更新日: 2024.03.29 その他資産運用

IPO投資の始め方とは? 失敗しないためのコツやメリット・デメリットを解説!

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

IPO投資の始め方とは? 失敗しないためのコツやメリット・デメリットを解説!
「IPO投資をはじめたいが、失敗するリスクがあるからためらっている」「IPO投資のマイナスな口コミを見かけたため、IPO投資で利益が得られるのか不安」など、このようなお悩みを抱えたことはありませんか?
 
IPO投資にマイナスなイメージを持っている方の中には、IPO投資の特徴や失敗しない方法についてリサーチし、利用を検討したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
 
IPO投資は、「複数の証券会社に申し込む」「主幹事実績の多い証券会社を選ぶ」などのポイントを押さえることで、失敗しにくくなります。また、「口座に資金がないため申し込めない」「ブックビルディングの指し値で下限を提示する」「当選後に申し込みを忘れる」など、IPO投資初心者によくある失敗例をチェックすることで、IPO株に当選した場合にスムーズに投資をはじめられます。
 
本記事では、IPO投資の概要、IPO投資の始め方、IPO投資で失敗しないためのポイント、IPO投資で初心者によくある失敗例などについてご紹介します。本記事を参考にして、IPO投資を検討してみましょう。

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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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IPO投資とは?

IPO投資とは、これまで株主のみ購入できた株式を株式市場に上場することで、不特定多数の投資家に買い付けしてもらえる方法です。株式の上場には新規株式の発行をおこなわない「直接上場」という方法もありますが、事業の資金調達が目的ならIPO抽選で資金調達ができます。
 
また、証券取引所に上場するには、厳しい審査に通過する必要があります。IPOで新規公開株を上場することで、企業側は知名度の高さをアピールできます。
 

【ステップ順に解説】IPO投資の始め方

IPO投資をはじめる場合は、以下5つのステップで進めていきます。
 

1.IPO株の情報をチェックする
2.目論見書をチェックする
3.ブックビルディングに申し込む
4.購入の申し込みをする
5.抽選確認後にIPO株を売却する

 
上記の5つのステップについて、詳しく解説します。
 

IPO投資の始め方1.IPO株の情報をチェックする

はじめに、IPO株の情報についてチェックしましょう。IPO抽選のスケジュールをチェックしなければ、申込期間に遅れるケースがあるためです。
 
また、スケジュールを確認後に、どのIPO株に申し込むか検討します。例えば、「競合他社が少ない企業」「高成長している企業」は、初値の値上がりが期待できます。事前にIPO株の情報についてチェックし、利益の獲得を狙いましょう。
 

IPO投資の始め方2.目論見書をチェックする

次に、目論見書をチェックしましょう。目論見書とは、証券会社が提供する投資信託について、投資情報に関する重要事項を記載している書類です。
 
目論見書は投資信託の購入前に、投資家に配布される資料です。具体的には、目論見書で次の内容を閲覧できるため、買い付け前にIPO株の詳細情報についてチェックできます。
 
図表1

目論見書の記載情報 各項目の詳細
ファンドの目的・運用 投資の目的
投資先
「インデックス型」「アクティブ型」などIPO株の運用方法
IPO株における分配の頻度
投資のリスク 「価格変動リスク」「為替変動リスク」「金利変動リスク」など、具体的な
運用実績 基準価額や純資産総額の推移
分配金の推移
年間収益率の推移
投資信託の過去の運用実績
手続き・手数料 ファンドの購入単位
購入時の手数料や運用中の運用管理費用
ファンドにかかる税金
ファンドにかかる諸費用

一般社団法人投資信託協会「目論見書」、大和証券株式会社「投資信託:目論見書ってなに?」を参考に筆者作成
 
目論見書で買い付けしたいIPO株の詳細情報をチェックし、買い付け後の値動きについてもイメージしましょう。
 

IPO投資の始め方3.ブックビルディングに申し込む

「ブックビルディング」に申し込み、IPOの抽選に参加しましょう。ブックビルディングとは、新規株式の発行時に、投資家が購入を希望するIPO株の枚数や希望金額について提示することで、株式の販売価格を決める方式です。ブックビルディングでIPO株の需要についてリサーチし、IPO株の販売価格を決定します。
 
また、IPO株の枚数や希望金額を提示する際には、仮条件として金額の範囲を提示してもらえます。例えば、ブックビルディング時に提示した申込金額が最終的に決定した公開価格を下回る場合は、その後の抽選に参加できません。そのため、仮条件の上限金額を提示してもらうことで、IPO株を買い付けしやすくなります。
 

IPO投資の始め方4.購入の申し込みをする

公開価格が公表されて抽選に当選したら、購入の申し込みをおこないます。当選結果の公表後、翌日から数日間が購入期間として設定されます。当選後に購入の申し込みをしない場合は、「購入を辞退した」と受け取られるため注意しましょう。
 
購入の申し込みは、基本的には証券会社からおこないます。はじめてIPO投資をおこなう場合は口座開設や入金などの各種手続きが必要となるため、余裕を持って進めるようにしましょう。
 

IPO投資の始め方5.抽選確認後にIPO株を売却する

IPO株の抽選確認後に、IPO株を売却しましょう。IPO株の買い取り後に価格が上昇し、購入時よりも多くの売却額を受け取れるケースが多いためです。
 
中にはIPO株を買い付けた後に値下がりし、損失が発生するIPO株もあります。高い売値で売却するためにも、IPO株の抽選後に売却しましょう。
 

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IPO投資で失敗しないためのポイント

IPO投資で失敗しないためのポイントとして、以下の4点が挙げられます。
 

・複数の証券会社に申し込む
・証券会社選びは主幹事実績の多いところを選ぶ
・証券会社によっては応募するほど当選確率が上がる
・口座開設数が少ない証券会社に申し込む

 
IPO投資の抽選は、複数の証券会社に申し込みましょう。また、主幹事実績の多い証券会社を選ぶことで、IPO投資に当選しやすくなります。
 
他には、「応募するほど当選確率が上がる証券会社に申し込む」「口座開設数が少ない証券会社に申し込む」などのポイントを意識することで、IPO投資で失敗しにくくなります。詳しく解説します。
 

IPO投資で失敗しないためのポイント1:複数の証券会社に申し込む

IPO投資では「複数の証券会社」に申し込みましょう。IPO株の銘柄は各証券会社で異なり、複数の証券会社で申し込むことで、IPO株を買い付けできる可能性が高まるためです。例えば、図表2のとおり、ネット証券会社によって取り扱っているIPO株の銘柄数が異なります。
 
図表2

ネット証券会社 取り扱っているIPO株の銘柄数
SBI証券 91銘柄(2023年)
楽天証券 61銘柄(2023年)
松井証券 70銘柄(2023年)
マネックス証券 54銘柄(2023年)

各公式サイトを参考に筆者作成
 
SBI証券とマネックス証券なら、30銘柄以上の差があります。さまざまなネット証券会社をチェックしながら、IPO株を買い付けできる機会を増やしましょう。
 

IPO投資で失敗しないためのポイント2:証券会社選びは主幹事実績の多いところを選ぶ

主幹事実績の多い証券会社を選ぶことで、IPO投資に当選しやすくなります。主幹事とは、株式公開前から公開後のスケジュール管理や助言、資料作成などを中心的に担う機会がある証券会社です。具体的には、次のような業務に携わっています。
 

・公開時の引き受けや販売
・公開までの各種事務手続き
・審査や株価設定
・株式上場後における資金調達の助言や指導

 
幹事証券会社も存在しますが、より多くのIPO株を引き受けている証券会社が主幹事となり、中心的な役割を担っています。主幹事実績の多い証券会社は取り扱うIPO株数が多いため、IPO株数が他社より増える分、当選確率が上がります。
 
一例として、主幹事実績のある証券会社には、次の4社が挙げられます。
 

・SMBC日興証券株式会社
・株式会社SBI証券
・野村證券株式会社
・マネックス証券株式会社

 
主幹事実績のある証券会社に複数登録し、IPO株の当選確率を高めましょう。
 

IPO投資で失敗しないためのポイント3:証券会社によっては応募するほど当選確率が上がる

応募回数が多いほどIPO株に当選しやすい証券会社を選ぶことで、IPO投資で利益を得やすくなります。一般的には、IPO株に当選しにくく、当選確率が上がる証券会社を利用することで、IPO投資をはじめやすいためです。
 
一例として、SBI証券は抽選に外れた場合にポイントを獲得し、獲得ポイントが高い人ほど抽選に当選しやすい「IPOチャレンジポイント」を導入しています。初心者でも当選確率を高められる証券会社を利用し、IPO投資に参加できる機会を増やしましょう。
 

IPO投資で失敗しないためのポイント4:口座開設数が少ない証券会社に申し込む

口座開設数が少ない証券会社に申し込むことで、IPO株を買い付けしやすくなります。口座開設数が少ない証券会社は証券会社を利用している投資家が少なく、IPO株に当選できる確率が高まるためです。
 
例えば、主な証券会社の口座開設数は、図表3のとおりです。
 
図表3

証券会社 口座開設数
SBI証券 1100万口座
楽天証券 1000万口座
松井証券 145万口座
マネックス証券 216万口座
GMOクリック証券 52万口座

各公式サイトを参考に筆者作成
 
SBI証券とGMOクリック証券の口座開設数を比較すると、1000万口座以上の差があります。利用前に証券会社の口座開設数をチェックし、IPO株の当選確率を高めましょう。
 

IPO投資で初心者によくある失敗例

IPO投資で初心者によくある失敗例として、以下の5点が挙げられます。
 

・口座に資金がないため申し込めない
・ブックビルディングの指し値で下限を提示する
・当選後に申し込みを忘れる
・補欠当選後に急いで申し込む
・上場日を間違えて売り時を逃す

 
口座に資金がない場合は、IPO投資に申し込めない点について留意しましょう。また、IPO投資におけるブックビルディングの金額を下限額で提示することで、IPO株を購入できないケースがあります。
 
他には、「当選後に申し込みを忘れる」「補欠当選後に急いで申し込む」「上場日を間違えて売り時を逃す」などの失敗例があります。詳しく解説します。
 

IPO投資で初心者によくある失敗例1:口座に資金がないため申し込めない

口座に資金がない場合は、IPO投資に申し込めない点について留意しましょう。IPO投資は抽選後に、当選した方の口座から買い付け金額を引き落とすためです。
 
例えば、「前受金がないと申し込みできない」「応募を完了したが、抽選時に入金がないため抽選対象外になる」などのケースがあります。IPO投資をはじめる前には、口座にまとまった資金を用意しましょう。
 

IPO投資で初心者によくある失敗例2:ブックビルディングの指し値で下限を提示する

IPO投資におけるブックビルディングの金額を下限額で提示することで、IPO株を購入できないケースがあります。ブックビルディング時に低い買い付け金額を提示する場合は、当選後の買い付けに参加できないためです。
 
そのため、当選後に取引を続けるためにも、仮条件の上限金額を提示する必要があります。IPO株を買い付けたい方は、ブックビルディング時に仮条件の上限金額で申し込みましょう。
 

IPO投資で初心者によくある失敗例3:当選後に申し込みを忘れる

IPO株の当選後に、申し込みを忘れるケースがある点に留意しましょう。当選後に払い込みの申し込みを再度おこなうことで、IPO株を買い付けることができます。
 
例えば、仕事で多忙な場合に、証券会社から送信される当選メールを見落とす可能性もあります。証券会社のメールは専用ボックスに入れるなどして、IPO株の当選連絡を見落とさないよう工夫しましょう。
 

IPO投資で初心者によくある失敗例4:補欠当選後に急いで申し込む

IPO株の補欠当選後に急いで申し込む場合は、IPO投資で利益を得にくいケースがある点に留意しましょう。IPO株の当選後に辞退者が増える場合は、IPO株の株価の値上がりが期待できないケースがあるためです。
 
具体的には、購入を希望しているIPO株は再上場の企業で、株価が下落する可能性も考えられます。補欠当選後に急いでIPO株を購入するのではなく、補欠当選した背景について考える余裕を持ちましょう。
 

IPO投資で初心者によくある失敗例5:上場日を間違えて売り時を逃す

当選後にIPO株の上場日を間違えることで、売り時を逃しやすい点について留意しましょう。IPO株の売り時を逃すことで、その後に株価が下落する可能性があるためです。
 
例えば、人気のIPO銘柄は、投資家の買い注文より売り注文が少ない「買い気配」で取引がはじまるケースが多くなります。上場日を間違えて売り時を逃すことで、利益が得られにくい点について注意しましょう。
 

IPO投資のメリット

IPO投資のメリットとして、以下の3点が挙げられます。
 

・手数料がかからない
・成長している企業に投資して利益を得られる
・落選しても損失はない

 
IPO投資を利用する際には、買い付け時の手数料がかかりません。また、IPO投資は成長している企業に投資することで、利益を得やすくなります。
 
他には、IPOは抽選式となっており、IPO投資に落選した場合は損失が発生しません。詳しく解説します。
 

IPO投資のメリット1.手数料がかからない

IPO投資を利用する際には、買い付け時の手数料がかかりません。IPO株は購入対価のみ支払うことで、投資をはじめられるためです。
 
なお、通常の株式の買い注文や売り注文には、「株式の売買金額」と「手数料」が発生します。
 
また、IPO株は仲介手数料も不要で取引できます。IPO投資で発生する手数料について、利用前にチェックしましょう。
 

IPO投資のメリット2.成長している企業に投資して利益を得られる

IPO投資は成長している企業に投資することで、利益を得やすい手法です。今後の成長性が見込まれる企業の株式を初期段階で購入することで、将来的な事業の成長に合わせて値上がりが期待できるためです。
 
一例として、SBI証券において、2020年に上昇率が高かったIPO銘柄は図表4のとおりです。
 
図表4

銘柄名 公開価格 初値 上昇率
ヘッドウォータース 2400円 2万8560円 1090%
フィーチャ 520円 4710円 806%
タスキ 670円 5060円 655%
Branding Engineer 490円 2920円 496%
ニューラルポケット 900円 5100円 467%

株式会社SBI証券「新規上場株式(IPO)とは?」を参考に筆者作成
 
例えば、「ヘッドウォータース」なら、2万5000円以上の利益を得られます。買い付けするIPO株によっては、上場初日などの短期間で利益が獲得できます。IPO株を購入する際には、成長を期待できる企業に投資しましょう。
 

IPO投資のメリット3.落選しても損失はない

IPO投資に落選した場合は、損失が発生しません。IPOは抽選式となっており、当選した投資家が株式を購入できるシステムです。
 
IPO抽選に落選した場合でも、投資家が支払う金額が発生しません。投資のリスクが気になる人は、IPO投資からはじめてみるのも一案です。
 

IPO投資のデメリット

IPO投資のデメリットとして、以下の3点が挙げられます。
 

・当選しにくい
・購入株数に制限がある
・公募価格割れするリスクがある

 
IPO投資の当選確率は1%から2%程度となっていて、当選しにくい点に留意しましょう。また、利用先の証券会社によって「100株までの購入が可能」など、購入株数についての制限が設けられている場合があります。
 
他には、IPO株は、公募価格割れするリスクがあります。詳しく解説します。
 

IPO投資のデメリット1.当選しにくい

IPO投資に必要なIPO株は、当選しにくい点に留意しましょう。IPO投資の当選確率は1%から2%程度となっていて、低確率であるためです。
 
また、多くの投資家がIPO抽選に申し込み、多数の応募者がいる背景も当選確率の低さに影響しています。IPO抽選に当選しにくい点について理解し、IPO投資を検討しましょう。
 

IPO投資のデメリット2.購入株数に制限がある

IPO株は、購入株数に制限がある点について留意しましょう。利用先の証券会社によって「100株までの購入が可能」など、購入株数についての制限が設けられている可能性があるためです。
 
例えば、PayPay証券は、100株までIPO株の購入が可能です。買い付けしたいIPO株数を獲得できる証券会社を選び、満足できるIPO投資をはじめましょう。
 

IPO投資のデメリット3.公募価格割れするリスクがある

IPO株は、公募価格割れするリスクがある点について留意しましょう。公募価格割れとは、初値が公募価格を下回ることです。
 
IPO株は割安な公開価格で販売されることが多いため、初値は公開価格よりも高値になる傾向があります。しかし、全てのIPO株で初値が高くなるとは限らず、中には公募価格割れが発生するIPO株もあります。
 
そのため、IPO株を購入後には、初値や値動きを確認しながら売却する姿勢が大切です。また、初値が公開価格より高い場合も、企業の成長が見込まれる時は、長期的な視野に立って売却するタイミングを決めましょう。
 

IPO投資初心者からのよくある質問

ここではIPO投資初心者から寄せられるよくある質問をご紹介します。抱えている悩みと同じ項目を見つけた際には、参考にしてみてください。
 

IPO投資初心者からのよくある質問1:IPO投資はやるだけ無駄?

IPO投資は、やるだけ無駄とは限りません。例えば、SBI証券では、IPO抽選に応募し続けることで、当選確率を引き上げられる「IPOチャレンジポイント」を獲得できるためです。
 
実際は抽選に当選していなくても、獲得したポイントをまとめて消費することで、IPOの当選確率を上げられます。IPO抽選で当選しない状態が続いても、「やるだけ無駄」とは限らない点について把握しましょう。
 

IPO投資初心者からのよくある質問2:IPO投資でもうかる確率はどのくらい?

一般的な傾向として、IPO投資でもうかる確率は高いといえます。IPO抽選に当選後は、買い付け後のIPO株価が高まるケースが多いためです。
 
IPO抽選の当選確率は1%から2%程度と低いですが、地道に応募し続けることで当選した際には、IPO株を売却することで利益を得られます。また、IPO株に当選するためには、次のような方法に取り組むことで当選確率を上げられます。
 

・複数の証券会社に申し込む
・主幹事実績の多い証券会社を選ぶ
・応募するほど当選確率が上がる証券会社に申し込む
・口座開設数が少ない証券会社に申し込む

 
IPO株の当選確率を引き上げる工夫をして、IPO投資における利益の獲得を目指しましょう。
 

IPO投資初心者からのよくある質問3:IPO投資だけで稼げる?

IPO投資のみで、稼ぐことは可能です。IPO投資は損失が発生せず、地道に続けられる手法なためです。また、IPO抽選に当選後には、多くの利益を獲得できる可能性があります。
 
例えば、サラリーマンで投資を続けながら、2億円の資産を形成した投資家も存在します。IPO投資のみで、利益を得ることは可能であるといえます。
 

ポイントを意識してIPO投資をはじめよう

本記事ではIPO投資の概要、IPO投資の始め方、IPO投資で失敗しないためのポイント、IPO投資で初心者によくある失敗例などについてご紹介しました。IPO投資は「複数の証券会社に申し込む」「主幹事実績の多い証券会社を選ぶ」などのポイントを押さえることで、失敗しにくくなります。
 
また、「口座に資金がないため申し込めない」「ブックビルディングの指し値で下限を提示する」「当選後に申し込みを忘れる」など、IPO投資初心者によくある失敗例をチェックすることで、IPO株に当選した際にスムーズに投資をはじめられます。
 
本記事を参考にして、IPO投資を検討してみましょう。
 

出典

一般社団法人投資信託協会 目論見書
大和証券株式会社 投資信託:目論見書ってなに?
株式会社SBI証券 新規上場株式取扱実績
株式会社SBI証券 国内初となる証券総合口座1,100万口座達成のお知らせ
楽天証券株式会社 新規公開株式(IPO)/公募増資・売出(PO)の過去の取扱実績:2023年
楽天グループ株式会社 国内(証券単体)最多!楽天証券、証券総合口座数1,000万口座達成のお知らせ
松井証券株式会社 2023年の取扱銘柄
松井証券株式会社 お客様本位の業務運営の取組状況
マネックス証券株式会社
マネックス証券株式会社 過去の取扱銘柄一覧
GMOクリック証券ウェブサイト
株式会社日本取引所グループ 新規上場基本情報
PayPay証券株式会社 誰でもIPO!アプリ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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