と言っているので悩んでいます。

新卒の息子に「新NISA」を始めさせるべきですか? 本人は「回せるお金がないよ!」と言っているので悩んでいます。
2024年スタートの新NISAは、少額から長期間積み立てたい人にとって、より一層魅力的な制度になりました。しかし、学校を卒業し、会社に入ったばかりの時点で資産運用を始めることに不安を覚えるお子さんもいるかもしれません。
 
この記事では、NISAの特徴やNISA口座を持つ20代のデータを紹介し、20代からNISAを始めるメリットをひもといていきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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20代からのスタートはなぜよいのか? NISAの特徴とは

NISAの特徴は、「長期投資」「積み立て投資」「分散投資」を組み合わせた運用ができることです。このうち、長期投資と積み立て投資の視点から考えると、若いうちから運用を開始して長く続けることで、メリットが大きくなると考えられます。
 
長期投資の場合、投資で得た利益を元本にプラスして運用できるため、元本についた利息にさらに利息が付く「複利効果」が大きいです。NISAは非課税保有期間が無期限なので、20代で始めると複利のメリットを享受できます。
 
積み立て投資の場合、一定の金額を定期的に購入する「ドル・コスト平均法」により、高いときに買いすぎたり、安いときに買えなかったりする心配がありません。少ない金額から積み立てることも可能です。
 

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毎月100円からの積み立てが可能な金融機関も

会社に入社したばかりのときは社会人生活に慣れるのに必死で、資産運用にまで手が回らないと感じるかもしれません。しかし、少額から運用できるのがNISAの魅力なので心配する必要はないでしょう。
 
毎月100円からNISAの積み立てを始められる金融機関もあります。少額でも長く続けることで資産を増やせる可能性が上がるので、投資に回せるお金が増えてから積み立ての金額を増額することも可能です。
 
例えば、毎月100円を年率3%で10年積み立てた場合、最終積立金額は1万3974円になり、何もせずに持っていた場合(1万2000円)と比べると1974円の利益が出ることになります。
 
同じ条件で1000円積み立てられれば、最終積立金額は13万9741円(何もしなかった場合は12万円)となり、金額が多く期間が長いほど利益は増えます。毎月100円、1000円なら投資に回せると感じるのではないでしょうか。
 

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20代は積み立て派が多数! 長期投資、積み立て投資は長期間になるほどメリットが大きい

NISAが新制度になる前の令和5年のデータになりますが、10代の「NISA(一般・つみたて)・ジュニアNISA口座数」は全世代の10.6パーセントを占めています。
 
20代では一般NISA口座数(43万97口座、全体の3.8%)よりも、つみたてNISA口座数(172万4461口座、全体の19%)が圧倒的に多く、早くNISAを始めて長期間投資のメリットを活用しようと考える人が多いようです。
 
2024年からNISAは新制度になり、非課税保有期間が無期限化され、年間投資枠や非課税保有限度額が大幅に引き上げられました。今後も長期間の運用を考える若い世代が増えると考えられます。ただし、投資にはリスクもあります。生活と投資のバランスを考え、無理のない範囲で資産形成をすることが大切です。
 

20代には積み立てタイプのNISAが人気!長期投資、分散投資に取り組む人が多数

20代は積み立てタイプのNISAを運用している人が多く、長期投資、分散投資でリスクを抑え、資産形成を目指す傾向がうかがえます。少額から運用できる金融機関もあり、新卒で会社に入社すると同時にNISAを始めれば長期間の運用が可能です。
 
一方で、NISAは安定した投資といわれていますが、リスクがないわけではありません。NISAの運用はリスクとメリットを考え、投資を行う本人が納得したうえで始めることが大切です。
 

出典

SBI証券 SBI証券でNISAをはじめる3大メリット
金融庁 資産運用シミュレーション
金融庁 新しいNISA
金融庁 一般NISAの概要
金融庁 NISA・ジュニアNISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について
金融庁 NISA口座の利用状況調査(令和5年9月末時点)
金融庁 はじめてみよう!NISA早わかりガイドブック
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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