更新日: 2024.11.01 その他資産運用
ネット証券おすすめ10社を徹底比較! 新NISA口座開設におすすめの証券会社も解説【2024年11月版】
ネット証券と一口に言っても多数の証券会社があり、どれを選べばよいのか、どの証券会社が自分に合っているのかは判断しにくいです。それだけでなく、「手数料を安く抑えたい」、「ネット証券でもサポートやアドバイスがほしい」といったさまざまなニーズがあるので、大手の証券会社を選んだとしても自身のニーズとは異なる場合も考えられます。それでは、どのように自身に合った証券会社を選べばよいのでしょうか?
また、2024年からは新NISAが始まり、NISA口座の開設を考えている人も多いでしょう。新NISAがどのような制度なのかも気になるところです。さらには、NISA口座をどのネット証券で開設するのがおすすめなのかも気になります。
そこで本記事では、「ネット証券のおすすめ10社」を徹底比較していきます。ネット証券の選び方やNISA口座におすすめの証券会社についても解説していくので、ぜひ今後の参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
- 1 ネット証券と総合証券の違いは手数料や対面でのサポートの有無
- 2 ネット証券の選び方
- 3 おすすめネット証券(1)SBI証券:手数料が安くクレカ積立がお得
- 4 おすすめネット証券(2)マネックス証券:手数料が業界最低水準となりポイント還元率も高い
- 5 おすすめネット証券(3)楽天証券:楽天グループのサービスと連携するとお得に
- 6 おすすめネット証券(4)松井証券:独自のポイントである松井証券ポイントでAmazonギフトカードに交換可能
- 7 おすすめネット証券(5)auカブコム証券の特徴:auユーザーはお得なる点が多数
- 8 おすすめネット証券(6)DMM.com証券:DMM株ポイントを貯められる
- 9 おすすめネット証券(7)GMOクリック証券の特徴:ツールの使いやすさが魅力
- 10 おすすめネット証券(8)SBIネオトレード証券:日本株式や信用取引に特化
- 11 おすすめネット証券(9)岡三オンライン:証券会社の老舗である岡三証券の情報も提供
- 12 おすすめネット証券(10)立花証券ストックハウス:立花証券の立花月報を無料で提供
- 13 NISA口座はどこで開設すればいい?
- 14 【2024年】ネット証券おすすめ10社を徹底比較:まとめ
ネット証券と総合証券の違いは手数料や対面でのサポートの有無
おすすめのネット証券を比較する前に、そもそもネット証券と総合証券は何が違うのかはご存じでしょうか? ネット証券と総合証券では手数料や対面でのサポートの有無などが異なります。
そのため、ネット証券よりも総合証券のほうが向いている人もいるので、まずはネット証券と総合証券の違いについて解説します。大きな違いは「担当者と資産を管理するか、すべて自己管理するかの違い」、「投資以外のこともトータルで相談できるか、できないかの違い」、「投資信託の銘柄が多いか少ないかの違い」といった3つです。
担当者と資産を管理するか、すべて自己管理するかの違い
ネット証券では、対面でのサポートやアドバイスが基本的にありません。ネット証券は店舗がない場合が多く、個別の担当者がいないからです。
反対に、総合証券は店舗窓口での接客が基本となっています。対面でのサポートやアドバイスが受けられるので、投資初心者や担当者に相談しながら投資をしたい人におすすめです。
しかし、対面でのサポートやアドバイスがある場合は、その分手数料が高くなる傾向があります。そのため、一般的にはネット証券よりも総合証券のほうが手数料が高いです。手数料の安さを重視したい人にはネット証券がおすすめになっています。
また、総合証券では担当者と一緒に投資をおこなっていきます。担当者と一緒に資産を管理していくイメージです。これに対してネット証券では基本的に担当者のサポートやアドバイスがないので、資産を自己管理していくことになります。
自分で資産管理をしたい、自己判断で投資をしたいと考えている人にはネット証券がおすすめです。しかし、1人で投資をしていくことが不安な人には総合証券が向いているといえます。
投資以外のこともトータルで相談できるか、できないかの違い
ネット証券は基本的に1人で資産を管理するので証券会社の担当者に相談ができませんが、総合証券では投資の相談だけでなく「投資以外の相談」も可能です。例えば、老後資金の相談、相続や贈与の相談などが挙げられます。投資以外の相談をすることで、今後必要な資産がいくらなのかがわかり、将来設計や資産の計画的な準備ができます。
投資以外の相談もできて、総合的な資産運用をしたい場合は総合証券のほうがよいでしょう。
投資信託の銘柄が多いか少ないかの違い
ネット証券や総合証券では投資信託も取り扱っています。
例えば、総合証券王手の野村證券では約1200本の投資信託を取り扱っています。主要な銘柄を取り扱っているので、幅広く投資ができるでしょう。
しかし、投資信託の取扱銘柄が多いのはネット証券です。ネット証券大手のSBI証券では、約2600本の投資信託を取り扱っています。総合証券と比べると倍以上の銘柄を取り扱っているので、総合証券よりも投資信託の選択肢が多い点がネット証券の強みです。そのため、幅広く投資信託を選びたい人にはネット証券のほうがおすすめになっています。
ネット証券のメリットとデメリット
ネット証券のメリットは総合証券よりも手数料が安い点です。大手のネット証券は総合証券よりも手数料が安いのが一般的になっています。そのため、手数料の安さを重視したい人にはネット証券がおすすめです。
手数料は購入時の手数料や信託報酬などがあります。特に信託報酬は投資信託を保有しているだけでかかってしまうコストなので、長期的に保有する場合は手数料が多く取られてしまうので注意したいところです。
しかし、ネット証券では総合証券のように店舗がありません。店舗の窓口で相談することができず、自分ですべて判断していく必要があります。投資に慣れてくるとそれでも問題ないように思えますが、投資初心者は初めてのことなので難しいと感じることもあるでしょう。専門的なことや他のことも総合的に相談できるサポートが少ないのはネット証券のデメリットといえます。
もっとも、ネット証券でも電話やインターネットを利用した相談ができるところもあります。そのため、ネット証券でも相談しながら投資をしたい場合は、そのようなサポートサービスが整備されている証券会社を選びましょう。
総合証券のメリットとデメリット
総合証券のメリットは総合証券会社オリジナルのレポートや投資情報が多くある点です。
大手の総合証券では膨大な量の投資に関する情報があり、その情報を活用しながら投資をすることが可能です。ただし、それらの情報は総合証券で口座開設をしなければ閲覧できないようになっています。そのため、大手総合証券会社のレポートや投資情報を投資の参考にしたい場合は総合証券会社で口座開設をおこないましょう。
しかし、総合証券では担当者との相性が悪いと、思うように投資ができない可能性もある点がデメリットです。
担当者も得手不得手があるので自分の思いをくみ取ってくれないことも考えられます。それだけでなく、営業の利益のために自分に合っていない商品を勧められる場合もあるので、注意が必要です。そのような場合は担当者を変えてもらうことも検討しましょう。
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ネット証券の選び方
ネット証券のメリットがわかったところで、改めてネット証券で投資をしたいと考えている人も多いでしょう。そこで次の疑問としては、「どのネット証券がおすすめなのか」という点です。ネット証券と一口に言っても種類は多く、それぞれ特徴も違うためどのネット証券を選べばよいのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
そこでここではネット証券の選び方について紹介していきます。「手数料の安さ」、「取引銘柄の多さ」、「ポイント付与の有無やポイント投資の有無」、「取引のツールやアプリの使いやすさ」、「投資情報の充実さ」の5つがネット証券選びのポイントです。
手数料の安さ
手数料の安さはネット証券選びで重要なポイントです。手数料と関わりがあるものとしては、長期投資が挙げられます。リスクを抑えるためには「長期投資」をするのがおすすめです。経済は一時的な落ち込みはあるものの長期的にみると成長しています。そのため、どの投資商品においても長期的に保有していくことがリスクを抑えることにつながります。
また、投資は複利効果によって資産を増やすことができます。複利効果とは、自己資産を運用するだけでなく、運用で得た利益を再投資することで投資の利益をさらに得る効果です。この複利効果は長期的な投資のほうが、長い期間再投資できるので大きく働きます。
これらのことから、投資商品は長期的に保有することが重要であることがわかります。しかし、投資信託では保有するだけで信託報酬がかかってしまいます。信託報酬のような運用コストはどうしても発生してしまうため、手数料が安いほうがメリットは大きいです。手数料の安さも証券会社選びのポイントになるので、しっかりと比較しましょう。
取引銘柄の多さ
取引銘柄の多さもネット証券を選ぶ指標になります。取引銘柄が多いと選択肢が広がるだけでなく、リスク分散にもつながるからです。
リスクを抑える投資方法には長期投資以外に「分散投資」があります。
分散投資とは資産を分散して投資をすることで、1つの銘柄で損をしたとしても、もう1つでカバーすることができれば価格の変動リスクを抑えられるという考え方です。その他にも、国内株式だけでなく米国株式を保有することにより地域で起こるリスクを分散することもできます。
また、積立投資のように時間を分散して投資することで、価格が高いときは少額に、価格が低いときは高額に取引することが可能です。これはドルコスト平均法と呼ばれる手法で、リスク分散の代表的な例となっています。
このように分散投資がリスクを抑えることにつながります。そのため、多くの取引銘柄を取り扱っている証券会社のほうがリスク分散ができるので、投資のリスクを少しでも抑えたい人は取引銘柄の多い証券会社を選んでみてください。
ポイント付与の有無やポイント投資の有無
投資をするだけでポイントの付与サービスがあるネット証券もあります。投資の取引や保有額に応じたポイントが付与されるサービスで、日常で使っているポイントを貯めることが可能です。ご自身がよく使うポイントが対象になっているか探してみるのも、ネット証券選びで重要な指標になります。
また、ポイントを貯めるだけでなく、使うことができるネット証券もあります。いわゆるポイント投資といった投資方法で、日常の買い物などで貯まったポイントを投資に使えます。それだけでなく、投資によって貯めたポイントを使って新たに投資することもできるので、現金なしで投資ができる点がメリットです。
ポイントの付与サービスやポイント投資はお得にポイントを貯めながら投資ができるのでおすすめです。ポイント付与の有無やポイント投資の有無もネット証券を選ぶ際の判断材料にしてみてください。
取引のツールやアプリの使いやすさ
ネット証券は店舗に行かずともインターネット環境があれば使える点もメリットです。スマートフォンやパソコンで取引ができるので、取引のツールやアプリの使いやすさも重要となります。
取引のツールやアプリはそれぞれの使いやすさがネット証券によって異なるので、どのツールやアプリが合っているのかをご自身で確認してみましょう。アプリをダウンロードしなければ利用できない証券会社や一括で複数の取引ができるアプリを提供している証券会社もあります。ご自身に合った取引のツールやアプリを選ぶには、シミュレーションをすることが大切です。ネット証券のなかには取引のやり方をデモ体験できるところもあるので、口座開設する前に使用感をシミュレーションしてみましょう。
投資情報の充実さ
また、情報ツールについてもネット証券によって内容や情報量が異なります。独自の情報ツールを持っているネット証券も多いので、参考にしやすいものを選んでください。
ロボットがアドバイスしてくれるロボアドバイザーやリアルタイムで株価を予想するツールなど、情報ツールもさまざまです。ネット証券は個人で資産運用をしていくのが一般的なので、情報ツールも投資のリスクを回避するためには必要です。そのため、ロボアドバイザーや情報ツールが充実しているかもネット証券を選ぶ際の参考にしてみましょう。
以上の内容や証券会社を選ぶ基準を元に、どのネット証券が自身に合うのか探してみましょう。
ここからはネット証券おすすめの10社を紹介していきます。
・マネックス証券
・楽天証券
・松井証券
・auカブコム証券
・DMM.com証券
・GMOクリック証券
・SBIネオトレード証券
・岡三オンライン
・立花証券ストックハウス
おすすめネット証券(1)SBI証券:手数料が安くクレカ積立がお得
SBI証券はネット証券の大手の1つです。国内株式の個人取引シェアで1位に輝くなど、人気のネット証券となっています。また、オリコンの顧客満足度でも1位を獲得しているため、ユーザーからの評価も高い点が魅力です。
SBI証券の基本情報は図表1のとおりです。
図表1
国内株式手数料 | 売買手数料が無料 |
米国株式、海外ETF手数料 | 売買手数料が無料 |
新NISA口座の開設 | 新NISA口座の開設可能 |
投資信託の取引銘柄の数(2024年1月15日現在) | 2587件 |
ポイント付与サービス | Tポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALのマイルポイント、PayPayポイント |
株式会社SBI証券 公式サイトを基に筆者作成
SBI証券の特徴は「手数料が安い」、「複数のポイントを貯めて使うことができる」、「クレカ積立がお得」、「IPOや投資信託の銘柄が多い」といった4つが挙げられます。それぞれ解説していくので、ぜひ参考にしてください。
SBI証券は手数料が安い!
SBI証券は手数料の安さが魅力です。国内株式だけでなく、米国株式や海外のETFの売買手数料が無料となっています。また、米ドル/円の為替手数料も無料です。売買手数料や為替手数料が無料なので、手数料を気にせずに取引できる点が最大の魅力です。
また、国内株式や米国株式、海外のETF、投資信託については2024年から始まった新NISAにも対応しています。そのため、2024年から新NISAを始めたいと考えている人にもおすすめです。新NISAは長期的な投資に向いているので、手数料が安いSBI証券はメリットが大きくなります。新NISAに興味がある場合は、SBI証券で新NISA口座を開設することも考えておきましょう。
SBI証券は複数のポイントを貯めて使うことができる
SBI証券は投資によってポイントを貯めることが可能です。取引の際や保有している額に応じてポイントが付与されます。貯めることができるポイントは、Tポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALのマイルポイント、PayPayポイントです。複数のポイントに対応しているので、日常使いしているポイントと連携することで貯めたいポイントを貯めることができます。
SBI証券ではポイントを投資に利用できる「ポイント投資」も可能です。国内株式の買付や投資信託のスポット買付(スポット買付とは自分の好きなタイミングで買付をする投資方法)、積立投資(積立投資とは毎月決められたタイミングで買付をする投資方法)で投資ができます。
国内株式については少額から投資ができる単元未満株にも利用できるので、ポイント投資に向いています。日常使いで貯めているポイントを使えるだけでなく、投資によって貯めたポイントも再投資できるので、現金を使わずに投資できる点も魅力です。1ポイント1円として使うことができます。
しかし、貯められるポイントと使えるポイントは異なるため注意が必要です。使えるポイントについては国内株式の買付はTポイントとPontaポイント、投資信託のスポット買付はTポイントとVポイント、積立投資はTポイントとPontaポイントとなっています。dポイントやJALのマイルポイント、PayPayポイントは貯めることはできますが、ポイント投資には利用できません。貯められるポイントと使えるポイントを理解し、お得にポイントを貯めて使うことがおすすめです。
SBI証券はクレカ積立がお得
SBI証券はクレカ積立がお得になります。クレカ積立とはクレジットカードを通して投資信託を購入する投資方法です。三井住友カード(NL)、三井住友カード ゴールド(NL)、三井住友カード プラチナプリファードなどが対象になっています。還元率も高く、三井住友カード(NL)は0.5%、三井住友カード ゴールド(NL)は1.0%、三井住友カード プラチナプリファードは5.0%です。
これらのクレジットカードを通すことで貯めることができるのはVポイントのみとなっています。例えば、上限5万円のクレカ積立を三井住友カード(NL)でした場合、0.5%のポイントが付与されるので年間で3000ポイントを貯められます。
また、通常取引や投資信託の保有額に応じたポイントは別で貯めることが可能です。そのため、クレカ積立によるVポイントと他の取引によるポイントの両方を貯められるので、お得なポイント付与サービスとなっています。
100円からの積立投資が可能で、毎月定期的に購入するので購入の漏れもありません。投資信託をする場合はクレカ積立の設定をすることをおすすめします。
SBI証券はIPOや投資信託の銘柄が多い
SBI証券はIPOや投資信託の銘柄が多い点も特徴です。IPOは新規公開株や新規上場株式と呼ばれるもので、上場する前の新しい株式を購入し売ることができます。上場した際に購入価格よりも高くなっていれば利益が出る仕組みです。SBI証券ではIPOの銘柄も多く、2023年時点では証券業界でもダントツの92社を取り扱っていました。
また、投資信託の取扱銘柄も多く、総本数は2600本を超えています。取扱銘柄が多いと分散して投資することができるので、リスクも分散できる点がメリットです。分散投資をしたい人にもおすすめのネット証券です。
おすすめネット証券(2)マネックス証券:手数料が業界最低水準となりポイント還元率も高い
ネット証券大手のマネックス証券ですが、2024年からは手数料が変更されたり、ポイント付与のキャンペーンがあったりと、2024年に口座開設するのがお得な証券会社です。
マネックス証券の基本情報は図表2のとおりです。
図表2
国内株式手数料 | 売買手数料が無料 |
米国株式、海外ETF手数料 | 売買手数料が無料 |
新NISA口座の開設 | 新NISA口座の開設可能 |
投資信託の取引銘柄の数(2024年1月15日現在) | 1755本 |
ポイント付与サービス | マネックスポイント |
マネックス証券株式会社 公式サイトを基に筆者作成
マネックス証券の特徴としては「2024年から手数料が業界最低水準に変更」、「マネックスポイントを貯めて使える」、「クレカ積立のポイント還元率がネット証券1位」、「2024年のキャンペーンがお得」、「アプリやツールが豊富」という5つが挙げられます。
2024年から手数料が業界最低水準に変更
マネックス証券は2023年時点でも日本株の現物取引で売買手数料が無料、米国株式の買付のみ実質無料、投資信託が売買手数料無料といった業界でも安い手数料設定でした。しかし、新NISAでの取引が開始した2024年以降はさらに業界最低水準に変更されています。
具体的には、米国株式は買付のみが実質無料でしたが売買ともに無料となりました。また、現行のNISA口座で保有している資産を売却する際の売却手数料も無料です。その他の取引も基本的に手数料が無料となるので、ネット証券の中でも最低水準の手数料に変更されています。
新NISA口座の利用を考えていて、手数料の安さを重視している人や長期投資をしたいという人はマネックス証券で口座開設するのがおすすめです。
マネックスポイントを貯めて使える
マネックス証券ではマネックスポイントを貯めて使うことができます。投資信託の残高に応じてマネックスポイントが貯められるほか、マネックスカードを通して積立投資をするクレカ積立の場合にもマネックスポイントが貯められます。
そしてマネックスポイントは貯めるだけでなく、投資信託の購入や暗号資産への交換、他のポイントへの交換でも使用できます。
マネックス証券ではマネックスポイント投資によって投資信託を購入できます。前述のように投資信託の保有残高に応じてポイント還元もあるので、現金を使わずに投資することも可能です。また、マネックスポイントは暗号資産に交換したり、株式手数料に充当したりすることもできます。特に株式手数料に充当できるのは、手数料を気にせずに取引できる点がメリットです。
さらにマネックスポイントはPontaポイントやdポイントといった他のポイントに交換できます。Pontaポイントやdポイントを日常使いしている人は、マネックスポイントから交換することで買い物などで使うことができるようになります。
クレカ積立のポイント還元率がネット証券1位
マネックス証券はクレカ積立のポイント還元率がネット証券で1位となっているので、クレカ積立を考えている人におすすめです。
マネックス証券はマネックスカードを通して積立をする場合、ポイント還元率が1.1%となっています。これは通常のクレジットカードを利用したクレカ積立ではネット証券で1位の還元率です。マネックス証券のクレカ積立は毎月の上限が5万円となっています。毎月上限でクレカ積立をすると年間で6600円もポイントを貯められるのでお得です。
もっとも、ポイント還元率がネット証券で1位となっているのは、ゴールドカードやプラチナカードを除いた場合です。ゴールドカードやプラチナカードを含むと、SBI証券のほうがポイント還元率が高いので注意してください。
2024年のキャンペーンがお得
マネックス証券は2023年12月5日から2024年3月31日までの期間は新規口座開設キャンペーンを、2023年12月5日から2024年4月15日までの期間にはNISA口座開設キャンペーンを実施しています。
前者は新規口座を開設した際にクイズに正解するとdポイント2000円相当を受け取れるキャンペーンです。また、後者はNISA口座を開設し、クイズに正解するとさらに2000円相当のdポイントが受け取れます。
NISA口座を開設すれば合計で4000円相当のdポイントを受け取れるので、dポイントを利用している人や口座開設をお得におこないたい人は期間までに口座開設することをおすすめします。
アプリやツールが豊富
マネックス証券はアプリやツールが豊富です。ブラウザ版やスマホアプリなどをすべて含めると、23種類もあるのでご自身に合っているアプリやツールを選ぶことができます。
初心者におすすめのツールは「マーケットボード」です。こちらのツールでは保有している銘柄や気になる銘柄の株価情報をリアルタイムで見ることができます。また、「マネックス証券アプリ」はスマートフォンでマネックス証券の資産や投資情報の確認などができるアプリです。初心者にも使いやすいアプリなので、マネックス証券で口座開設をした場合はぜひダウンロードしてみてください。
おすすめネット証券(3)楽天証券:楽天グループのサービスと連携するとお得に
楽天証券は新規口座開設数5年累計で1位、NISA口座数も1位となっている人気のネット証券です。楽天ユーザーはもちろん、そうではない人にもお得なサービスがあります。
楽天証券の基本情報は図表3のとおりです。
図表3
国内株式手数料 | ゼロコースを選ぶと手数料が無料 |
米国株式、海外ETF手数料 | 約定代金に応じて手数料がかかる、海外ETFは買付手数料が無料 |
新NISA口座の開設 | 新NISA口座の開設可能 |
投資信託の取引銘柄の数(2024年1月15日現在) | 2569本 |
ポイント付与サービス | 楽天ポイント |
楽天証券株式会社 公式サイトを基に筆者作成
楽天証券の特徴は「手数料が安い」「楽天グループのサービス連携をするとお得になる」「楽天ポイントでポイント投資が可能」「家族と一緒に取引できる家族プログラム」「オンラインセミナーなどの豊富な投資情報の発信」の5つです。
手数料が安い
楽天証券も他のネット証券と同水準の手数料の安さが魅力です。楽天証券の国内株取引では4つの手数料コースの中から自分に合ったものを選択することができます。その中でも「ゼロコース」を選ぶと約定代金に関わらず手数料が無料で取引可能です。
また、投資信託は全銘柄の買付手数料が無料、国内のETFは売買手数料が無料、米国ETFは買付手数料が無料となっています。ほとんどの手数料が無料となっているので、手数料を気にせずに取引可能です。
楽天グループのサービス連携をするとお得になる
楽天証券は楽天の他の事業と連携することでお得にポイントを貯めたり、預金金利をよくしたりできます。
例えば、楽天カードからのクレカ積立をする場合、ポイントが付与されます。最大で1%です。それ以外にも楽天銀行と連携をするマネーブリッジをすることで普通預金の金利が0.1%になります。現在の銀行の預金金利は0.001%なので、100倍の金利です。定期預金金利と同等の金利になるので、楽天銀行をメインバンクにしている人にはおすすめのサービスとなっています。
クレカ積立ではなく、電子マネーの楽天キャッシュで積立投資をすることもできます。この場合は0.5%の還元率ですが、積立の指定日を自由に選ぶことが可能です。そのため、給料日といった好きなタイミングを指定できるのがメリットとなっています。また、クレカ積立と同時に楽天キャッシュで積立投資も可能です。それぞれ毎月5万円が上限額になっていますが、同時におこなうことで10万円まで積立投資できるようになります。
楽天ポイントでポイント投資が可能
楽天証券ではクレカ積立や楽天キャッシュでの積立投資をすることでポイントを貯めるだけでなく、貯めたポイントを楽天証券の投資信託や国内株式、米国株式などで使うことも可能です。また、楽天で買い物をするなどして貯めた楽天ポイントを投資に使うこともできます。いわゆるポイント投資です。
ポイント投資は現金を使わずに投資ができるので、現金を減らすリスクを防げます。さらに楽天証券の場合はポイント投資をすると、楽天市場で買い物をした場合にポイントが最大ポイント+1倍になるのでおすすめです。
楽天証券は楽天市場や楽天銀行といった楽天グループの取引をするとポイントをお得に貯められるのが特徴です。そのため楽天ユーザーであれば楽天証券で口座開設することをおすすめします。
家族と一緒に取引できる家族プログラム
楽天証券では「家族プログラム」というサービスがあります。家族プログラムは楽天証券を利用している人がそれぞれの家族について「家族登録」することで、取引に応じた特典を受け取れるものです。
楽天証券に登録している配偶者だけでなく、未成年の子どもの場合は未成年口座を開設し登録、親の口座を開設して登録、ということもできます。家族登録をした家族は、取引に応じてさまざまな特典を受け取ることが可能です。例えば、取引手数料のポイントバック率がプラス1%になるものや投資信託の残高が一定の数値を上回った場合にプラス1%となる特典があります。
家族と一緒に投資をしていくことで資産形成を継続しやすい点も魅力です。個人だけでなく家族と資産形成したい人は家族プログラムを利用してみましょう。
オンラインセミナーなどの豊富な投資情報の発信
楽天証券では投資初心者ガイドによって投資初心者へ向けたコンテンツやオンラインセミナーなどの豊富な投資情報を発信しています。
資産づくりに悩んだ場合のコンテンツや楽天証券の使い方、よく読まれているコンテンツの紹介など、投資初心者にもやさしいコンテンツが盛りだくさんです。また、4つの投資コースを設けたコラムやYouTubeチャンネルもあり、投資について勉強しながら実践できます。
また、オンラインセミナーも随時実施していて、家にいながら投資のセミナーを受けることも可能です。過去のセミナーについてもオンデマンド配信しているので見逃したセミナーも見ることができます。
投資初心者や投資について悩んでいる人は豊富なコンテンツやオンラインセミナーの利用ができる楽天証券がおすすめです。
おすすめネット証券(4)松井証券:独自のポイントである松井証券ポイントでAmazonギフトカードに交換可能
松井証券はネット証券大手の1つで、独自のポイントである松井証券ポイントを貯めることができます。また、リモートサポートによってネット証券でありながら担当者とオンラインで対面相談できるところも魅力です。
楽天証券の基本情報は図表4のとおりです。
図表4
国内株式手数料 | ゼロコースを選ぶと手数料が無料 |
米国株式、海外ETF手数料 | 約定代金に応じて手数料がかかる、海外ETFは買付手数料が無料 |
新NISA口座の開設 | 新NISA口座の開設可能 |
投資信託の取引銘柄の数(2024年1月15日現在) | 2569本 |
ポイント付与サービス | 楽天ポイント |
松井証券株式会社 公式サイトを基に筆者作成
松井証券の特徴としては、「手数料はネット証券最低水準」、「松井証券ポイントでAmazonギフトカードに交換も可能」、「リモートサポートで投資初心者も安心」、「豊富な動画で楽しく投資を学べる」、「MATSUI Bankとの連携で取引がスムーズに」の5つが挙げられます。
手数料はネット証券最低水準
松井証券はネット証券の中でも手数料が最低水準です。日本株の購入時手数料や投資信託の購入時手数料、FXの手数料などが無料になっています。しかし、単元未満株は約定代金×0.5%の手数料が1約定ごとにかかり、米国株式の現物取引で約定代金×0.45%かかるので注意してください。
もっとも、2024年から始まった新NISAについては日本株、米国株、投資信託の売買手数料が無料です。新NISAでは手数料が無料なだけでなく、ポイントも貯めることができます。新NISAの口座開設をするのにおすすめの証券会社です。
松井証券ポイントでAmazonギフトカードに交換も可能
松井証券では独自のポイントである松井証券ポイントを貯めることが可能です。「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」は投資信託の保有額に応じてポイントが付与されるもので、最大1%の還元率でポイントを貯められます。
松井証券ポイントはPayPayポイントやdポイントといった他のポイントに交換できます。それだけでなく、Amazonギフトカードや3000種類以上の商品とも交換できるので、ポイントを貯めることでお得に買い物や商品交換できるのが魅力です。
また、貯めた松井証券ポイントを投資信託の積立に使うことも可能です。買い物によって貯めたポイントだけでなく、投資信託の保有残高で還元されたポイントも使うことができるので、現金を使わずに投資できます。
リモートサポートで投資初心者も安心
ネット証券は自分で口座開設をしなければいけないので、スマートフォンやパソコンの操作が苦手な場合は口座開設自体を断念してしまうこともあるでしょう。しかし、松井証券ではスムーズに口座開設ができるようにAIチャットによる相談や電話相談が可能です。
また、口座開設後もリモートサポートのサービスがあるので投資初心者も安心して利用できるところも魅力となっています。「松井証券リモートサポート」は担当者が画面共有しながらサイトの設定やサービス関連ツールの設定などを案内してくれるサービスです。
新規口座開設と口座開設後のサポートが充実しているので、投資初心者でも安心してネット証券で投資ができます。
豊富な動画で楽しく投資を学べる
松井証券では投資に関する動画を多く配信しています。動画が豊富にあるので、投資初心者だけでなく、これから投資を学びたい人も楽しく投資を学べる点が魅力です。
狙い目の日本株についてや、投資に関連するニュース、人気銘柄のランキングなど、さまざまなジャンルの動画があるので、自分の気になる情報を動画で見ることができます。複数回見ることができ、気になるところは巻き戻して見ることも可能です。その他にも操作説明の動画があるだけでなく、ジャンルに分けて検索することもできる点が松井証券の強みになっています。
MATSUI Bankとの連携で取引がスムーズに
MATSUI Bankは松井証券のユーザーしか取り扱うことのできない銀行サービスです。預金や振り込みなどの一般的な銀行サービスを使えるだけでなく、松井証券の証券口座と連動させることで投資資金を自動入金することもできます。
自動入金は投資に必要な資金を証券口座に自動的に入金する機能です。これによって証券口座に資金がない場合でもMATSUI Bankにある資金を使うことが可能です。また、MATSUI Bankは普通預金金利が0.2%と一般的な普通預金金利よりも高金利な点も特徴になっています。そのため、投資をしていない時にもお得に資産を増やすことが可能です。
おすすめネット証券(5)auカブコム証券の特徴:auユーザーはお得なる点が多数
auカブコム証券はKDDIグループと三菱UFJフィナンシャル・グループが共同株主となっている証券会社で、通信サービス大手と金融大手の強みを生かしたサービスが魅力となっています。
auカブコム証券の基本情報は図表5のとおりです。
図表5
国内株式手数料 | 25歳以下は無料、26歳以上は50万円まで無料 |
米国株式、海外ETF手数料 | 約定代金に応じて手数料がかかる |
新NISA口座の開設 | 新NISA口座の開設可能 |
投資信託の取引銘柄の数(2024年1月15日現在) | 1819本 |
ポイント付与サービス | 松井証券ポイント |
auカブコム証券株式会社 公式サイトを基に筆者作成
auカブコム証券では「手数料の無料サービスや割引サービスが豊富」、「独自ツールのkabuステーションを使える」、「Pontaポイントを貯めることができ、ポイント投資も可能」、「マネ活プランでさらにお得に」の4つが特徴です。
手数料の無料サービスや割引サービスが豊富
auカブコム証券は投資信託の購入時手数料やFXの手数料などが無料です。しかし、単元未満株の手数料が最低でも52円、米国株式が約定代金の0.495%など、他の証券会社と比べると無料ではない分高く感じてしまう点がデメリットといえます。
もっとも、auカブコム証券は手数料の割引サービスが充実しています。50歳以上の人が対象のシニア割引、NISA口座を開設している人が対象のNISA割、auユーザーが対象のauで株式割などの割引サービスがあり、手数料を抑えることが可能です。
独自ツールのkabuステーションを使える
auカブコム証券では独自ツールの「kabuステーション」を使える点も大きな特徴です。「kabuステーション」はリアルタイムの株価予想やさまざまなランキング、事象リストなどの投資情報を発信しています。kabuステーションの使い方についての動画もあるので、初めての人も使いやすいツールです。
kabuステーションは月額990円の有料サービスですが、条件を満たすと無料で使うことも可能となっています。通常プランとFintechプランがあり、Fintechプランはリアルタイム株価予測、リアルタイム資産評価、始値/終値予測機能などが追加で利用できるようになります。
Pontaポイントを貯めることができ、ポイント投資も可能
auカブコム証券ではPontaポイントを貯められます。投資信託の月額平均保有高に応じてPontaポイントが貯まるので、投資信託をしている人におすすめです。NISAで購入した投資信託も対象となっています。それだけでなく、クレジットカードを通して毎月積立投資をしていくクレカ積立をするとポイントが1%還元されます。au PAY カードやau PAY ゴールドカードの決済が対象で、毎月最大で5万円まで積立投資が可能です。最大で年間6000ポイントを貯められるので、とてもお得なポイント還元サービスです。
また、貯めたPontaポイントを投資信託やプチ株(単元未満株)の購入に使えます。Pontaポイントのみで購入するだけでなく、現金と合わせて購入することも可能です。投資で貯めたポイントだけでなく、買い物などで貯めたポイントも投資に使えます。
auユーザーの場合は、auの投資信託ポイントプログラムの対象となっている商品を保有し、auと通信契約をしているとさらにポイントが還元されるのでお得です。au投資信託ポイントプログラムは、auスマート・ベーシック(安定)、auスマート・ベーシック(安定成長)、auスマート・プライム(成長)、auスマート・プライム(高成長)の4種類があります。auの通信契約をしていると0.04%から0.1%還元されるようになるので、auと通信契約をしている場合は投資信託ポイントプラグラムの対象商品も確認してみましょう。
マネ活プランでさらにお得に
auカブコム証券ではauマネ活プランと合わせることでさらにお得になります。auマネ活プランとは、auカブコム証券をはじめ、au PAY カードやau PAY、auじぶん銀行といったサービスがお得になるauの料金プランです。
auマネ活プランに加入し、auカブコム証券でNISA口座を開設、さらにはau PAY ゴールドカードを保有している場合に特典があります。その特典は毎月の積立投資のポイント還元率が3%になるというものです。クレカ積立で1%、auマネ活プランの加入で0.5%、NISA口座の保有とau PAY ゴールドカードの保有で1.5%を合わせて3%になります。積立投資の上限額は毎月5万円までとなっているので、最大で毎月1500ポイント、年間で1万8000ポイントのPontaポイントを貯めることが可能です。
しかし、この特典は12ヶ月限りとなっているので注意してください。13ヶ月以降は最大で2%になります。最大2%の場合でも上限額の5万円を積立投資すると毎月1000ポイント、年間で1万2000ポイントのPontaポイントを貯められるのでお得なのは変わりありません。
また、auマネ活プランに加入した場合はauじぶん銀行と連携し、au PAY ゴールドカードに加入しているとauじぶん銀行の普通預金金利が0.3%になります。通常の普通預金金利は0.001%なので、300倍です。上述のポイント還元特典を受けていれば簡単に条件を達成できるので、特典を受ける際はauじぶん銀行とも連携しておくことをおすすめします。
auユーザーでお得にポイントを貯めたい人は、auマネ活プランに加入しお得な特典でポイントを貯めてみてください。
おすすめネット証券(6)DMM.com証券:DMM株ポイントを貯められる
DMM.com証券は株式取引だけでなく、FX、CFD取引、競走用馬のファンドといった投資ができる証券会社です。特に珍しいのが競走用馬のファンドサービスである「DMMバヌーシー」で、他の証券会社とは異なる特徴があります。
DMM.com証券の基本情報は図表6のとおりです。
図表6
国内株式手数料 | 25歳以下は無料、それ以外は55円以上 |
米国株式、海外ETF手数料 | 売買手数料が無料 |
新NISA口座の開設 | 新NISA口座の開設可能 |
投資信託の取引銘柄の数 | 取扱なし |
ポイント付与サービス | DMM株ポイント |
株式会社DMM.com証券 公式サイトを基に筆者作成
DMM.com証券の特徴は「DMM株は手数料がお得でDMM株ポイントを貯められる」、「DMM FXはツールが豊富でデモ取引も可能」、「DMM CFDは14銘柄から選ぶことができる」、「DMMバヌーシーで賞金分配が得られる」といった4つです。
DMM株は手数料がお得でDMM株ポイントを貯められる
DMM.com証券のDMM株では米国株式手数料が無料、25歳以下の場合に国内株式の現物取引手数料が無料となっています。お得な手数料設定なので取引しやすい点がメリットです。しかし、25歳を超えている場合は国内株式の現物取引手数料が55円から、国内信用取引の手数料が0円からとなっているので、基本的に無料というわけではありません。取引によって手数料がかかってしまう場合もあるので注意してください。
もっとも、DMM株では取引手数料に応じてDMM株ポイントが付与されるようになっているので、手数料がかかったとしてもお得な場合もあります。例えば、取引手数料が880円だった場合は8%のDMM株ポイントが付与されます。1ポイント1円として証券口座に入金することも可能です。取引に利用したり、現金として出金したりすることもできるのでお得なサービスとなっています。
DMM FXはツールが豊富でデモ取引も可能
DMM.com証券のDMM FXは無料で取引ツールを利用でき、最短30分で取引が開始できるサービスです。出金手数料や口座維持手数料、ロスカット手数料などが無料なので気軽に取引できます。
スマートフォン版のツールはアプリをダウンロードすることで利用可能です。スマートフォン1つで取引が完結するのでいつでもどこでもFXの取引ができます。スマートフォン版ツールだけでなく、パソコン版のツールも豊富にあるのが特徴で、特にパソコン版はインストールが不要です。
DMM CFDは14銘柄から選ぶことができる
DMM.com証券のDMM CFDではツールが豊富にあるので初心者から上級者まで取引しやすい点が特徴となっています。CFDは少額の証拠金を預け、取引開始時と終了時の価格差によって決済される差金取引です。
CFDは上級者向けの投資に感じますが、DMM CFDでは取引ツールが充実しているので初心者からでも取引可能です。厳選された14銘柄から取引できるので、初心者でも安心して取引できます。
出金手数料やロスカット手数料、口座開設維持手数料も無料なので、取引しやすい点もメリットです。
DMMバヌーシーで賞金分配が得られる
DMM.com証券のDMMバヌーシーは競走用馬に出資するファンドサービスで、購入口数に応じて賞金の配当を得ることができます。他の証券会社にはない競走馬に出資するタイプの投資です。
競走馬が好きな人にはおすすめの証券会社で、競走馬の成長を見ながら投資ができます。賞金の配当を得るだけでなく、馬主席やパーティーなどの招待、記念品のプレゼントなど、馬主体験ができる点が特徴です。楽しみながら投資ができるので、競走馬が好きな人や馬主体験がしたい人にはおすすめとなっています。
おすすめネット証券(7)GMOクリック証券の特徴:ツールの使いやすさが魅力
GMOクリック証券は総合口座が100万口座を超える人気のネット証券です。上場グループによって運営されている安心感も魅力となっています。
GMOクリック証券の基本情報は図表7のとおりです。
図表7
国内株式手数料 | 27歳以下は無料、28歳以上は1日定額プランが100万円まで無料、1約定ごとプランは50円以上 |
米国株式、海外ETF手数料 | CFDの手数料が無料 |
新NISA口座の開設 | 新NISA口座の開設可能 |
投資信託の取引銘柄の数(2024年1月15日現在) | 134本 |
ポイント付与サービス | ポイント付与サービスなし |
GMOクリック証券株式会社 公式サイトを基に筆者作成
GMOクリック証券の特徴は「業界最低水準の手数料」、「アプリランキング1位のツールで初心者も使いやすい」、「証券コネクト口座でお得に」、「手厚いサポートも受けられる」という4つです。
業界最低水準の手数料
GMOクリック証券は業界最低水準の手数料が特徴です。27歳以下であれば現物取引手数料が無料となっています。25歳以下という条件であれば他のネット証券でも無料で取引できるものがありますが、GMOクリック証券は27歳まで無料となっているので若い世代が取引しやすい点がメリットです。28歳以降は手数料がかかります。しかし、1日定額プランでは100万円まで無料となっているので、こちらについても業界最低水準の手数料です。
また、FXやCFDの取引手数料も無料となっています。初心者から上級者まで取引しやすいのがGMOクリック証券の魅力です。
アプリランキング1位のツールで初心者も使いやすい
GMOクリック証券はスマートフォンアプリのランキングで1位になるなど、無料のツールが豊富で人気です。株式だけでなく、FX、CFDなどのそれぞれ専用のアプリがあります。
例えば、株式の取引アプリ「GMOクリック株」ではチャート上のラインからそのまま注文できる機能が付いています。指値や逆指値がわかりやすいチャートになっており、そのままActionボタンを押すだけで取引ができる機能です。わかりやすくすぐに注文できるので初心者から上級でも使いやすいツールになっています。
また、FXは「GMOクリックFX」というアプリが人気です。このアプリでは無料でデモ取引ができるので、初心者もFXの練習ができます。Apple Watchにも連動できるので、いつでもどこでも取引内容を確認することができる点も人気の理由です。こちらもAction機能がついているので、チャートによってわかりやすく表示され、すぐに取引できます。
スマートフォンアプリで手軽に取引がしたい人にはおすすめのネット証券です。
証券コネクト口座でお得に
GMOクリック証券では証券口座と連携する証券コネクト口座も魅力です。GMOクリック証券で現物取引をする際に、資金を移さずに自動で充当できます。証券コネクト口座が1つあれば、証券口座に資金を移す手間が省けるのでスムーズに取引できる点がメリットです。
証券コネクト口座は普通預金金利が0.11%であるところも魅力となっています。一般的な普通預金金利は0.001%なので、110倍の金利です。証券コネクト口座に資産を預けていれば、証券口座に資金を移さずに取引できるだけでなく、金利もつくのでお得な特典となっています。
手厚いサポートも受けられる
GMOクリック証券ではHDI格付け調査で問い合わせ窓口部門とWebサポート部門で最高評価を得ています。サポート窓口では、ツールのインストール方法や取引に関する相談をすることが可能です。
コールセンターの電話がつながりやすい時間帯についてもHP内で表示されています。つながりにくい時間帯もあるようなので、電話での相談をしたい場合はHPを確認するようにしましょう。
お客様サポートも、税制に関するものや相続手続きなどの質問についても受け付けているので気軽に電話してみましょう。
おすすめネット証券(8)SBIネオトレード証券:日本株式や信用取引に特化
SBIネオトレード証券はSBIグループの証券会社で、SBI証券とは異なります。日本株式や信用取引に特化している点が魅力です。
SBIネオトレード証券の基本情報は図表8のとおりです。
図表8
国内株式手数料 | 定額プランは100万円まで無料、一律プランは50円以上 |
米国株式、海外ETF手数料 | CFDの手数料が無料 |
新NISA口座の開設 | 新NISA口座の開設可能 |
投資信託の取引銘柄の数(2024年1月15日現在) | 14本 |
ポイント付与サービス | ポイント付与サービスなし |
株式会社SBIネオトレード証券 公式サイトを基に筆者作成
SBIネオトレード証券の特徴は「信用取引に特化しているので信用取引の手数料が安い」、「取引ツールが専門的」、「電話サポートは自動音声ガイダンスがなくオペレーターに直通」の3つが挙げられます。
信用取引に特化しているので信用取引の手数料が安い
SBIネオトレード証券は、SBI証券と名称が似ているので混同している人も多いと思います。しかし両者は、グループは同じですが異なる証券会社なので注意してください。SBI証券は投資信託に特化しているので2600本を超える投資信託を取り扱っています。これに対してSBIネオトレード証券が取り扱っている投資信託は14本です。SBIネオトレード証券でも投資信託を取り扱っていますが、投資信託をしたい場合はSBI証券のほうがよいでしょう。
SBIネオトレード証券は投資信託には強くありませんが、信用取引に強い点が特徴です。投資初心者よりも投資経験者向けの証券会社となっています。そのため、信用取引の手数料が安いです。例えば、SBI証券では信用取引の手数料は条件を満たせば無料ですが、SBIネオトレード証券では条件なしで無料となっています。
信用取引の回数が多く手数料を抑えたい方には、SBIネオトレード証券がおすすめです。
取引ツールが専門的
SBIネオトレード証券では取引ツールも専門的になっています。マウス操作だけで発注や注文訂正ができるNEOTRADER、ネット回線があればどこでも使えるブラウザ版のカブ板など、投資家にとって使いやすいツールが豊富です。
投資情報のブラウザツール・マーケット情報も人気です。マーケット情報は「株探」や「みんなの株式」といった投資家に愛用されている株式情報サイトのニュースを配信し、旬な情報もすぐに確認できるのが魅力となっています。
電話サポートは自動音声ガイダンスがなくオペレーターに直通
証券会社ではコールセンターに電話をかけた際、自動音声ガイダンスを通してからオペレーターにつなげる場合も多いです。その際、自動音声ガイダンスがうまくいかず、オペレーターになかなか電話がつながらないといった経験をした人も多いのではないでしょうか?
その点、SBIネオトレード証券では自動音声ガイダンスがなく、オペレーターにつながるようになっているので、電話相談の煩わしさが軽減されています。気になる情報についてもすぐにオペレーターに聞けるので、投資経験者には大きな味方となるサービスです。
おすすめネット証券(9)岡三オンライン:証券会社の老舗である岡三証券の情報も提供
岡三オンラインは総合証券会社大手の岡三証券が展開するネット証券です。岡三証券は創業100年を超える証券会社で、対面相談に力を入れています。その岡三証券が対面相談とは異なった強みを持つネット証券として展開しているのが岡三オンラインです。
岡三オンラインの基本情報は図表9のとおりです。
図表9
国内株式手数料 | 定額プランは1日100万円まで無料、ワンショットは99円以上 |
米国株式、海外ETF手数料 | DFDは片道30円以上 |
新NISA口座の開設 | 新NISA口座の開設可能 |
投資信託の取引銘柄の数(2024年4月2日現在) | 635本 |
ポイント付与サービス | ポイント付与サービスなし |
岡三オンライン 公式サイトを基に筆者作成
岡三オンラインの特徴は「手数料が安くてお得」「ウェルカムプログラムで手数料がキャッシュバック」「コンタクトセンターが手厚い」「最新投資情報や岡三証券で培った情報を提供」の4つです。
手数料が安くてお得
岡三オンラインは国内株式現物手数料が200万円まで無料、投資信託の購入時の手数料が無料となっています。特に投資信託はすべての購入時手数料が無料となっているのが特徴です。取り扱っている投資信託によって手数料が異なる証券会社もある中で、岡三オンラインではすべての投資信託が無料で取引できます。投資信託を多数保有したい人にはお得な料金設定です。
また、投資信託は100円から1円単位で購入可能となっています。積立投資の場合でも手数料が無料なので、毎月定額で積立投資をする場合もお得です。これから投資信託を始める人にもおすすめのネット証券となっています。
ウェルカムプログラムで手数料がキャッシュバック
岡三オンラインでは新規で証券口座を開設した場合に手数料がキャッシュバックする特典があります。キャッシュバックは手数料全額となっているので、手数料がかかる取引でも気にせずに取引出来る点がメリットです。
新規の証券口座を開設した月を含めた3ヶ月間がキャッシュバックの期間となっています。つまり、3ヶ月間の手数料が無料となるお得なプログラムです。例えば、1月に口座を開設した場合は1月、2月、3月の3ヶ月間が対象期間になります。3ヶ月が過ぎた後に対象期間中の手数料がキャッシュバックされる仕組みです。
対象期間は証券口座を開設した月を含むので、口座開設は月初めのほうがお得になります。1月1日に開設した場合は1ヶ月間の取引手数料がキャッシュバックされますが、1月29日に開設してしまうと29日、30日、31日しか日数がないにもかかわらず1月も対象期間に含まれてしまうからです。そのため、口座開設は月初めにしたほうが対象期間を無駄なく使えます。
コンタクトセンターが手厚い
岡三オンラインではコンタクトセンターの対応が手厚い点が魅力です。ネット証券初心者やキーボード操作が苦手な人、ツールをうまく使えるか不安な人でもコンタクトセンターに気軽に相談できます。
口座開設の始め方やツールの使い方まで幅広く相談できるので初心者も安心して利用可能です。画面共有サポートもあるので、利用者の閲覧している画面をオペレーターと共有して操作説明をしてくれます。
特に岡三オンラインでは独自の取引ツールも充実していますが、ツールの使い方がわからずに取引が難しいと感じている人もいるでしょう。証券口座を開設すると「岡三かんたん発注」や「岡三ネットトレーダーWEB2」といったツールが利用できます。しかし、ツールが使いこなせなければ良いツールでもあまり意味がないことになってしまいます。その点、岡三オンラインではコンタクトセンターの対応が手厚いので、安心してツールも使えます。
1人では難しく感じる口座開設やツールの使い方もオペレーターが電話と画面で説明してくれるので簡単にできるはずです。投資初心者だけでなく、パソコンやスマートフォンの操作が苦手でネット証券を避けていた人にもおすすめのネット証券になっています。
最新投資情報や岡三証券で培った情報を提供
岡三オンラインでは豊富な投資情報を発信しています。最新情報が配信されているだけでなく、岡三証券で培った経験や情報も提供しているのが強みです。
岡三オンラインの投資情報としては、「投資情報局」、「人気講師の動画」、「岡三オンラインマガジン」などが挙げられます。投資情報局は利用者専用の総合情報ページです。株取引だけでなく、FXやCFDの情報も配信しています。また、人気講師の動画としては「探究!エミンチャンネル」が人気です。このチャンネルではエコノミストのエミン・ユルマズ氏が講師となり、経済や国際情勢、商品市場などを解説しています。投資や経済のプロが解説しているので、投資初心者だけでなく投資経験者にもおすすめの動画です。さらに岡三オンラインマガジンでは、毎日2回の頻度で独自の投資情報を配信しています。頻度が多く、当日の投資情報も確認できるのが特徴です。
このような充実した投資情報を配信しているのは岡三オンラインの強みとなっています。投資初心者も投資経験者も満足できる情報量なので、岡三オンラインの情報配信も注目です。
おすすめネット証券(10)立花証券ストックハウス:立花証券の立花月報を無料で提供
立花証券ストックハウスは、創業65年を超える立花証券のネット証券です。長年の経験や最新の情報も加味された独自のレポートや投資情報も充実しています。安心して取引できる点が魅力のネット証券です。
立花証券ストックハウスの基本情報は図表10のとおりです。
図表10
国内株式手数料 | 定額コースは1日220円以上、現物個別コースは55円以上 |
米国株式、海外ETF手数料 | 取扱いなし |
新NISA口座の開設 | 新NISA口座の開設可能 |
投資信託の取引銘柄の数 | (2024年1月15日現在)245本 |
ポイント付与サービス | ポイント付与サービスなし |
立花証券ストックハウス 公式サイトを基に筆者作成
立花証券ストックハウスの特徴は「現物株式取引手数料が最大6ヶ月無料」、「信用取引の手数料が常に無料」、「独自レポートの立花月報が魅力」、「独自の取引ツールが便利」、「カスタマーサービスのサポートも充実」の5つです。
現物株式取引手数料が最大6ヶ月無料
立花証券ストックハウスでは新規で証券口座を開設した場合に現物株式取引手数料が無料になる特典があります。口座を開設した翌日から約3ヶ月間が対象です。この期間中は現物株式取引手数料を気にせずに取引できます。
それだけでなく、無料の3ヶ月間中に信用新規建もしくは投資信託の買付をおこなうとさらに期間が延長されます。延長される期間は約3ヶ月です。これによって最大で約6ヶ月の間、現物株式取引手数料が無料になります。
手数料が無料になる特典は他の証券会社でもありますが、最大で6ヶ月の間無料になるのは他にはない魅力です。まだ立花証券ストックハウスで証券口座を開設していない人は、ぜひ開設を検討してください。
信用取引の手数料が常に無料
立花証券ストックハウスは信用取引の手数料が常に無料となっています。立花証券ストックハウスで信用取引をおこなう場合は手数料を気にせずにできるため、コストを抑えることが可能です。信用取引の金利も据え置きとなっているので長期保有にも向いています。
もっとも、電話注文をおこなう場合や追加証拠金が期限までに充当されなかった場合は手数料がかかる可能性があるので注意してください。
独自レポートの立花月報が魅力
立花証券ストックハウスでは独自レポートの立花月報が魅力です。立花月報は60年以上発行されている独自の投資情報誌で、今月の参考銘柄や社会情勢・コラム、話題の産業とマーケット情報といった投資情報を提供しています。
通常の購読料は1部500円、年間で5000円です。しかし、立花証券ストックハウスで証券口座を保有している人には無料で提供しています。立花証券から続いている情報誌を無料で購読できる点は他の証券会社にはない特徴です。
また、毎週更新される会社四季報の情報も提供しています。会社四季報は同業他社の情報や業績評価などの最新情報を提供している情報誌です。立花証券ストックハウスでは会社四季報の最新情報を無料で提供しています。
それだけでなく、リアルタイム株価ボード、マーケット情報、株主優待情報、資本異動情報、ニュース速報といった多くの情報を提供しているのも魅力です。独自レポートや会社四季報、多数の投資情報が充実している点が立花証券ストックハウスの特徴といえます。
<h3独自の取引ツールが便利>
立花証券ストックハウスでは取引ツールとしてパソコン版の立花トレードリッチ、スマートフォン版の立花トレード株アプリを提供しています。
立花トレードリッチは現物株式取引や信用取引が対象の取引ツールです。資金管理、情報収集、取引注文といった株式取引のすべてを1つのツールでできる点が魅力となっています。立花トレードリッチでは会社四季報の情報も閲覧可能です。
立花トレード株アプリでは通常注文や2WAY注文といった注文機能だけでなく、銘柄情報やチャート、登録銘柄、ランキングといった情報も閲覧できる点が特徴になっています。こちらも現物株式取引や信用取引が対象です。
立花トレードリッチや立花トレード株アプリは、注文や情報収集を1つでできるので投資初心者だけでなく投資経験者にも対応しているツールになっています。独自ツールを使いたい場合は立花証券ストックハウスで証券口座を開設してみましょう。
カスタマーサービスのサポートも充実
立花証券ストックハウスではカスタマーサービスのサポートも充実しています。銘柄の検索方法や取引方法を相談することが可能です。電話だけでなく、メールでの相談もできます。
また、カスタマーサービスでは電話での注文も受け付けています。インターネットが使えない状況でも注文できる点が強みです。しかし、手数料は通常の注文と異なる場合があるので注意してください。
投資信託の受注サービスもしていているので、投資信託の申し込みも可能です。手数料も通常の場合と変わらないので利用しやすくなっています。
NISA口座はどこで開設すればいい?
10社のネット証券会社を紹介してきましたが、NISA口座を開設するのはどこがおすすめなのか気なる人も多いと思います。NISAは税金を抑えることができる制度なので、株式投資や投資信託をしている人は押さえておきたいところです。また、2024年1月から新NISAも開始されているので、新NISAをどこで開設するべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこでここでは新NISAの制度解説をするとともに、NISA口座を開設するのにおすすめの証券会社の特徴について紹介していきます。
NISAとは? 投資でかかってしまう税金を抑える制度
NISAは投資でかかってしまう税金を非課税枠によって抑える制度です。通常、株式や投資信託で得た利益、または配当によって得た利益に対しては20%の税金がかかるようになっています。そのため、投資で利益が出ても、手元に残るお金は思っていたよりも少ない場合があり、投資がしやすい環境ではありませんでした。
そこで国を挙げて投資をしやすい制度として考えられたのがNISAです。NISAは一定額の非課税枠を設け、その範囲内であれば利益が出た場合でも税金がかからないようになっている制度です。非課税枠を超えてしまった部分については税金がかかってしまうので注意が必要です。証券口座とは別にNISA専用のNISA口座を開設する必要があり、NISA口座は1人につき1つしか保有できないことになっています。そのため、NISA口座を開設する場合はご自身に合った証券会社から選ぶ必要があります。
2023年までの旧NISAは、一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの3種類でした。一般NISAは年間120万円までの非課税枠があり、最大で5年間保有できます。
つみたてNISAは年間40万円までの非課税枠があり、最大で20年間保有できます。その名の通り、毎月積立をするように投資をするのが特徴です。積立投資は毎月一定額を投資していくので、ドルコスト平均法を自然とすることができ、リスク分散に最適です。また、最大で20年間という長期間保有することもできるので、時間のリスク分散もできます。
ジュニアNISAは未成年が対象の制度で、年間80万円の非課税枠があり、最大で5年間保有できます。ジュニアNISAは新規口座開設が2023年までとなっていて、2024年からは新規口座開設ができなくなっています。
どのNISAも非課税枠をうまく活用することで税金を抑えられます。
新NISAは旧NISAと何が違う?
2024年1月から新NISAが開始されています。新NISAの特徴は「つみたて投資枠と成長投資枠とに分かれている」、「投資枠を再利用できる」、「非課税の保有期間が無期限化する」といった3つです。
新NISAは旧NISAとは異なり、つみたて投資枠と成長投資枠とに分かれている点が特徴です。つみたて投資枠は年間120万円まで、成長投資枠は年間240万円までの投資枠があり、両者を合わせて年間360万円、最大で1800万円までが非課税保有限度額となります。つみたて投資枠は旧NISAのつみたてNISAに似ているもので、毎月積立投資をしていく枠です。そして成長投資枠は一般NISAのように年間投資枠の金額まで投資が可能になっています。
また、つみたて投資枠だけで1800万円の投資枠を使い切ることも可能です。しかし、成長投資枠については1200万円までが限度額となっており、成長投資枠だけでは1800万円の投資枠を使い切ることができないので注意してください。
新NISAの2つ目の特徴は投資枠を再利用できるところにあります。
例えば、つみたて投資枠と成長投資枠の総額が1800万円になってしまうと、新NISAの限度額を超えてしまうので制度を利用できません。しかし、1800万円から300万円を売却した場合、保有額が1500万円となるので300万円の空きが生じます。この枠の空き部分を再利用できる点が新NISAのメリットです。事例のように300万円の空きができた場合は、300万円を再利用して新たに投資ができます。
もっとも、この場合でも年間の投資限度額はつみたて投資枠の120万円と成長投資枠の240万円までなので注意してください。つまり、再利用できる枠が400万円あったとしても年間で再利用できるのは360万円(つみたて投資枠の120万円と成長投資枠の240万円の合計)までとなっています。
これらだけでなく、新NISAには非課税の保有期間が無期限化するという3つ目の特徴があります。旧NISAでは5年や20年といった保有期間に制限がありますが、新NISAでは保有期間が無期限となるため、これまで以上に長期間の投資が可能です。長期間の投資はリスク分散ができるので、リスクを抑えたい人にもおすすめの制度となっています。
NISA口座を開設するのにおすすめの証券会社の特徴1:信託報酬をはじめとする手数料が安い
NISAは中期から長期の間保有することで、非課税の恩恵を最大限受けられる制度になっています。新NISAではさらに保有できる期間が伸び、無期限となっているので長期間保有するほど税制優遇のメリットが大きいです。
長期間保有する際に気になるのが運用コストです。例えば、投資信託を保有していると運用期間中は信託報酬が発生します。そのため、信託報酬が安い証券会社を選択するほうがコストを抑えることが可能です。特に新NISAは無期限で保有することが可能なので、信託報酬をはじめとする手数料が安いと運用コストの差が大きくなっていきます。
そのため、NISA口座を開設する際には手数料が安い証券会社がおすすめです。運用コストをなるべくかけたくないという人はNISA口座を運用する際の手数料を比較してみましょう。
NISA口座を開設するのにおすすめの証券会社の特徴2:取扱銘柄が多い
NISA口座を開設し、確認しなかったために困ってしまうことが「運用したい銘柄が開設した証券会社で取り扱われていない」場合です。NISAが対象の株式や投資信託は証券会社によって取扱本数が異なります。そのため、証券会社によっては取り扱われている商品と取り扱われていない商品があるので、自分が運用したい銘柄が取り扱われていない恐れがあるのです。
また、投資の基本は「ネット証券の選び方」でも触れたようにリスクの分散です。運用する銘柄も1つよりも複数のほうがリスクの分散ができます。取扱銘柄が多く複数の銘柄を運用可能だとリスク分散できるので、NISA口座を選ぶ際も取扱銘柄が多い証券会社のほうがリスクを抑えることにつながります。
このことから、取扱銘柄が多い証券会社もNISA口座を開設する際に注目してください。運用したい銘柄がある場合は、その銘柄が取り扱われているかを確認してみましょう。
NISA口座を開設するのにおすすめの証券会社の特徴3:ポイント還元率が高い
新たにNISAを開設する際に確認しておきたい点としては、ポイント還元率が高い証券会社であるかです。証券会社によってはポイントが還元されるサービスを実施しているところもあります。ポイントの還元は投資信託の保有額に応じたものや特定の取引をした場合などです。
投資信託の保有額に応じてポイントが還元される場合は、長期間保有することで効果を発揮する新NISAと相性がよいといえるでしょう。また、クレジットカードを通して積立投資をするクレカ積立をすることでポイントが還元される証券会社も多数あります。クレカ積立はクレジットカードを通して毎月積立投資をするだけでポイントが還元されるお得なサービスです。こちらについても新NISAのつみたて投資枠と相性がよいので、対応している場合は選択肢の1つになります。
ポイントの還元率が高いこともNISA口座の開設する際の目安になりますが、どのポイントが還元されるのかも重要です。普段使っているポイントであれば、ポイントを貯めるメリットがありますが、そうでなければポイントを貯めるだけになってしまいます。使いたいポイントがあるか証券会社を比較してみましょう。また、貯めたポイントを再度投資に使える証券会社もあります。いわゆるポイント投資です。ポイント投資できるかも確認することをおすすめします。
もっとも、ポイント還元がある証券会社やポイント投資が可能な証券会社であっても、新NISAに対応していない場合があるので注意が必要です。新NISAで投資をする際にもポイントが還元されるのかを確認するようにしてください。
NISA口座を開設するのにおすすめの証券会社の特徴4:新NISAのキャンペーンを実施している
2024年1月から開始された新NISAですが、新NISAを開設する際にお得なキャンペーンを実施している証券会社もあります。ご自身に合ったキャンペーンを実施しているかを比較することもおすすめです。
しかし、キャンペーンの内容だけでNISA口座を開設することはおすすめできません。NISA口座は1人につき1つの証券会社しか選択できないからです。そのため、キャンペーン内容は他の「NISA口座を開設するのにおすすめの証券会社の特徴」を踏まえたうえで、それでも悩んでいる場合に比較するようにしましょう。
【2024年】ネット証券おすすめ10社を徹底比較:まとめ
本記事では、ネット証券の選び方やNISA口座におすすめの証券会社について解説し、ネット証券のおすすめ10社を徹底比較してきました。
ネット証券の選び方は「手数料の安さ」、「取引銘柄の多さ」、「ポイント付与の有無やポイント投資の有無」、「取引のツールやアプリの使いやすさ」、「投資情報の充実」の5つがポイントになります。ネット証券選びに悩んでいる場合は、どの項目がご自身の中で優先順位が高いかを決め、比較していくことがおすすめです。ぜひ本記事でそれぞれのネット証券を比較してみてください。
また、NISA口座の開設を考えている人は、「信託報酬をはじめとする手数料が安い」、「取扱銘柄が多い」、「ポイント還元率が高い」、「新NISAのキャンペーンを実施している」の4つの項目で比較すると選びやすくなります。新NISAの特徴を理解し、ご自身に合ったネット証券でNISA口座を開設することが大切です。NISA口座は1人につき1つしか開設できないので、総合的に判断して慎重に選ぶようにしてください。
ネット証券も多数ありますが、それぞれに特徴があり、どのネット証券がおすすめなのか悩む場合も多いと思います。しかし、1つのネット証券だけで口座開設することにこだわる必要はありません。複数のネット証券で口座開設することでリスクの分散にもつながり、ポイント還元を始めとしたそれぞれのネット証券のメリットを組み合わせることができます。まずはお気に入りのネット証券を探し出し、気になる証券会社がほかにあれば新たに口座開設することもよいかもしれません。
ぜひ本記事を参考にネット証券で口座開設をしてみましょう。それぞれのネット証券のメリットを比較することをおすすめします。
出典
-
- 野村證券株式会社 店舗でできること
- 野村證券株式会社 投資信託(ファンド) -検索結果-
- 野村證券株式会社 野村のレポート
- 株式会社SBI証券 投資信託 パワーサーチ
- 株式会社SBI証券 SBI証券の手数料”ゼロ革命”
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