更新日: 2024.06.11 その他資産運用

お金に余裕がなくて投資もごくわずかです。「月100円の投資」「500円貯金」に、意味はあるでしょうか?

お金に余裕がなくて投資もごくわずかです。「月100円の投資」「500円貯金」に、意味はあるでしょうか?
2024年から始まった新NISAが注目され、投資に興味を持つ人は増えました。しかしお金に余裕がなく、大きな投資ができない人にとっては、「月100円の投資」をすることに意味があるのでしょうか。また、「500円貯金」ではお金は貯まるのでしょうか。
 
本記事で、少額の貯金や投資が将来にどのような影響を与えるのか、一見すると微々たるものに思えるこの取り組みの意義について考えてみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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少額投資は初心者におすすめ

従来、資産運用は「中高年向け」や「高額な初期費用が必要」といったイメージが強かったですが、少額投資の登場により若い世代でも気軽に資産運用を始められるようになりました。近年話題となった「老後2000万円問題」により、将来に向けた資産運用を検討する人が増え、少額から始められる「新NISA」や「iDeCo」といった投資方法が注目されています。
 
少額投資はまとまったお金を用意する必要がないため、初心者でも気軽に始められます。例えば、100円から購入できる投資商品もあり、口座を開設して取引の準備が整えば、すぐにでも始めることができるのです。
 
また、少額投資は損失のリスクも抑えやすいです。投資初心者にとって、世界情勢や市場の動向、企業の業績などにより影響される価格変動リスクを予測するのは難しいですが、少額投資をしながら、運用に慣れていくとよいでしょう。
 
また、少額投資は一口あたりの金額が小さいため、複数の商品に分散投資しやすいというメリットもあります。分散投資は、複数の商品に資金を分けて投資することでリスクを分散させる手法です。特定の商品に集中投資すると、その商品の価格が下落した際に大きな損失が発生しますが、複数の商品に投資していれば損失をカバーできる場合があります。
 

新しいNISAを活用

令和6年(2024年)から始まった新しいNISAには、「つみたて投資枠」(年間120万円)と「成長投資枠」(年間240万円)の2つの枠があり、1つの口座でこれらを併用できます。
 
投資の非課税保有限度額は、生涯で1800万円(うち成長投資枠は1200万円まで)までです。この非課税保有限度額(総枠1800万円)は取得価額で管理されており、売却した分は翌年以降に再利用が可能です。
 

NISAで月100円投資シミュレーション

NISAでは、金融機関によっては毎月100円から投資することが可能です。しかし、そのような少額投資が意味を持つのかどうかは、投資期間や想定される利回りによります。
 
例えば、毎月100円を投資し年率3%の利回りを得られると仮定した場合、以下のような資産が築けるというシミュレーション結果があります。
 
図表1

積立期間 資産評価額 元本部分
5年間 6,465円 6,000円
10年間 1万3,974円 1万2,000円
15年間 2万2,697円 1万8,000円
20年間 3万2,830円 2万4,000円
25年間 4万4,601円 3万円
30年間 5万8,274円 3万6,000円
40年間 9万2,606円 4万8,000円

筆者作成
 
NISAの制度では、投資で得た利益や配当金に対する税金が非課税となります。これにより、節税しながら効率的に資産形成を行うことが可能となります。
 

500円貯金で年10万円以上貯蓄可能

平日に1日500円ずつ貯金すると、年間で10万円以上貯めることができます。これを続ければ、5年後には約50万円が貯まります。1回の貯金額が少額でも、地道に続けることでまとまった貯蓄額になることが500円玉貯金の魅力です。
 

月100円投資や500円貯金でも、未来への第一歩を踏み出すことができる

貯金や投資は、金額の大小よりも継続することが大切です。投資は決して、お金持ちだけがするものではありません。100円の投資や500円玉貯金でも、時間と共に積み重なり、大きな資産に成長する可能性があります。
 
また、投資や貯金を始めること自体が、自己の経済状況を理解し、未来のために計画を立てるよい機会となります。無理のない範囲でコツコツと続けることが、大きな成果につなげましょう。
 

出典

金融庁 NISA特設ウェブサイト NISAを知る
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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