更新日: 2024.03.29 その他資産運用

ロボアドバイザーはやめとけ? その理由や注意点、おすすめの人をご紹介!

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

ロボアドバイザーはやめとけ? その理由や注意点、おすすめの人をご紹介!
「ロボアドバイザー」とは、AIが投資のアドバイスや運用をしてくれるサービスです。
 
初心者でも簡単に資産運用ができるというメリットがありますが、一方でデメリットやリスクもあります。「ロボアドバイザーはやめたほうがいい」などの否定的な言葉を聞き、利用するのに不安がある人も少なくないかもしれません。
 
そこで、この記事では、ロボアドバイザーの基本的な仕組みや、やめとけと言われる理由、ロボアドバイザーがおすすめな人の特徴や利用する際の注意点などを解説します。
 
メリットとデメリットをしっかりと理解した上で利用したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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ロボアドバイザーとは?

ロボアドバイザーとは、人工知能(AI)が投資家の代わりに資産運用のアドバイスや運用の手伝いをしてくれるサービスのことです。具体的には、利用者のリスク許容度や目標額などに応じて、最適な資産の組み合わせ(ポートフォリオ)を提案してくれます。
 
ロボアドバイザーには、「アドバイス型」と「投資一任型」の2種類があります。
 
「アドバイス型」では、ロボアドバイザーが提案したポートフォリオを参考に、自分で投資の意思決定や売買をおこないます。一方で、「投資一任型」では、運用資金を入金するだけで、ロボアドバイザーが自動でポートフォリオに応じた買い付けや売却をおこなってくれます。
 
また、相場の変動によってポートフォリオのバランスが崩れた場合、ロボアドバイザーが自動で調整してくれる「リバランス」機能もあります。
 
ロボアドバイザーは、投資に興味がある人にとって魅力的な選択肢の1つですが、利用する前には、その特徴や注意点をよく理解しておく必要があります。
 

ロボアドバイザーはやめとけと言われる理由

ロボアドバイザーには多くのメリットがありますが、一方で「ロボアドバイザーはやめとけ」という評判も耳にしたことがあるのではないでしょうか。やめとけと言われる主な理由は以下のとおりです。
 

●利益が出るのに時間がかかる
 
●元本保証ではない
 
●手数料が割高

 

ロボアドバイザーはやめとけと言われる理由1:利益が出るのに時間がかかる

ロボアドバイザーは、長期的に分散投資をおこなうことで、着実に資産を増やすことを目指しています。しかし、短期的には相場の変動によって資産が減ることもあります。そのため、すぐに利益を得たいという人には向いていません。
 

ロボアドバイザーはやめとけと言われる理由2:元本保証ではない

ロボアドバイザーが運用する金融商品は、元本が保証されているものではありません。つまり、運用資金が元本を下回る可能性があるということです。
 
ロボアドバイザーは、人工知能やアルゴリズムに基づいて投資判断をおこないますが、その投資戦略は完璧ではないため、リスクが伴うことを理解しておく必要があります。
 

ロボアドバイザーはやめとけと言われる理由3:手数料が割高

投資一任型のロボアドバイザーは、運用を全て任せることができるので便利ですが、その分運用手数料が発生します。ロボアドバイザーによって運用手数料は異なりますが、おおよそ1%前後となっているものが多いです。これに対し、よく比較して検討される投資信託でも、保有時の手数料として信託報酬がかかります。
 
投資信託の信託報酬は0.1%以下の商品も多くあり、ロボアドバイザーの10分の1以下で投資できます。
 

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ロボアドバイザーのメリット

ロボアドバイザーのメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
 

●投資の知識がなくても始められる
 
●少額から投資できる
 
●手間いらずで運用できる

 
それぞれ詳しく解説していきます。
 

ロボアドバイザーのメリット(1)投資の知識がなくても始められる

ロボアドバイザーの最も大きなメリットは、投資や金融に関するハイレベルな知識がなくても資産運用が始められることです。年齢・年収・資産・投資の目的などの簡単な質問に答えるだけで、自分に最適な運用プランを提案してくれます。
 
したがって、投資に関する知識や経験がない初心者でも、機関投資家が実践するような専門家並みの投資ができるという点が一番のメリットといえます。
 

ロボアドバイザーのメリット(2)少額から投資できる

ロボアドバイザーの多くは、少額から投資できるようになっています。例えば「ウェルスナビ( WealthNavi)」や楽天証券の「楽ラップ」なら最低1万円からそれぞれ資産運用を始めることができます。また、毎月の積立投資も可能です。
 
少額から始められるため、資産運用に興味があるけれど、いきなり大きな金額では不安という人におすすめの投資手法です。
 

ロボアドバイザーのメリット(3)手間いらずで運用できる

ロボアドバイザーの中には、「投資一任型」と呼ばれるサービスもあります。一任型のロボアドバイザーは商品を提案するだけでなく、購入から運用、そして資産を状況に応じて再配分するリバランスまで、ロボアドバイザーに全て任せることができます。
 
したがって、毎日投資信託の基準価額を見て売るか買うかを判断したり、投資先について調べたりする手間が省けることもメリットの1つといえます。
 
手間いらずで運用できるので、忙しい人や面倒くさがりな人にもピッタリです。
 

ロボアドバイザーのデメリット

次に、ロボアドバイザーのデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
 

●手数料が割高
 
●元本割れのリスクがある
 
●短期的には大きな利益を得にくい
 
●投資経験が積めない
 
●同じようなポートフォリオを自分で組めてしまう

 
それぞれ順番に解説していきます。
 

ロボアドバイザーのデメリット(1)手数料が割高

ロボアドバイザーのデメリットの1つは、「手数料が割高」であることです。ロボアドバイザーには、投資一任型とアドバイス型の2種類がありますが、投資一任型の場合は、運用を全て任せる代わりに、運用手数料がかかります。
 
運用手数料は、ロボアドバイザーによって異なりますが、おおよそ1%前後となっています。これは、自分で投資信託やETFを直接購入する場合に比べて割高になります。手数料は、運用成果に直接影響するため、なるべく抑えることが望ましいです。
 

ロボアドバイザーのデメリット(2)元本割れのリスクがある

ロボアドバイザーには、「元本割れのリスク」があります。元本割れとは、手元に戻ってくるお金が投資した金額よりも少なくなってしまうことをいいます。
 
ロボアドバイザーは、AIが最適な投資先を選んでくれますが、それでも市場の変動によって損失が発生する可能性があることには注意しましょう。
 

ロボアドバイザーのデメリット(3)短期的には大きな利益を得にくい

ロボアドバイザーのデメリットとして、「短期的には大きな利益を得にくい」ことも挙げられます。ロボアドバイザーは、長期分散投資を前提としています。長期分散投資とは、さまざまな資産に分散して投資し、長い期間をかけて利益を積み上げる方法です。
 
この方法は、安定的な成果を期待できる反面、数日や数ヶ月といった短い期間で大きな利益を出すことは難しいです。
 

ロボアドバイザーのデメリット(4)投資経験が積めない

ロボアドバイザーは、AIが投資の判断をしてくれるため、投資家は自分で考える必要がありません。これは、手間が省けるというメリットである一方、同時に「自分で投資の知識やスキルを身につける機会が減る」というデメリットでもあります。
 
ロボアドバイザーに頼りすぎると、自分で投資の判断ができなくなる恐れがあるため、利用する場合は、定期的に投資の勉強をするなど、自分の判断力を磨くことも大切です。
 

ロボアドバイザーのデメリット(5)同じようなポートフォリオを自分で組めてしまう

「ロボアドバイザーと同じようなポートフォリオを自分で組めてしまう」という意見があります。これは、ロボアドバイザーが提案するポートフォリオが、投資信託やETFなどの一般的な商品で構成されていることが多いからです。
 
つまり、ロボアドバイザーに頼らずに、自分で同じような商品を選んで購入すれば、手数料を節約できます。しかし、これにはいくつかの問題点があります。
 
・自分でポートフォリオを組むには、投資の知識や経験が必要です。ロボアドバイザーは、AIが客観的なデータに基づいて最適な商品を選んでくれますが、自分で選ぶ場合は、市場の動向や商品の特徴などを把握しなければなりません。
 
・自分でポートフォリオを組んだ場合、運用やリバランスも自分でおこなわなければなりません。ロボアドバイザーは、自動で運用やリバランスをおこなってくれるので、手間がかかりませんが、自分でおこなう場合は、定期的に運用状況をチェックし、必要に応じて資産配分を変更する必要があります。
 
・ロボアドバイザーは、機械的に投資をおこなうので、市場の変動に動じませんが、自分でおこなう場合は、暴落や急騰に対してパニックになったり、欲にかられたりして、投資に失敗してしまう可能性があります。
 
以上のように、ロボアドバイザーを利用しないほうが手数料を節約できますが、実際には知識や手間、感情のコントロールが必要になることには注意しましょう。
 

ロボアドバイザー利用時の注意点

ロボアドバイザーは、投資に興味がある人にとって魅力的な選択肢の1つですが、利用する前には、以下のような点に注意しましょう。
 

ロボアドバイザー利用時の注意点1:NISA非対応の証券会社もある

NISAとは、非課税投資口座のことで、一定期間内に投資した金額に対して、配当や譲渡益などの所得が非課税になる制度です。ロボアドバイザーの中には、NISA口座に対応していないものもあります。例えば、マネックス証券が提供している「マネックスアドバイザー」はNISA口座に対応していません。
 
NISAを利用したい場合は、事前にサービスの対応状況を確認しましょう。
 

ロボアドバイザー利用時の注意点2:投資目的を明確にしておく

ロボアドバイザーは、あなたの投資目的やリスク許容度に応じて、最適なポートフォリオを提案してくれます。しかし、その前に、自分の投資目的を明確にしておく必要があります。例えば、老後資金や子どもの教育費など、目的によって必要な期間や金額が異なります。
 
また、自分がどれくらいのリスクを取れるかを確認しておきましょう。
 

ロボアドバイザー利用時の注意点3:サービス内容を把握しておく

ロボアドバイザーには、さまざまなサービス内容があります。例えば、運用対象となる商品や資産クラス、手数料や最低投資金額、運用方針やリバランスの頻度など、サービスによって異なります。自分に合ったサービスを選ぶためには、事前にサービス内容を把握しておくことが重要です。
 

ロボアドバイザー利用時の注意点4:必ずもうかるわけではない

ロボアドバイザーが提案した運用プランが、必ずもうかるという保証はありません。
 
過去のデータや統計的な分析に基づいて、最適なポートフォリオを提案してくれますが、市場は常に変動しており、未来は誰にも分かりません。損失を被る可能性もあります。
 
そのリスクを承知の上で、ロボアドバイザーを利用しましょう。
 

ロボアドバイザー利用時の注意点5:長期投資が前提

ロボアドバイザーは、長期的な資産形成を目的としたサービスです。短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で投資をおこなうことが重要です。
 
長期で運用することで、時間とともに複利効果を発揮して、資産が増える可能性が高まります。しかし、それには、一定の期間、投資を続けることが必要です。
 
ロボアドバイザーを利用する際には、長期投資が前提であることを忘れないでください。
 

ロボアドバイザーがおすすめな人の特徴

次に、ロボアドバイザーがおすすめな人の特徴を紹介します。それは以下の3つです。
 

●投資する時間を確保するのが難しい人
 
●初めて投資する人
 
●長期的に資産形成したい人

 
それぞれ解説していきます。
 

ロボアドバイザーがおすすめな人の特徴(1)投資する時間を確保するのが難しい人

ロボアドバイザーは、あらかじめ設定したリスクや目標に基づいて、最適なポートフォリオを提案してくれます。また、投資一任型の場合は、運用も自動でおこなってくれるため、資産運用する手間がほとんどかかりません。
 
このように、仕事や家事、育児、介護などで忙しく投資に時間をかけられない人でも、ロボアドバイザーを利用すれば、簡単に資産運用を始めることができます。
 

ロボアドバイザーがおすすめな人の特徴(2)初めて投資する人

ロボアドバイザーは、投資の知識や経験がなくても利用できるサービスです。自分のリスク許容度や投資目的に合わせて、適切な資産配分を提案してくれます。
 
また、投資信託やETFなどの投資対象も、ロボアドバイザーが選んでくれるため、銘柄選びに悩む必要がありません。
 
「知識がなくて何を選んでいいかわからない」という初心者でも安心して投資を始めることができます。
 

ロボアドバイザーがおすすめな人の特徴(3)長期的に資産形成したい人

長期的な資産形成を目指す人にもロボアドバイザーはおすすめです。
 
ロボアドバイザーは、世界中のさまざまな資産に分散投資することで、リスクを低減しながら運用します。
 
また、相場の変動に応じて、ポートフォリオのバランスを調整する「リバランス」機能も備えているため、長期的に安定した運用をおこなうことが可能です。
 

ロボアドバイザーはやめたほうがいい人の特徴

ロボアドバイザーは多くのメリットがありますが、デメリットもあります。ここでは、ロボアドバイザーを利用するのはやめたほうがいい人の特徴について紹介します。
それは以下の3つです。
 

●自分で商品を選びたい人
 
●短期間で大きな利益を得たい人
 
●手数料を抑えたい人

 
それぞれ順番に解説していきます。
 

ロボアドバイザーはやめたほうがいい人の特徴(1)自分で商品を選びたい人

ロボアドバイザーは、投資家の代わりに商品を選んでくれますが、その商品は、主にインデックスファンドやETFなどの分散投資型のものです。
 
つまり、ロボアドバイザーは、市場全体に連動するようなパフォーマンスを目指しますが、個別の銘柄やセクターに特化した投資はできません。
 
自分で商品を選びたい人や、特定のテーマやトレンドに乗りたい人には、ロボアドバイザーは向いていないといえます。
 

ロボアドバイザーはやめたほうがいい人の特徴(2)短期間で大きな利益を得たい人

ロボアドバイザーは、長期的な資産形成を目的とした投資サービスです。市場の変動に対して、積極的にポジションを変えたり、タイミングを計って売買を繰り返したりしません。
 
したがって、短期間で大きな利益を得たい人や、トレードを楽しみたいという人には、ロボアドバイザーは物足りないかもしれません。
 

ロボアドバイザーはやめたほうがいい人の特徴(3)手数料を抑えたい人

ロボアドバイザーの手数料は、一般的に、資産運用額の1%程度です。一方、「投資信託」の場合、運用手数料(信託報酬)をその10分の1程度で投資できます。
 
手数料を抑えたい人は、自分でインデックスファンドやETFなどの低コストな商品を選んで投資するほうがコストを下げて投資できるため、ロボアドバイザーはおすすめとはいえません。
 
以上が、ロボアドバイザーの利用はやめたほうがいい人の特徴です。ロボアドバイザーは、投資に関する知識や経験が少ない人や、長期的な資産形成を目指す人にとって、有用なサービスですが、全ての人に合うわけではありません。
 
自分の投資スタイルや目的に合わせて、ロボアドバイザーの利用を検討してみてください。
 

ロボアドバイザーに関してよくある質問

ロボアドバイザーに関して、よくある質問とその回答は以下のとおりです。
 

ロボアドバイザーに関してよくある質問1. ロボアドバイザーとは何ですか?

ロボアドバイザーとは、AI(人工知能)を利用した投資サービスのことです。インターネットやスマートフォンのアプリを通じて、ユーザーのリスク許容度や投資目標に基づいて、最適な資産配分(ポートフォリオ)を提案し、運用をおこないます。投資の専門知識がなくても、効率的な資産運用が可能です。
 

ロボアドバイザーに関してよくある質問2. ロボアドバイザーの種類は何がありますか?

ロボアドバイザーには大きく分けて「アドバイス型」と「投資一任型」の2つの種類があります。アドバイス型は、ロボアドバイザーが提案する資産配分を参考にしながら、ユーザー自身が投資をおこなうタイプです。
 
投資一任型は、提案されたポートフォリオに基づいて、実際の資産運用もロボアドバイザーがおこなうタイプです。自分の投資スタイルや目標に合わせて選びましょう。
 

ロボアドバイザーに関してよくある質問3. ロボアドバイザーを選ぶ際のポイントは何ですか?

ロボアドバイザーを選ぶ際には、以下のようなポイントを押さえておく必要があります。
 

●サービス内容や手数料を比較検討する
 
●運用実績を確認する
 
●いくらから投資できるか確認する
 
●NISAに対応しているか確認する
 
●サービスのサポート体制や使いやすさを確認する

 

ロボアドバイザーに関してよくある質問4. 助言型と一任型の違いを教えてください。

先述のとおり、ロボアドバイザーには「助言型(アドバイス型)」と「一任型(投資一任型)」という2つの主なサービスがあります。助言型サービスでは、最適な資産配分を提案されますが、実際の投資の購入や売却は自分でおこなう必要があります。
 
一方、一任型サービスでは、提案に同意すれば、その後の運用やリバランス(資産配分の調整)などを全てロボアドバイザーが担ってくれます。
 
助言型の利点は、利用料が無料であることや、自分の投資戦略を反映させやすいことですが、時間や労力がかかるという欠点があります。また、全ての判断を自分で下さなければならないため、知識や経験が求められます。
 
一任型の場合、プロ並みの運用を、手間をかけずに任せられ、リバランスも自動で受けられる利点がありますが、サービス利用のための手数料が必要であり、運用に直接関与することはできません。
 
助言型は、資産運用の経験がある人や投資に関する知識がある人に適しています。一任型は、投資の経験が少ない初心者や忙しい人におすすめです。
 
自分の目的やニーズに合わせて、どちらのロボアドバイザーサービスを選ぶのかを決めましょう。
 

ロボアドバイザーまとめ

ロボアドバイザーは、自分の目的や期間、リスク許容度などに応じて、最適なポートフォリオを提案し、自動で運用してくれます。しかし、それはあくまで過去のデータや統計に基づいたものであり、未来の利益を保証するものではありません。
 
また、ロボアドバイザーは、運用方針や商品の選択肢が限られること、サービスの継続性や安定性が不明確なことなど、デメリットやリスクもあります。
 
しかしその一方で、投資や金融に関する知識がなくても資産運用ができるというメリットがあります。
 
ロボアドバイザーは、投資に興味がある人にとって魅力的な選択肢の1つですが、利用する際には、その特徴や注意点をよく理解しておくようにしましょう。
 

出典

ウェルスナビ(WealthNavi) シンプルな手数料設定
ウェルスナビ(WealthNavi) よくあるご質問
楽天証券株式会社 投信スーパーサーチ
楽天証券株式会社 よくあるご質問 楽ラップは最低いくらから取引できますか?
マネックス証券株式会社 よくある質問 マネックスアドバイザーについて
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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