更新日: 2019.06.19 株・株式・FX投資
あなたの投資はどっち派? 順張りそれとも逆張り?
どちらもメリットやデメリットがありますが、それぞれ人によって向き不向きもあります。どちらが儲かりやすいということはなく、自分の投資スタンスと相性が合う方を利用する人が多いようです。順張りと逆張りはどのようなものなのか、考えてみましょう。
執筆者:小沼鮎子(こぬま あゆこ)
ファイナンシャルプランナー CFP(R)認定者
大学を卒業後、大手証券会社に就職。約10年間、個人のお客様への資産コンサルティング業務に主に携わる。勤務中に、資産コンサルティング業務の延長線上に、ファイナンシャルプランナーという仕事があることを知り、お客様に寄り添ったコンサルティングができることに共感し、資格を取得。アメリカでは資産管理の一生涯のパートナーとして時には金融に詳しいお茶飲み友達として身近な存在であるファイナンシャルプランナーという仕事を、日本でも普及させたいという志を持って一般の方への情報発信をしている。
順張りのメリットとデメリット
順張りとは、買おうとしている銘柄が上昇局面のときにその流れに乗っかって買い、逆に下落しているときは売るという手法です。メリットは、相場の方向性と同じように投資をするので比較的、投資判断がしやすいということでしょう。
上昇局面の銘柄を探して、今後も上向きの流れだろうと判断すれば買う候補になります。このとき、できるだけ上昇し始めた初期で買うことができれば大きな利益を得ることができます。
ただ、上がり始めの初期段階を見分けるのは非常に難しいので、大体の方が上昇局面となった途中から買うことになるでしょう。
デメリットは、高値づかみをしやすいということです。上昇トレンドがまだまだ続くと見込んで買ったのだが、意外と早く下落に転じてしまったというように、買い時を間違えてしまうと高い価格で買ってしまう可能性があります。
上昇トレンドの銘柄であっても、短期的に下落することももちろんありますので、そういう時にさらに買うことを押し目買いといいます。
上昇トレンドが続いているものが短期的に下落したときには、押し目買いをしてさらに上昇するのを待つことも考えたほうがいいでしょう。
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逆張りのメリットとデメリット
逆張りは、相場の流れに逆らって投資をする手法です。下がっている時に買い、上がっている時に売ります。
メリットは底値で買うことができれば、大きな利益を得ることができるということです。本来の価値よりも割安に放置された銘柄を安値で買い、上昇トレンドに転じたときに売れば利益を得ることができます。
デメリットは、下落している銘柄を買うので、判断を誤るとさらに下落し続ける銘柄を買ってしまう可能性があるということです。
チャートをみて割安感があるものを探したり、ファンダメンタルズ分析(企業価値を分析すること)から現在の株価と乖離があるものを探して投資をすることになりますので、株価がなぜ下がっているのかを分析したり見極める力が必要になります。
たとえば、大きく下落している銘柄があったとします。チャンスだと思って買ってみたけれども、その後もさらに下落が続いて最終的には損切りもできずに塩漬け(評価損が大きくなり、売るに売れなくなる状態)することになってしまったという話もよく耳にします。
それでもその銘柄がいずれ上昇トレンドになることを信じている場合は、安いところでナンピン買い(安い値段で買い増しをして、平均購入単価を下げること)をすることも考えてもいいかもしれません。
ただし、ナンピン買いをした後にも、さらに下落して損失が膨らむこともありますので、さらに下がった時の損切りをするタイミングやリスクを考えたうえで投資をしなければいけません。
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どんな人が向いている?
順張りと逆張りのそれぞれのメリットやデメリットをお伝えしましたが、順張りはトレンドに乗っかって投資をすることになりますので、どちらかというと投資初心者の方が向いているでしょう。
逆張りは相場の流れに逆らって投資をするので、株式取引に慣れてきた方向けではないかと思います。ただ、相場の局面によって使い分けた方がいいときもあるので、できれば両方の投資スタンスを使えるようにしておくことが望ましいでしょう。
まずは両方の手法を利用してみて、自分がどちらのスタンスに向いているのか試してみることをおすすめします。
執筆者:小沼鮎子(こぬま あゆこ)
ファイナンシャルプランナー CFP(R)認定者