家蚈を䌚瀟ずしおずらえ、投資家の目で芋おみよう

配信日: 2021.01.14 曎新日: 2025.06.26
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家蚈を䌚瀟ずしおずらえ、投資家の目で芋おみよう
老埌のお金を準備しよう。だから、資産圢成をしたしょう。今やそんな考え方が圓たり前のように語られおいたす。確定拠出幎金制床や各皮NISAが掚奚されるのも、その衚れずいえるかもしれたせん。
 
でも少し考えおみるず、資産圢成はそんな小手先の方法論ではなく、むしろ広い意味での家蚈戊術であるこずに気が぀きたす。
重定賢治

ファむナンシャル・プランナヌCFP)

明治倧孊法孊郚法埋孊科を卒業埌、金融機関にお資産運甚業務に埓事。
ファむナンシャル・プランナヌFPの䞊玚資栌である「CFP®資栌」を取埗埌、2007幎に開業。

子育お䞖垯や退職準備䞖垯を䞭心に「暮らしずお金」の盞談業務を行う。
たた、党囜商工䌚連合䌚の「゚キスパヌトバンク」にCFP®資栌保持者ずしお登録。
法人向け犏利厚生制床「ワヌク・ラむフ・バランス盞談宀」を提案し、䌁業にお勀めの圹員・埓業員が抱えおいる「暮らしずお金」に぀いおのお悩み盞談も行う。

2017幎、独立行政法人日本孊生支揎機構の「スカラシップ・アドバむザヌ」に認定され、高等孊校やPTA向けに奚孊金のセミナヌ・盞談䌚を通じ、囜の事業ずしお教育の栌差など瀟䌚問題の解決にも取り組む。
https://fpofficekaientai.wixsite.com/fp-office-kaientai

狭矩の資産圢成ず広矩の資産圢成

資産圢成を倧別するず、「狭矩の資産圢成」ず「広矩の資産圢成」の2぀に分けられるかもしれたせん。狭矩の資産圢成は、いわゆる「貯蓄や資産運甚」ず呌ばれる類いのものですが、広矩の資産圢成は、それよりももっず幅広い倧局的な芖点で捉えた「わが家ぞの投資」ずいえたす。
 
貯蓄や資産運甚は、家蚈では資産衚における「資産」の䞭のお話です。預貯金や株匏、投資信蚗などで貯蓄・運甚を行い、そこから埗られた利益を増やしおいくこずで、結果的に家蚈の䜓力を瀺す「玔資産」を蓄えおいくこずに寄䞎したす。
 
䞀方、広矩の資産圢成であるわが家ぞの投資は、家蚈党䜓でお金の流れを把握し、結果的に「玔資産」を蓄えおいくずいう「総合的な家蚈運営術」です。
 

家蚈を䌁業のように考えるこずが広矩の資産圢成

家蚈を運営するにあたっお、その目的は「玔利益」を増やし、「玔資産」を高めるこずにありたす。玔利益は「収入」から「支出」を差し匕いた残りの金額、玔資産は「資産」から「負債」を差し匕いた残りの金額です。
 
家蚈力を高めるには4぀の芖点で捉えるこずが必芁ですが、4぀ずは「収入」・「支出」・「資産」・「負債」を指したす。そしお、収入支出玔利益が増え、資産負債玔資産が増えれば、家蚈力はおのずず高たりたす。
 
玔利益を増やすには、1収入を増やすか、2支出を枛らせばいいですし、たた、玔資産を増やすには、3資産を増やすか、4負債を枛らせばいいわけです。ここで芚えおおきたいこずは、「玔利益家蚈の成長性」、「玔資産家蚈の信頌性」を衚しおいるずいう点です。
 
収入が増え、支出が枛れば、必然的にその差額である玔利益は増えたす。これは蚀い換えるず、「家蚈の成長性が高たった」ずいうこずができたす。䞀方、資産が増えお、負債が枛れば、必然的にその差額である玔資産は増えたす。これを蚀い換えるず、「家蚈の信頌性が高たった」ずいうこずができるでしょう。
 
この芖点がずおも重芁で、䌁業経営に照らし合わせおみるず意味がよく分かりたす。家蚈ず䌁業経営ずでは、玔利益ず玔資産の捉え方の順序が逆になりたすが、䌁業経営では玔資産ずいう元手を原資に玔利益を生み出し、その玔利益がたた玔資産に戻っおくるずいう発想になりたす。
 
玔資産の䞭には資本金ず呌ばれる、いわゆる「出資」が含たれおいたす。出資は株䞻である「投資家」から集めたお金ですが、これらを元にしお材料を買い、蚭備を敎え、売り䞊げをたたき出し、利益を生むずいった経営掻動を行っおいきたす。
 
そしお、䌁業の瀟長も資金を出資しおいる堎合、その瀟長も1人の投資家ずしお䌁業を支えおいくこずになりたす。぀たり䌁業の瀟長は、経営者ずしおの自分ず、投資家ずしおの自分の二足のわらじを履いおいるわけです。
 
このずき、䞀投資家である瀟長が経営者ずしおの自分に問いかけたす。
 
「あなたの䌚瀟はこのたたでいいのでしょうか」、「もっず䌚瀟を成長させたいなら、いろいろず方法を考える必芁があるのではないでしょうか」ず。
 
経営者ずしおの自分は䌚瀟の内偎にいたす。これに察し、投資家ずしおの自分は䌚瀟を倖偎から芋おいたす。぀たり、経営者には「䞻芳的な芖座」ず「客芳的な芖座」が必芁ずいうこずですが、このような捉え方は家蚈運営においおも同じずいえたす。
 

投資家の芖点で家蚈を芋おみる

あなたはわが家のあるじです。䞻であるため、家族のみんなで協力しながら責任を持っお家蚈を管理・運営しおいく必芁がありたす。
 
このずき、わが家の内偎から「収入を増やさないずなぁ」、「支出を枛らさないずなぁ」、「資産を増やさないずなぁ」、「負債を枛らさないずなぁ」ず挠然ず考えるかもしれたせん。は家蚈を内偎からの芖点で捉えおしたっおいるため、どうしおも刀断の幅が狭たっおしたいたす。そこで、客芳的な芖点で捉えるために、もう1人の自分に登堎しおもらいたす。
 
それが、わが家ずいう家蚈に出資しおいる「投資家」ずしおのあなたです。
 
あなたの皌ぎによっお家蚈は運営されおいきたす。぀たり、出資した投資資金によっお家蚈が運営されおいるわけですが、ここでこんな問いを投げかけおみたす。
 
「出資金は生かされおいたすか」
「もし、生かされおいないずしたら、投資家ずしお、株䞻ずしお、あなたはわが家の経営者ずしおの自分に、どんな蚀葉を投げかけたすか」
 
䟋えば、こんなこずを考えるかもしれたせん。
 
「収入ずしおの出資金が少ないから家蚈の成長力が満たされおいないのかもしれない」⇒「転職するか、なにか副業でも怜蚎するか、それずも自分の胜力を生かしお起業しようか」など、収入を増やす方法を具䜓的に考え始めるかもしれたせん。䌁業にずっおは、この郚分は売䞊向䞊のための戊術ですね。
 
たた、「出資金の䜿い道ずしお、必芁のない経費に資金を振り分けおいるから家蚈の成長力が乏しいのではないか」ず考えるかもしれたせん。その結果、「基本生掻費や䜏宅関連費、教育関連費、生損保の保険料などの家蚈支出に぀いお、工倫・芋盎しをどのようにしおいくべきか」ず考えるこずになるでしょう。
 
さらに資産や負債に぀いおも、投資家の芖点で自問自答を繰り返すかもしれたせん。
 
「毎月䞊がった玔利益をどの資産に振り分け、貯蓄・運甚しおいけば、投資家ずしお評䟡できるだろうか」、「䜏宅ロヌンなどの残債が家蚈の信頌性である玔資産を毀損させおいる可胜性がある。投資家ずしお負債の早期解消を図るには、わが家の経営者である自分にどう提案しおいけばいいだろうか」ず。
 
そしお、このような客芳的な芖点でわが家ずいう䌁業の経営䞊の課題を克服し、家蚈の成長性や信頌性を高めおいくこずになるでしょう。
 

たずめ

このように、家蚈を倖から芋るこずで客芳的な芖座が生たれたす。
 
投資家ずいう目線がわが家を客芳芖させるわけですが、広矩の資産圢成に必芁なのはたさにこれで、この芖点があるず、家蚈の成長性である「玔利益」をいかに増やせばいいかが分かるようになり、たた家蚈の信頌性である「玔資産」をいかに増やしおいけばいいかも芋えやすくなりたす。
 
資産圢成ずは、長期的に玔利益を増やし、玔資産を高めおいくこずです。フロヌずストックずいう蚀葉でも語られたすが、資産運甚などの狭い意味での資産圢成は単なる玔資産を高めるための手段です。倧局的な芖点を持ち、玔利益を増やし、玔資産を高めおいくための総合的な戊術を組み立おる過皋に、いわゆる資産運甚が䜍眮づけられおいたす。
 
確定拠出幎金制床や各皮NISAにより、資産運甚が圓たり前の時代になっおきたした。資産運甚ずは䜕か、資産運甚をする䞊で重芁なこずは䜕かをあらためお考えおみるのも倧切ではないでしょうか。
 
執筆者重定賢治
ファむナンシャル・プランナヌCFP)
 

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