更新日: 2024.03.30 NISA

つみたてNISAの引き出し方法とは? 図でわかりやすく解説! タイミングやデメリットも

つみたてNISAの引き出し方法とは? 図でわかりやすく解説! タイミングやデメリットも
「つみたてNISA」はNISA制度の一環であり、投資初心者や投資未経験者でも始めやすいのが特徴です。近年では資産形成に対しての注目度が高まっているため、老若男女問わず注目されています。しかし、効率的に資産形成できたとしても、最終的には引き出さないと資産は利用できません。
 
本記事では、「つみたてNISA」の引き出し方法に加えて、メリットやデメリットについても解説するので参考にしてみてください。

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つみたてNISAの概要

つみたてNISAは2018年1月から始まった資産形成をサポートするNISA制度の一環であり、投資初心者や投資未経験者でも投資を始めやすいように制度が整備されています。
 
どうしても投資には専門的な知識やノウハウが求められますが、同時に投資リスクを抑えるための対策も重要です。投資対象商品も金融庁が定めている基準を満たしているため、一般的な投資方法をいきなり始めるよりも投資リスクが抑えやすいといえます。
 
つみたてNISAの基本情報としては、図表1を参考にしてみてください。
 
図表1:つみたてNISA

年間投資可能額 40万円
非課税対象 一定の投資信託への投資から得られる分配金や譲渡金
非課税保有期間 20年間
口座開設期間 2023年まで
投資対象商品 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託(金融庁の基準を満たした投資信託に限定)

金融庁「新しいNISA」「つみたてNISAの概要」を基に筆者作成
 
つみたてNISAは、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい制度です。
 
通常の投資では運用益や分配金などに課税されますが、つみたてNISAでは非課税となるのがその一番の理由といえます。また、金融庁が定めている投資対象商品の3つの基準としては、「手数料が低水準」「頻繁に分配金が支払われない」「長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託・上場株式投資信託(ETF)」が挙げられます。
 
注意点としては、具体的に投資できる銘柄については証券会社や金融機関によって違うため、投資したい銘柄が決まっているならつみたてNISA口座を開設する前に確認しておきましょう。どの投資先に投資すればいいかについてわからない場合は、証券会社や金融機関が公開している人気ランキングなどを参考にするのもおすすめです。
 
高い人気を誇っている投資先はそれだけの理由があるため、こだわりがない方にも人気ランキングは参考になる情報といえます。
 

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つみたてNISAの引き出し方法

つみたてNISAの細かい引き出し方法については金融機関ごとで異なりますが、基本的な流れについてはある程度共通しています。
 
ライフイベントなどが発生してまとまった資金が必要になった時などは、必要になる金額だけを引き出すようにしましょう。また、引き出し回数については無制限なので、一度に全額を引き出さずに一部だけ引き出しても問題ありません。
 
つみたてNISAでは投資信託への投資になるので、実際には「引き出し」ではなく「投資信託商品の売却」になります。投資信託商品の売却はつみたてNISA口座を解約する必要はなく、決められた手順を守って進めれば問題ありません。
 
つみたてNISAの一般的な引き出し方法については、以下の流れとなります。
 

1.自分が運用しているつみたてNISA口座にログインする
 
2.自分が保有している商品を選択する
 
3.どの商品を売却するか決定して売却手続きを進める
 
4.売却したい金額や口数などを入力する
 
5.確定して売却完了

 
細かい方法については自分自身が開設している証券会社や金融機関によって異なるため、わからない点や気になる点についてはカスタマーサポートなどに相談してください。注意点としては、投資信託商品の売却は手続きをして即日で引き出せるケースは少なく、手続きをしてから現金化できるまで数日間必要となることです。
 
そのため、まとまった資金が必要になるとわかった際には、余裕があるタイミングで手続きを進めることが大切です。
 

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つみたてNISAを途中解約する場合にかかる手数料

つみたてNISAは途中解約が認められていますが、解約するメリットよりもデメリットのほうがはるかに大きいといえます。
 
基本的に途中解約するためには手数料などはかからないため、もうつみたてNISAを利用しないと考えている場合は選択肢として検討してもよいかもしれません。また、途中解約する際にはすでに保有している投資商品などについては引き出しが必要になるため、各種手続きを同時に進めることが大切です。
 
しかし、つみたてNISAを途中解約するのはさまざまなデメリットがあるので、本当に途中解約してもいいかについては慎重に判断しなければなりません。せっかく長期投資や分散投資ができていたのに、途中解約してしまうのは資産形成においても大きなマイナスです。
 
人によっては一時的に元本割れしたのが原因で途中解決に踏み切るケースもありますが、投資においては一時的な感情に左右されない意識も求められます。
 
つみたてNISAを完全に解約する際には証券会社や金融機関に相談して、具体的な方法について確認してください。また、投資可能枠などについても使用したままになるので、本当に解約するほうが自分にとってメリットがあるのかしっかりと考えなければなりません。
 

積み立てた分については放置してもいい

つみたてNISAは基本的な考え方として毎月決まった金額を投資することが挙げられますが、状況次第では毎月の積み立てが難しくなる可能性も考えられます。
 
そのような時にはつみたてNISA制度を辞めようと考えるのではなく、そのまま放置していても問題ありません。放置している状態でも投資した分は運用されているため、状況によっては積立設定を解除して放置するのも方法として有効です。
 
また、つみたてNISAは少額からでも投資できる制度なので、以前は数万円投資していたけれど必要に応じて数千円に変更するなどもつみたてNISAを長く続けるコツといえます。
 

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つみたてNISAを引き出す際の注意点

つみたてNISAを引き出す際の注意点については、「本当に今が引き出すタイミングであるか」ということを考える必要があるのに加えて、さまざまなメリットが受けられなくなる点が挙げられます。基本的には一定の期間で一定の金額を投資するのが積み立ての基本になるため、長く利用すると時間分散による投資リスクを抑えられます。
 
時間分散によって相場価格が高い時と低い時などさまざまなタイミングでの購入ができて、平均相場価格を安定させることが可能です。
 
また、投資においては複利効果が運用益を大きくするためには重要ですが、一度引き出してしまうと複利効果は弱くなります。他にも、つみたてNISAでは「一度使用した非課税投資枠については再利用ができない」ため、投資ができる総額についても減少してしまう点に注意する必要があります。
 
後から非課税投資枠を超えて追加で投資する際には、課税される一般口座や特定口座を選択して、運用益や分配金から決められた税金の支払いをしなければなりません。
 
つみたてNISAを一度引き出してしまうと全体的なメリットなどが薄れてしまうため、引き出す際にはどのようなデメリットがあるかについても把握しておくことが大切です。
 

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つみたてNISAを引き出すベストなタイミング

つみたてNISAは引き出してしまうと時間分散効果や複利効果が薄れるため、引き出すタイミングについては慎重に判断しなければなりません。
 
タイミングを間違えてしまうと大きな損失が発生する原因にもなり得るので、基本的には本当に必要になったタイミングで引き出すのがおすすめです。そもそも資産形成の目的としてはライフイベントなどでまとまったお金が必要になった際の備えでもあるので、必要なタイミングでは引き出して使うのも資産形成においては重要といえます。
 
ライフイベントが発生するタイミングは人によってさまざまですが、多くの場合は老後資金・住宅資金・教育資金などが代表的です。人によっては旅行やレジャーなどで使いたいと考えて引き出すケースもありますが、つみたてNISAは長期投資を前提としている制度である点は把握しておきましょう。
 
長期投資は一般的に数年~数十年程度の期間で投資を行うことなので、途中で引き出してしまうと効果が薄れてしまいます。
 
つみたてNISAを引き出すベストなタイミングは慎重に判断して、運用益や分配金が非課税であるメリットを最大限生かすことが重要です。
 
投資初心者や投資未経験者の方は一時的な元本割れなどで大きな不安を感じて、これ以上は投資を続けられないと辞めてしまうケースもありますが、投資においてはどうしても一時的に元本割れなどが発生するのは避けられないため、投資を続けていく上では我慢する能力も求められます。
 

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投資初心者によくあるつみたてNISAの失敗例

つみたてNISAは投資初心者や投資未経験者でも始めやすいため、これまで投資に触れた経験がない方でもつみたてNISAから投資を始めようと考えている方は多いでしょう。しかし、どうしてもこれまでの経験がない分、つみたてNISAで失敗してしまうケースは少なくありません。
 
具体的にどのような失敗例があるかについて把握しておけば、同じような失敗を防ぐことにつながるでしょう。
 
投資初心者によくあるつみたてNISAの失敗例については、以下が挙げられます。
 

●思っていたよりも上手に運用できなくて辞めてしまう
 
●つみたてNISAの概要を理解していない

 
投資初心者によくあるつみたてNISAの失敗例について解説するので、これからつみたてNISAを始めようと考えている方は参考にしてみてください。
 

投資初心者によくあるつみたてNISAの失敗例1.思っていたよりも上手に運用できなくて辞めてしまう

つみたてNISAを始めると一気に運用益などが発生すると思うかもしれませんが、実際には一気に利益などは上がらずに時間をかけながら少しずつ推移していきます。しかし、投資経験が少ないと一時的に元本割れなどが発生した時や、遊びなどでまとまった資金が必要になったタイミングで解約するケースは少なくありません。
 
一般的なイメージでは投資は派手な金額が動くと思われているかもしれませんが、実際には地道な積み重ねが重要です。
 
また、思っていたよりも上手に運用できなかった理由の中には、投資の基本を押さえられていない場合もあります。あらゆる投資の基本である長期投資と分散投資には意識的に取り組んで、投資リスクを抑えながら資産形成する意識を持たなければなりません。
 
長期投資は同じ銘柄を10年以上保有し続けることであり、分散投資は特定の銘柄にだけ投資せずに複数の銘柄に投資することです。
 
どのような理由で相場価格が一気に落ちてしまうかはわからず、中には会社の不祥事などが原因で下落してしまったケースもあります。上手に運用するためには自分で投資について勉強して、自分なりに効率的な方法を身に付けることが大切です。
 

投資初心者によくあるつみたてNISAの失敗例2.つみたてNISAの概要を理解していない

つみたてNISAは年間投資可能額や非課税保有期間などが決められているため、効率的に利用するためには概要を理解しなければなりません。概要が理解できていない状態で進めてしまうと大きな失敗につながるケースが多く、後から概要について理解しても手遅れになっている可能性は十分に考えられます。
 
そのような事態を避けるためにも、事前に制度内容についてしっかりと確認して、自分にとって最適な使用方法について判断しなければなりません。世間でつみたてNISAがはやっているから自分も取りあえずやってみると思うことは大切ですが、効率的な資産形成につなげるためにもつみたてNISAについての勉強は重要です。
 

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つみたてNISAのメリット

つみたてNISAは投資初心者や投資未経験者でも始めやすく、投資金額についても少額から取り組めます。
 
資産形成をするためにつみたてNISAを利用したほうがよいといわれているのは、さまざまなメリットが存在しているためです。投資をする際には自分の投資方針やライフスタイルなどを含めて考える必要があるので、つみたてNISAが持っているメリットについて理解することは大切であるといえるでしょう。
 
つみたてNISAのメリットとしては、以下が挙げられます。
 

●運用益や分配金が非課税で資産形成を効率的に進められる
 
●一度積立設定すると後は自動で投資できる
 
●自分が好きなタイミングで引き出せる
 
●投資コストを抑えながら少額からでも投資できる

 
つみたてNISAには上記のようなメリットがありますが、詳しい内容についても理解してから進めることが大切です。それぞれのメリットについて解説するので、これからつみたてNISAを始めようか検討している方は参考にしてみてください。
 

つみたてNISAのメリット1.運用益や分配金が非課税で資産形成を効率的に進められる

つみたてNISAは運用益や分配金が非課税なので、資産形成を効率的に進められます。
 
一般的な投資方法では運用益や分配金に約20%が課税されるため、どれだけ上手に運用しても手元に残る金額はその分少なくなります。仮に、100万円の運用益を得られたとしても、手元に残る金額は100万円-(100万円×20%)=80万円です。
 
これがつみたてNISAでは「非課税」になるので資産形成が効率的に進められます。さらに、分配金などを再投資することで、複利効果も期待できます。また、つみたてNISAでは口座開設時に証券会社や金融機関が税務署に申請しているため、運用益や分配金が出たとしても確定申告は必要ありません。
 

つみたてNISAのメリット2.一度設定すると後は自動で投資できる

つみたてNISAは投資信託への投資が主になりますが、投資方法としては積立設定をして毎月自動での積立投資となります。継続的に投資するためにも最初に積立設定をして、自分自身の余剰資金などと合わせながら積立金額を決めるようにしましょう。投資する投資信託については、1つだけに全額を投資する方もいれば、複数選んで投資する方もいます。
 
投資効率を最大限まで引き上げるためには、相場価格が低いタイミングで投資して、相場価格が高いタイミングでの売却することが必要となります。しかし、相場価格の変動を読み切ることは専門的な知識やノウハウを持っている投資家でも難しいため、最適なタイミングを見極めるよりも定期的なタイミングで投資するほうが安定した投資方法といえます。
 
積立設定については何度でも変更できるので、投資方針やライフスタイルが変化した際には、自分にとって最適な内容に変更してください。
 

つみたてNISAのメリット3.自分が好きなタイミングで引き出せる

つみたてNISAで投資している商品については自分が好きなタイミングで引き出せるため、貯蓄よりも投資したほうがいいと考えている方にもおすすめです。
 
一般的なイメージでは投資すると自分が好きなタイミングで引き出せないと思われがちですが、実際には引き出すことに関して制限などは決められていません。つみたてNISAに限らず資産形成はライフイベントに備えることが目的なので、適切なタイミングでの引き出しは重要です。
 
基本的な引き出し方法については共通している部分が多いですが、細かい部分まで考えるとそれぞれの証券会社や金融機関によって違うので注意してください。また、引き出しタイミングについても、本当に必要になったタイミング以外の引き出しはデメリットが多いため、あまりおすすめはできません。
 

つみたてNISAのメリット4.投資コストを抑えながら少額からでも投資できる

投資はどの方法でも基本的に投資コストが必要になりますが、つみたてNISAは投資コストが抑えやすいように工夫されています。
 
つみたてNISAの投資対象商品は金融庁が決めていて、投資コストも比較的低いものが中心です。具体的な投資コストについては、投資対象商品や証券株式会社・金融機関で異なるので注意してください。
 
また、少しでも投資コストを抑えるコツとしては実店舗を持っている証券会社や金融機関を利用するよりも、実店舗を持っていないネット証券会社やネット銀行などの活用がおすすめです。ネット証券会社やネット銀行などは実店舗を持っていないので運営コストなどがかからない分、投資コストが低く抑えられている傾向にあります。
 
また、毎月の投資金額についても満額を使い切る必要はなく、自分の置かれている状況などに合わせながら選択することが可能です。
 

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つみたてNISAのデメリット

つみたてNISAは効率的に資産形成できる点が大きな魅力として挙げられますが、それと同時にいくつかデメリットも存在しています。実際にデメリットについて理解していない状態で始めるのはおすすめできず、つみたてNISAのメリットとデメリットについて把握して、自分にとってメリットが大きいかデメリットが大きいか判断する必要があります。
 
つみたてNISAのデメリットとしては、以下が挙げられます。
 

●投資できる投資対象商品が決められている
 
●投資商品や運用次第では元本割れする
 
●大きな運用益を確保するためにはある程度の資金力が必要
 
●つみたてNISA口座は1人1つしか開設できない

 
つみたてNISAのデメリットについて解説するので、実際に始める前には内容について確認してみてください。
 

つみたてNISAのデメリット1.投資できる投資対象商品が決められている

つみたてNISAでは、「投資できる投資対象商品が決められている」ため、自分が投資したいと考えている商品が対象外になっているかもしれません。また、金融庁が指定している商品を証券会社や金融機関が取り扱っていないケースも挙げられるので、つみたてNISA口座を開設する前には確認しておきましょう。
 
しかし、投資する商品についてこだわりを持っていない方や、自分が気になっている商品が取り扱われているなら大きなデメリットにはなりません。
 
基本的に、つみたてNISAで対象となっている投資商品は、専門的な知識やノウハウを持っていない方でも投資できるものであるのに加えて、対象商品が決められているといっても投資できる対象は幅広いです。仮に決められている商品以外に投資したい場合は、一般口座や特定口座の利用もあわせて検討しましょう。
 

つみたてNISAのデメリット2.運用次第では元本割れする

つみたてNISAに限らずすべての投資には基本的には投資リスクがあるため、選んだ商品や運用次第では元本割れする可能性がある点は理解しておかなければなりません。
 
基本的にはつみたてNISAは、投資初心者や投資未経験者でも始めやすく、投資リスクが抑えられるようにさまざまな工夫もされています。
 
それでも投資リスクを完全になくすのは不可能なので、どれだけ安定している商品でもいきなり大きく相場価格を落とすケースは珍しくありません。
 
相場はいろいろな要素が影響して変動しており、金融状況や経済状況・会社の業績などが絡み合って推移しています。しかし、相場は常に右肩上がりで成長するわけではなく、上がり下がりを繰り返しながら少しずつ変動するのが一般的です。一時的に元本割れしても大きな問題ではなく、長期的な資産形成を考えているなら焦らずに冷静に判断する能力も求められます。
 
投資リスクを少しでも抑えるためには「長期投資」と「分散投資」の基本を守りながら、自分の投資方針やライフスタイルに合わせたポートフォリオの作成が重要です。
 

つみたてNISAのデメリット3.大きな運用益を確保するためにはある程度の資金力が必要

つみたてNISAは少額からでも投資できる制度ですが、大きな運用益を確保するためにはある程度の資金力が必要になります。非課税保有期間が20年間・年間投資可能額が40万円なので、最大800万円が投資可能です。しかし、実際にどれくらいの金額が投資できるかについては人によって異なり、投資額によって最終的な運用益などは大きく変わります。
 
積立期間と想定利回り率が同じ場合、最終的な金額は毎月の投資金額が影響するのが基本です。例えば、積立期間20年間で想定利回り率が5%として、毎月の積立金額が1万円なら最終的な金額は411万円(内運用益171万円)ですが、毎月の積立金額が3万円の場合は最終的な金額は1233万1000円(内運用益513万1000円)です。
 
このように大きな運用益を確保したいと考えている場合、投資する金額自体を大きくするのが効果的といえます。
 

つみたてNISAのデメリット4.つみたてNISA口座は1人1つしか開設できない

つみたてNISA口座は1人1つしか開設できないため、複数の証券会社や金融機関での開設ができません。というのも、つみたてNISA口座の開設時には証券会社や金融機関が税務署に申請しているため、複数口座を開設することは不可能なのです。
 
もしも、つみたてNISA口座を開設した後に証券会社や金融機関を変更したいなら、変更手続きが必要になります。変更手続きのやり方については証券会社や金融機関によって違うため、現在運用しているところと変更したいと考えているところでやり方については確認しておくようにしましょう。
 
また、手続きには提出書類や添付書類も必要になるので、内容について間違えないように注意しましょう。
 

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2024年1月から新NISAが開始

つみたてNISAが含まれているNISA制度(旧NISA)は2023年12月で終了して、2024年1月からは新NISA制度が始まりました。新NISAは旧NISAの「つみたてNISA」と「一般NISA」両方の特徴を引き継いでいるのが特徴として挙げられ、さらに、単純に引き継いだだけでなく年間投資額・非課税保有期間・非課税保有限度額なども大きく拡充されています。
 
そのため、資産形成が一層しやすくなっており、投資の選択肢などの自由度も高くなっています。
 
新NISAの基本的な概要については、図表2を参考にしてみてください。
 
図表2:新NISA

つみたて投資枠 成長投資枠
年間投資可能額 120万円 240万円
非課税保有期間 無期限化 無期限化
非課税保有限度額 1800万円(成長投資枠は1200万円まで)
口座開設期間 恒久化 恒久化
投資対象商品 金融庁の基準を満たした投資信託に限定 上場株式・投資信託など

金融庁「新しいNISA」を基に筆者作成
 
旧NISAではつみたてNISAと一般NISAのどちらかしか使用できませんでしたが、新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の両方を併用可能です。つみたてNISAでは投資信託しか選択できなかったため、投資の自由度という観点では低かったといえますが、一方で新NISAでは、成長投資枠で日本株や米国株などの個別株も投資対象となっています。
 
大きな違いとして、旧NISAでは非課税保有限度額を一度使用すると再利用ができませんでしたが、新NISAでは、「非課税保有限度額の再利用ができる」ので投資の選択肢も広がっています。非課税保有限度額の再利用が認められたことで、投資途中でも気軽に投資先の変更ができるようになりました。
 
投資を中長期的にしていると投資方針やライフスタイルが変わるのは当然なので、さまざまなタイミングでリスクとリターンのバランスを見直せるという点において、新NISAはメリットが大きいといえます。
 

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つみたてNISAの引き出し方法まとめ

つみたてNISAは資産形成において大きな役割を持っており、運用益や分配金などが非課税なので一般的な投資方法と比較しても効率的に資産形成ができます。しかし、資産形成の最終的な目的はライフイベントなどで必要なタイミングに引き出して、人生を豊かにすることであるといえます。
 
注意点としては、実際につみたてNISAなどを利用する前には、メリットとデメリットについて把握して、思わぬ問題やトラブルに発展するのを防がなければならないという点です。
 
2024年1月からは新NISAが開始されましたが、旧NISAと比較してもさらに効率的に資産形成ができる制度となっています。つみたてNISAが持っていたデメリットや問題点などについても、新NISAでは解消されている部分が多いといえます。投資初心者や投資未経験者の方は、新NISA制度から始めるのがおすすめです。
 

出典

金融庁 新しいNISA
金融庁 つみたてNISAの概要
金融庁 資産運用シミュレーション
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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