更新日: 2024.03.14 融資

【法人・個人事業主向け】低金利のおすすめ銀行融資とは? 金利相場や計算方法も紹介

【法人・個人事業主向け】低金利のおすすめ銀行融資とは? 金利相場や計算方法も紹介
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「低金利な銀行融資を活用して、無理のない返済計画で資金調達したい」、「銀行融資にて低金利で借入れしたいが、具体的なポイントについて分からない」このようなお悩みを抱えたことはありませんか?
 
低金利で銀行融資を利用して借入れしたい方は、事前に金利の考え方や金利を下げるポイントについて知りたいと考える人も少なくありません。
 
銀行融資は銀行側の信用力や貸し倒れリスク、申込書の信用状況などを参考にして金利を決定しています。融資の金利目安や低金利で融資を受けるポイントを知ることで、納得した条件で資金調達できます。
 

本記事では、銀行融資における金利の種類や金利が決まる要素、銀行融資を利用する際の金利相場、金利を下げるポイントについてご紹介します。本記事の内容を参考にして、銀行融資をビジネスに活用しましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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銀行融資における金利の種類

銀行融資における金利の種類として、以下の2点が挙げられます。

・変動金利
・固定金利

2点について詳しく説明していきます。

変動金利

「変動金利」は借入期間中に利率が見直しされることで、金利が変動します。世界的な金利の変動に合わせて、金利の上昇や減少が発生するためです。

例えば、世界的に金利が上昇した場合には、契約している融資の契約金利も上昇します。また、変動金利を利用するメリットとデメリットとして、以下の点が挙げられます。

変動金利を利用するメリット

●低金利の場合は返済総額を抑えられる

●契約時に固定金利より低金利で融資を受けられる場合が多い

変動金利を利用するデメリット

●金利情勢の影響を受けることで、金利が上昇する場合がある

●世界的な金利動向で金利が変動するため、契約時に支払い総額が把握できない

世の中の動向に合わせて金利が変動し、最終的な返済総額が柔軟に変わる点に留意しましょう。

固定金利

「固定金利」とは、借入期間中の金利が固定されているタイプです。例えば、世界的に金利が上昇した場合でも、固定金利の金利は変動しません。

また、固定金利を利用するメリットとデメリットとして、以下の点が挙げられます。

固定金利を利用するメリット

●市場の金利が上昇しても金利は変動しないため、毎月の返済金額が変わらない

●契約時に完済までの支払い総額が確定するため、具体的な返済計画を立てやすい

固定金利を利用するデメリット

●固定金利は変動金利に比べて、金利が高めに設定されている場合がある

●借入れ後に金利が下落しても返済額は下がらない

返済総額を契約時に知りたい方は、固定金利で融資を受けられる銀行を利用しましょう。

銀行融資の金利が決まる要素

銀行融資の金利が決まる要素として、以下の5点が挙げられます。

●銀行の信用力

●銀行側の資金調達コスト

●貸し倒れリスク

●得られる利益の見込み

●申し込み者の信用状況

5点について詳しく説明していきます。

銀行の信用力

銀行の信用力は、銀行融資の金利が決まる一因です。メガバンクは信用力の高さを活かして、低金利でも幅広い取引先に融資を提供することで事業を成長させているためです。

一方で、地方銀行は信用力がメガバンクより低く、高い金利を設定することで事業を運営しています。また、ネット銀行なら人件費や物件費などの運営コストを省けるため、比較的低金利で資金調達できるケースもあります。

銀行融資における金利決定では、銀行側のコスト面が考慮されている点について把握しましょう。

銀行側の資金調達コスト

銀行側の資金調達コストがかかる点が、融資時の金利を決定する一因です。銀行の事業を続けるためには、図表1のコストを捻出する必要があるためです。

図表1

銀行の運営コスト 運営コストの詳細
預金利息 預金者に支払う利息
人件費 行員に支払う給料
物件費 家賃、設備費など
宣伝費 パンフレットやCMの広告費など

株式会社ビートレーディング 銀行借入金利の相場は1%~15%!計算方法と低金利で借入れるコツを基に作成

具体的には、銀行が運営し続けるためにも、今回の融資を決定することで利益を得られる金利を設定します。銀行側の運営コストがかかるため、金利の決定に影響している点について把握しましょう。

貸し倒れリスク

銀行融資では銀行側の貸し倒れリスクが、金利の決定に影響します。融資実行後から返済不能に陥った場合は、銀行は融資金額を回収できないためです。

例えば、申し込み者の信用力が高い場合は、貸し倒れリスクが少ないと判断されることで融資を検討しやすくなります。また、申し込み者の貸し倒れリスクが高い場合でも、金利を高く設定することでリスクを抱えながら融資を実行するケースもあります。

銀行側の貸し倒れリスクに合わせて、金利が設定されている点について留意しましょう。

得られる利益の見込み

銀行側が得られる利益を見込み、貸し出し時の金利を設定している点について留意しましょう。銀行は利益を得ながら営業する営利組織であるため、利益の見込みについても検討しているためです。

例えば、申し込み者の事業において、今後の収益性が増加する見込みや、収益性の指針となる自己資本利益率などについてチェックし、融資の可否を検討しています。

現状の収益性や今後の将来性について客観的な立場で考え、前向きに融資を検討してもらえるように取り組みましょう。

申し込み者の信用状況

申し込み者の信用状況が、銀行融資の適用金利を決定する一因です。申し込み者の信用状況が良くない場合には、リスク分の高い金利を設定するケースがあります。

具体的には、申し込み者の信用情報は格付けの評価で決定します。格付けとは、銀行融資を決定する場合における申し込み者の事業の信用度合いを表す指標です。

格付けの信頼度を参考にしながら、申し込み企業へ融資の可否を決定します。格付けが審査に影響し、金利が変動している点について留意しましょう。

銀行融資の金利相場

銀行融資を利用する際の金利相場は、1%から15%です。また、図表2のように、利用先の銀行融資によっては借り入れ時の適用金利が異なります。

図表2

利用先の銀行融資 融資時の適用金利
PayPay銀行 ビジネスローン 1.8%~13.8%(変動金利)
GMOあおぞらネット銀行 融資(利用)枠型ビジネスローンあんしんワイド 0.9%~14%
三菱UFJ銀行三菱UFJ銀行 税理士会提携ビジネスローン「融活力」 2.1%~9.0%(変動金利)
福岡銀行 フィンディ 2%~14%(固定金利)
東京スター銀行 スタービジネスカードローン 4.5%~14.5%

※PayPay銀行 ビジネスローン(法人向け)/GMOあおぞらネット銀行 融資(利用)枠型ビジネスローンあんしんワイド/三菱UFJ銀行 税理士会提携ビジネスローン「融活力」/福岡銀行 フィンディ/東京スター銀行 スタービジネスカードローンを基に作成

先程の金利目安を参考にしながら、自社に合った金利で銀行融資を検討しましょう。

銀行融資の金利を下げるポイント

銀行融資の金利を下げるポイントとして、以下の5点が挙げられます。

●格付けを改善する

●資金繰り表を作成する

●経営計画書を作成する

●低金利の金融機関との取引実績を提示する

●銀行融資の金利交渉に取り組む

5点について詳しく説明していきます。

格付けを改善する

銀行融資を受けたい方は、格付けの評価を改善するよう努めましょう。格付けとは、銀行が融資を実行する際に申し込み先企業の信用度を表す指標です。

また、決算書の内容を参考にしながら、格付けの評価を決定しています。格付けの評価を上げる方法として、以下の点に取り組みましょう。

格付けの評価を上げる方法

●自己資本比率をチェックし、借金を可能な限り減らす

●決算書の作成を税理士に依頼する

●日頃から試算表を記載する

「借金を可能な限り減らす」、「決算書の作成を税理士に依頼する」ことで格付けの評価が上昇し、中小企業でも銀行融資を受けられます。

資金繰り表を作成する

銀行融資の際に返済能力をチェックするため、資金繰り表の提出を求められるケースがあります。資金繰り表は一定期間内の現金の動き方をまとめたもので、その時点で所有している資金の過不足を一目で見ることができる簡易的な書類です。

同じく資金の動きをみることができるキャッシュフロー計算書などの書類より、比較的作成しやすいため、事業者が銀行融資で提出しやすくなります。資金繰り表を提出し、融資決定後の回収見込みを銀行側が判断しやすいように工夫しましょう。

経営計画書を作成する

経営計画書を作成し、今後における事業の将来性を分かりやすく説明しましょう。経営計画書とは、長期的な会社の経営方針を記載した書類です。

経営計画書を作成することで、取引先や出資者などの社外関係者との取引実績を提示できます。経営計画書を作成する際には、図表3のポイントを意識しながら経営計画書を作成しましょう。

図表3

経営計画書の作成ポイント 作成ポイントの詳細
経営理念を記載する 事業を通して実現させたいことについて、分かりやすく言葉で表す

融資を受けることではなく、事業を成功させたい熱意を記載する

正確性が高い内容を記載する 正確な数値や説得力のある戦略を記載する

数字の整合性が取れていなかったり、「内容に矛盾がある」「実現不可能なプラン」を記載しない

銀行の融資担当者は幅広い会社の事業計画書を確認しているため、多少の疑問でも事業計画書の信頼性を損なう可能性がある点に留意する

実行可能なプランを記載する 融資完了後、資金調達した資金の使途や
事業の計画性などを記載するまた、これまで取り組んだ事業内容や現状の事業規模と整合することで、事業計画書の説得力が高くなる例えば、「来年は売上を20%アップさせます」という目標を掲げている場合は、直近2期分の売上は30%アップしているなどの実績を提示する他には、売上や利益の目標を数字で記載するだけでは不十分なため、目標を達成するためには何が課題になっていて、それをどのように解決するかについても具体的に明示する
理解しやすい工夫を取り入れる 事業計画書は具体的で、実行可能なイメージしやすい内容を記載する

また、事業計画書の作成時は、融資担当者をはじめとした業界以外の人にもわかりやすい分かりやすいように、専門用語を掘り下げて記載する工夫が大切である

他には、文字数のボリュームを盛りすぎず、15分程度で読みきれる文字量を心がける

事業の熱意やビジョンを伝える 融資担当者は、経営者の人柄や経営方針、従業員のモラルについても、融資の判断材料にします。

作成時にフォーマットどおりの文章ではなく、経営者自身の言葉で事業計画書を作成する

また、「融資を受けたい熱意」ではなく、「事業を成功させたい熱意」を伝える点を意識する

※経理コンパス 銀行融資を引き出す事業計画書の書き方を基に作成

低金利の金融機関との取引実績を提示する

これまでに金融機関から低金利の借入れ実績がある人は、積極的に提示しましょう。低金利の融資実績を提示することで、事業主としての信頼性の高さを表現できるためです。

また、借入れ後に完済した実績がある場合は、融資の実施後に返済してもらえるイメージを連想してもらうきっかけにもつながります。これまで低金利で金融機関と取引した実績がある人は、融資の申し込み時に取引実績を提示しましょう。

銀行融資の金利交渉に取り組む

銀行融資の金利交渉に取り組むことで、融資時の金利を引き下げやすくなります。具体的には、複数の銀行で見積もりを行い、最も低金利の融資を受けられる銀行を選ぶのも一案です。

銀行は融資後に利益を獲得することも目的の1つになります。銀行間で価格競争が発生した場合は、通常よりも低金利で融資を実行してくれる可能性があります。

低金利で融資を受けたい人は、複数の銀行融資に見積もりを依頼しましょう。

【利用前にチェック】銀行融資における利息の計算方法

銀行融資における利息を計算する場合は、図表4における2種類の計算式を活用しましょう。

図表4

利息の計算方法 計算式
アドオン方式 最初に借り入れた借入れた金額×アドオン利率(金利)×返済回数
残債方式 借入残高(元金)×利率(金利)×借入期間

※三井住友銀行 利息とは?定義や意味、利子・金利との違いを分かりやすく解説を基に作成

アドオン方式では、元本と利息を合わせた総返済額をローン期間で等分し、毎月均等な額を返済します。これにより、返済初期では利息の比率が高くなり、借入残高の減少がゆっくりとなります。

一方で、残債方式は毎月の返済が進むほど、支払う利息を減額できる計算方式です。返済状況に応じて支払い金額を細かく算出できるため、今後の返済計画についても立てやすくなります。

他には、銀行融資の利率には、図表5の3種類が存在します。

図表5

銀行融資の利率 利率の詳細
日歩 現金100円にかかる1日あたりの利息
月利 元金にかかる1ヶ月あたりの利息
年利 元金かかる1年間の利息

筆者作成

銀行融資の金利は、年利が適用される場合が一般的です。先程紹介した計算式を用いて利息を算出しながら、納得できる条件で融資を受けましょう。

【法人向け】低金利で融資を受けやすい銀行3選

法人向けに、低金利で融資を受けやすい銀行を3つご紹介します。

●法人におすすめの低金利銀行融資1. PayPay銀行 ビジネスローン(法人向け)

●法人におすすめの低金利銀行融資2. GMOあおぞらネット銀行 融資(利用)枠型ビジネスローンあんしんワイド

●法人におすすめの低金利銀行融資3. 三菱UFJ銀行 税理士会提携ビジネスローン「融活力」

今回紹介する融資を参考にして、自社に合った業者を選びましょう。

法人におすすめの低金利銀行融資1. PayPay銀行 ビジネスローン(法人向け)

PayPay銀行 ビジネスローン(法人向け)は、1.8% の低金利で借入れを検討できるサービスです。毎月の返済額は2000円からとなっていて、返済の負担を軽減しながらまとまった資金調達を受けられます。

また、来店不要でビジネスローンの手続きが可能です。多忙なため、来店不要で契約したい人におすすめです。

図表6

利用対象者 同じ事業内容で「会社の業歴が2年以上」または「決算を2期終了」している法人
代表者の年齢が「満20歳以上満69歳以下」
適用金利 1.8%~13.8%(変動金利)
融資可能額 10万円~1000万円
融資期間 要問い合わせ
融資スピード 要問い合わせ
資金使途 事業性資金
担保・保証人の有無 担保:不要
保証人:代表者様の連帯保証
必要書類 原則不要
運営会社 PayPay銀行株式会社
〒160-0023
東京都新宿区西新宿2-1-1

※PayPay銀行 ビジネスローン(法人向け)/PayPay銀行 会社概要を基に作成

法人におすすめの低金利銀行融資2. GMOあおぞらネット銀行 融資(利用)枠型ビジネスローンあんしんワイド

GMOあおぞらネット銀行 融資(利用)枠型ビジネスローンあんしんワイドは、0.9%の低金利で1000万円のまとまった資金調達を受けられるサービスです。初回契約時は1000万円の上限額ですが、初回以降に契約を更新する場合は、1500万円以内の融資が可能です。

また、創業初年度から利用可能となっているため、事業実績が少ない法人でも融資を検討してもらえます。低金利で返済総額を抑えながら、継続的に利用することでまとまった資金を調達したい人におすすめです。

図表7

利用対象者 法人
適用金利 0.9%~14%
融資可能額 10万円~1000万円
融資期間 要問い合わせ
融資スピード 要問い合わせ
資金使途 事業資金
担保・保証人の有無 不要
必要書類 銀行口座の入出金取引明細等が確認できる通帳コピー
運営会社 GMOあおぞらネット銀行株式会社
〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス

※GMOあおぞらネット銀行 会社概要 /GMOあおぞらネット銀行 融資枠型ビジネスローン あんしんワイド商品概要説明書を基に作成

融資(利用)枠型ビジネスローン「あんしんワイド」の詳細はこちら

法人におすすめの低金利銀行融資3. 三菱UFJ銀行 税理士会提携ビジネスローン「融活力」

三菱UFJ銀行 税理士会提携ビジネスローン「融活力」は、5000万円までのまとまった資金調達を検討してもらえるサービスです。変動金利タイプを採用しており、金利が9.0%の上限利率で資金調達できます。

また、業歴2年以上で決算書の提出が必要などの諸条件が設けられていますが、融資可能額の上限額を最重視して資金調達したい人におすすめです。

図表8

利用対象者 業歴2年以上で、確定後の決算書2期分を提出可能な法人

最新の決算期で貸借対照表の「資本の部」または「純資産の部」がマイナスでない

申し込み時点で税金の未納がない

三菱UFJ銀行の最寄りの受付窓口にご来店が可能なこと

適用金利 2.35%~9.0%(変動金利)
融資可能額 5000万円以内
融資期間 最長3年間(三菱UFJ銀行と融資の取引が1年以上の方は5年以内)
融資スピード 要問い合わせ
資金使途 事業資金
担保・保証人の有無 担保は不要
代表者の連帯保証が必要
必要書類 決算書2期分
運営会社 株式会社三菱UFJ銀行
〒100-0005
東京都千代田区丸の内二丁目2丁目7番1号

※三菱UFJ銀行 税理士会提携ビジネスローン「融活力」/三菱UFJ銀行 会社概要を基に作成

【個人事業主向け】低金利で融資を受けやすい銀行3選

個人事業主向けに、低金利で融資を受けやすい銀行を3つご紹介します。

●PayPay銀行 ビジネスローン(個人事業主向け)

●福岡銀行 フィンディ

●東京スター銀行 スタービジネスカードローン

今回紹介する融資を参考にして、自社に合った業者を選びましょう。

個人事業主におすすめの低金利銀行融資1. PayPay銀行 ビジネスローン(個人事業主向け)

PayPay銀行 ビジネスローン(個人事業主向け)は、1.8%の低金利から融資を受けられるサービスです。開業後の個人事業主でも申し込み可能となっていて、利用者の状況に応じて柔軟に審査を実施しています。

また、スマホからの借入れにも対応しているため、急な出費にもスマホ1つで資金調達できます。日常的に利用しやすいビジネスローンへ申し込みたい人におすすめです。

図表9

利用対象者 以下の2点を満たす個人事業主

・「日本国籍」「外国籍で日本の永住権がある」
・満20歳以上満69歳以下

適用金利 1.8%~13.8%(変動金利 )
融資可能額 10万円~1000万円
融資期間 要問い合わせ
融資スピード 要問い合わせ
資金使途 事業資金
担保・保証人の有無 不要
必要書類 事業実態の確認できる資料
所得証明資料
永住権または特別永住権の確認できる資料
古物商許可証
運営会社 PayPay銀行株式会社
〒160-0023
東京都新宿区西新宿2-1-1

※PayPay銀行 商品要項 ビジネスローン(個人事業主向け)/PayPay銀行 会社概要を基に作成

個人事業主におすすめの低金利銀行融資2. 福岡銀行 フィンディ

福岡銀行 フィンディは、100万円以上のまとまった資金を調達したい人におすすめです。100万円から1000万円までのまとまった融資を受けながら、運転資金として今後のビジネスに活用できます。

また、融資期間が再長で36ヶ月となっていて、相談することで毎月の返済金額を抑えながら利用できます。急な入金サイトの大幅な遅れが生じ、100万円以上の運転資金を調達したい人におすすめです。

図表10

利用対象者 国内で事業を営む「法人」「個人事業主」
適用金利 2%~14%(固定金利)
融資可能額 100万円~1000万円
融資期間 1ヶ月~36ヶ月
融資スピード 要問い合わせ
資金使途 運転資金
担保・保証人の有無 不要
必要書類 以下の本人確認書類いずれか1点
・運転免許証
・マイナンバーカード
・在留カード
・住民記帳台帳カード
・特別永住者証明書
・運転経歴証明書以下の事業実態確認資料
・許認可証
・事業に関する「契約書」「請求書」「発注書」仮審査通過後に下記の決算書類(直近1期分)を提出する
・確定申告書(第一表)
・確定申告書(第二表)
・青色申告決算書(損益計算書・貸借対照表)または収支内訳書
運営会社 株式会社福岡銀行
〒810-0074
福岡市中央区大手門1丁目8番3号

※福岡銀行 フィンディ/福岡銀行 フィンディ よくある質問を基に作成

個人事業主におすすめの低金利銀行融資3. 東京スター銀行 スタービジネスカードローン

東京スター銀行 スタービジネスカードローンは、69歳までの幅広い年齢の方を対象に資金調達が可能なサービスです。長期的な返済期間を設定しながら、まとまった金額を資金調達しながらビジネスを促進できます。

また、全国からの申し込みに対応しているため、来店不要でビジネスローンを契約できます。地方在住でWeb申し込み完結型のビジネスローンを利用したい人におすすめです。

図表11

利用対象者 申し込み時の年齢が満20歳以上、契約時の年齢が満69歳以下の個人事業主
適用金利 4.5%~14.5%(保証料を含む)
融資可能額 50万円~1000万円
融資期間 要問い合わせ
融資スピード 要問い合わせ
資金使途 事業資金
担保・保証人の有無 不要
必要書類 本人確認書類
直近1期分の収入が確認できる書類
個人事業開業届出済証明書(開業後から間もない方)
運営会社 株式会社東京スター銀行
〒107-0052
東京都港区赤坂二丁目2丁目3番5号

※東京スター銀行 スタービジネスカードローン/東京スター銀行 会社概要を基に作成

低金利の銀行融資を活用してビジネスを促進しよう

本記事では、銀行融資における金利の種類や金利が決まる要素、銀行融資を利用する際の金利相場、金利を下げるポイントについてご紹介しました。

融資の金利目安や低金利で融資を受けるポイントを知ることで、納得した条件で資金調達できます。本記事の内容を参考にして、自社に合った銀行融資を受けましょう。

出典

株式会社ビートレーディング 銀行借入金利の相場は1%〜15%!計算方法と低金利で借入れるコツ
PayPay銀行 ビジネスローン(法人向け)
GMOあおぞらネット銀行 融資(利用)枠型ビジネスローンあんしんワイド
三菱UFJ銀行 税理士会提携ビジネスローン「融活力」
福岡銀行 フィンディ
東京スター銀行 スタービジネスカードローン
経理コンパス 銀行融資を引き出す事業計画書の書き方
三井住友銀行 利息とは?定義や意味、利子・金利との違いを分かりやすく解説
資金調達ジャーナル 銀行融資の金利はいくら?個人・法人の金利相場と計算方法を解説
PayPay銀行 会社概要
GMOあおぞらネット銀行 融資枠型ビジネスローン あんしんワイド 商品概要説明書
GMOあおぞらネット銀行 会社概要
三菱UFJ銀行 会社概要
PayPay銀行 商品要項 ビジネスローン(個人事業主向け)
福岡銀行 フィンディ よくある質問
東京スター銀行 会社概要

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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