更新日: 2024.04.18 融資

即日入金可能なファクタリング会社15選を徹底比較|資金調達する際の注意点も紹介

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

即日入金可能なファクタリング会社15選を徹底比較|資金調達する際の注意点も紹介
近年において資金調達の方法の1つとして「ファクタリング」が注目されています。ファクタリングとは売掛債権を買い取ってもらい、その債権の回収を行う金融サービスです。
 
利用者は銀行の融資などと比べて現金を早く手にできる他、借金を抱えることもありません。また、利用者本人よりも売掛先の信用力が重視されることからも、企業の規模を問わず資金を急ぎで調達しなければならないケースなどによく利用されています。
 
とはいえ、ファクタリングサービスを提供している会社は多く存在しますので、どの会社を利用するべきなのか悩んでいる人が多く見受けられます。ファクタリング会社によって資金調達までにかかる期間や審査の通過率、手数料、利用できる金額などが異なりますので、ご自身の状況をよく踏まえた上で利用するサービスを検討するようにしてください。
 
本記事では、ファクタリングのメリットを確認した上で、「即日入金可能なおすすめのファクタリング会社を15社」を紹介していきます。あわせて、ファクタリングについて即日入金するためのコツや注意点、流れなどについても見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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ファクタリングを利用するメリットとは?

ファクタリングを利用するメリットとして以下の5つが挙げられます。
 

●資金調達をすぐにできる
 
●簡単に現金化できる
 
●貸借対照表に影響を与えない
 
●返金の必要がない
 
●自社の財務状況に関係なく利用できることが多い

 

ファクタリングを利用するメリット(1)資金調達をすぐにできる

ファクタリングは銀行の融資よりも資金調達を少ない日数で行えます。最短でその日のうちに現金を受け取ることも可能です。
 
ファクタリングの利用にあたって保証人は必要ありませんので、家族や友人などの中から保証人になってくれる人を探す必要はありません。
 
また、多くのファクタリング会社が申し込み~入金までをオンラインで完結しています。ファクタリング会社に直接出向いて、説明を受けたり、手続きをしたりしなくても、資金の調達を行えます。
 
在住エリアを問わずに利用できるのもファクタリングならではの魅力です。
 

ファクタリングを利用するメリット(2)簡単に現金化できる

ファクタリングは売掛債権の現金化を比較的簡単に行うことができます。
 
保証人や担保の必要がない他、金融機関の融資と比べると申し込み方法は複雑なものではありません。申し込から早ければ1時間前後で現金が振込まれます。
 

ファクタリングを利用するメリット(3)貸借対照表に影響を与えない

ファクタリングとは売掛債権を現金化する行為ですので、貸借対照表において借入金にはなりません。
 
ファクタリングを行ったからといって負債項目が増え、会社の財政状態が悪化するようなことにはなりませんので安心です。
 

ファクタリングを利用するメリット(4)返金の必要がない

ファクタリングとはいわゆる「売掛債権の売却」になります。このため、取引先の会社が倒産などして売掛金の支払いを行えなくなったとしても、利用者がファクタリング会社に支払いを行う必要はありません。
 
ファクタリング会社が売掛金の回収を取引先の都合で行えなくなったとしても、利用者に責任や返済の義務が発生するようなことはありません。
 
ファクタリング会社は利用者の取引先からの未回収リスクを踏まえた上で、各利用者と契約し、事業を営んでいます。
 

ファクタリングを利用するメリット(5)自社の財務状況に関係なく利用できることが多い

ファクタリングの審査でもっとも重視されるのは売掛先の信用力です。ファクタリング会社は利用者の取引先から売掛金の回収を行いますので、その会社が売掛金を支払う能力があるかどうかをもっとも重視します。
 
自社において赤字が継続していたとしても、売掛先の信用力が高ければ審査にパスできる見込みは十分にあります。
 
また、どの取引先の売掛債権を売却しようか悩まれている方は、大手企業や安定的な売上のある企業の売掛債権がおすすめです。利用者の事業が安定していたとしても、中小企業や経営が安定していない企業の売掛債権の場合、取引を断られることもありえます。
 

即日入金可能なおすすめファクタリング会社15社

ファクタリングを検討している方の中には、どのファクタリング会社を利用するべきなのか悩まれている方も多くいます。ファクタリング会社によって手数料や利用できる金額などが異なりますので、それぞれの特徴をよく見極めた上で、取引を行うファクタリング会社を決める必要があります。
 
そこでここでは、おすすめのファクタリング会社を15社紹介します。
 

1. OLTA
 
2.アーリーペイメント
 
3.GMO BtoB早払い
 
4.フリーナンス
 
5.ラボル
 
6.AGビジネスサポート
 
7.福岡銀行
 
8.GMOあおぞら
 
9.PMG
 
10.資金調達ペイ
 
11.ビートレーディング
 
12.QuQuMo
 
13.日本中小企業金融サポート機構
 
14.PayToday
 
15.ペイトナーファクタリング

 

即日入金可能なおすすめファクタリング会社(1)OLTA

OLTA株式会社が行っているファクタリングサービスです。
 
法人であれば誰もが利用でき、買取金額に上限も下限も設定されていません。また、同サービスは2者間ファクタリングのみ取り扱っており、取引先に知られずファクタリングを行えます。
 
OLTAの特徴は以下になります。
 
図表1

運営企業 OLTA株式会社
住所 東京都千代田区外神田3丁目12-8
振込みにかかる期間 最短即日
手数料 2~10%

※OLTAを基に作成
 

即日入金可能なおすすめファクタリング会社(2)アーリーペイメント

「アーリーペイメント」は、東証プライムに上場しているマネーフォワードのグループ企業です。
 
シンプルな料金体系が特徴で、手数料は1~10%とリーズナブルでありながら、その他の費用は発生しません。数億円までの調達に対応しています。また、発注時点での売掛金の買取にも対応しており、見積もりを無料で受け付けています。
 
アーリーペイメントの特徴は以下になります。
 
図表2

運営企業 マネーフォワードケッサイ株式会社
住所 東京都港区芝浦三丁目1番 21 号
振込みにかかる期間 最短2営業日
手数料 1~10%

※マネーフォワード アーリーペイメントを基に作成
 

即日入金可能なおすすめファクタリング会社(3)GMO BtoB早払い

「GMO BtoB早払い」は、東証プライム上場企業のGMOペイメントゲートウェイが運営しています。
 
「2者間ファクタリング」を行っており、取引先に知られずに資金調達を行えます。同サービスには業種や事業規模を問わず数多くの取引実績があります。また、審査は初回のみ、2回目以降は買取実行のみとなります。顧客満足度が高く、85%もの高いリピート率を誇っています。
 
GMO BtoB早払いの特徴は以下になります。
 
図表3

運営企業 GMOペイメントゲートウェイ株式会社
住所 東京都渋谷区道玄坂1丁目2-3 渋谷フクラス
振込みにかかる期間 最短2営業日
手数料 1%~

※GMOペイメントゲートウェイ GMO BtoB早払いを基に作成
 

即日入金可能なおすすめファクタリング会社(4)フリーナンス

フリーナンスは、東証プライム市場に上場しているGMOの傘下にあるサービスで、上場企業ならではの安心感があります。
 
サービスの名称にも表れているように、個人事業主とフリーランスを主な対象としています。屋号とペンネームでフリーナンス口座を解説できる他、請求書を早期に資金化することも可能。さらに、情報漏洩、著作権侵害、納期遅延などの保障にも対応しています。ファクタリングの審査にかかる時間は「最短で30分」です。
 
フリーナンスの特徴は以下になります。
 
図表4

運営企業 GMOクリエイターズネットワーク株式会社
住所 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
振込みにかかる期間 最短即日
手数料 3~10%

 

即日入金可能なおすすめファクタリング会社(5)ラボル

「ラボル」は、東証プライムに上場している株式会社セレスの100%子会社です。
 
フリーランス、および個人事業主を主な対象にして、資金調達サービスを提供しています。2者間ファクタリングにのみ対応しています。請求書の買取を行って、報酬を即日先払いしています。独立直後、および新規の取引先についても対応しており、手数料は買取額の10%のみです。
 
ラボルの特徴は以下になります。
 
図表5

運営企業 株式会社ラボル labol inc.
住所 東京都世田谷区用賀4-10-1 世田谷ビジネススクエアタワー
振込みにかかる期間 最短60分
手数料 一律買取額の10%のみ

※ラボルを基に作成
 

即日入金可能なおすすめファクタリング会社(6)AGビジネスサポート

「AGビジネスサポート」は、ファクタリングに関する手続きを来店不要で完了でき、最短即日で資金を調達できます。
 
10万円から取引の対象になりますので、少額の資金を調達したい方も利用できます。2者間ファクタリングと3者間ファクタリングのいずれにも対応しています。24時間受付を行っていますので、ご自身の都合がよいときに申し込みできます。
 
AGビジネスサポートの特徴は以下になります。
 
図表6

運営企業 AGビジネスサポート株式会社
住所 東京都港区芝2丁目31-19
振込みにかかる期間 最短即日
手数料 2~12%

※AGビジネスサポート 売掛債権ファクタリングを基に作成
 

即日入金可能なおすすめファクタリング会社(7)福岡銀行

「福岡銀行」は、マネーフォワードケッサイ株式会社と提携し、企業が持つ営業債権の買い取りを行っています。2者間ファクタリングを採用しているため、取引先にファクタリングを利用したことを知られることなくサービスの利用が可能です。
 
福岡銀行の特徴は以下になります。
 
図表7

運営企業 株式会社福岡銀行
住所 福岡県福岡市中央区天神2丁目13-1
振込みにかかる期間 最短2営業日
手数料 1~10%

※福岡銀行 2者間オンラインファクタリングの事業化に向けた実証実験開始を基に作成
 

即日入金可能なおすすめファクタリング会社(8)GMOあおぞらネット銀行

「GMOあおぞらネット銀行」は、OLTAと業務提携契約を締結し、 クラウドファクタリングサービスを提供しています。AI審査によるオンライン完結型となっており、リーズナブルな手数料でありながらも、スピーディーに資金を調達できます。また、買取金額には上限も下限もありません。
 
GMOあおぞらの特徴は以下になります。
 
図表8

運営企業 GMOあおぞらネット銀行株式会社
住所 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス
振込みにかかる期間 最短即日
手数料 2~9%

※GMOあおぞらネット銀行 ビジネスサポートサービスを基に作成
 

即日入金可能なおすすめファクタリング会社(9)PMG

「PMG」は、法人専用のファクタリングサービスを提供しています。
 
2者間ファクタリングと3者間ファクタリングのいずれにも対応。年間契約数は7800社を超えており、スタッフによる手厚い対応も特長となっています。他社よりも高い買取率も魅力です。
 
東京を起点に関東地方に複数の営業所がある他、北海道、大阪、名古屋、福岡などにも営業所があります。30秒スピード査定を公式サイトから無料で行えますので、利用を検討している方には査定をおすすめします。
 
PMGの特徴は以下になります。
 
図表9

運営企業 ピーエムジー株式会社
住所 東京都新宿区西新宿2丁目4番1号 新宿NSビル25階
振込みにかかる期間 最短即日
手数料 2~9%

※PMGを基に作成
 

即日入金可能なおすすめファクタリング会社(10)資金調達ペイ

「資金調達ペイ」には、最短5分で見積書が送られてくる仮審査があります。Webサイトのフォームから請求書の写真を送付、もしくはFAXで送信するだけで仮審査を受けられます。
 
2者間ファクタリングと3者間ファクタリングに対応しています。また、2億円まで対応している他、赤字決済についても受け付けています。
 
資金調達ペイの特徴は以下になります。
 
図表10

運営企業
住所 東京都新宿区西新宿2丁目4番1号 新宿NSビル25階
振込みにかかる期間 最短即日
手数料 2~9%

※資金調達ペイを基に作成
 

即日入金可能なおすすめファクタリング会社(11)ビートレーディング

「ビートレーディング」は、LINEでファクタリングについて相談できますので、急ぎの方やファクタリングの利用に慣れていない方も利用しやすいサービスとなっています。
 
審査は最短2時間で完了し、即日入金も可能です。審査時に必要な書類は2点のみですので、最小限の負担で審査を受けられます。同社における月間の取引数は1000件を超えています。
 
ビートレーディングの特徴は以下になります。
 
図表11

運営企業 株式会社ビートレーディング
住所 東京都港区芝大門一丁目2-18 野依ビル3階・4階
振込みにかかる期間 最短即日
手数料 2%~

※ビートレーディングを基に作成
 

即日入金可能なおすすめファクタリング会社(12)QuQuMo

「QuQuMo」は、請求書を最短2時間で現金化します。必要情報と請求書をオンライン申請するだけで申し込みが完了します。
 
2者間ファクタリングに対応しており、取引先への通知や登記はありません。少額から高額まで柔軟に対応している他、個人事業主から法人まで幅広く受け付けています。また、手数料は1%と業界の中でも安価です。
 
QuQuMoの特徴は以下になります。
 
図表12

運営企業 株式会社アクティブサポート
住所 東京都豊島区南池袋2-13-10 南池袋山本ビル3階
振込みにかかる期間 最短即日
手数料 1%~

※QuQuMoを基に作成
 

即日入金可能なおすすめファクタリング会社(13)日本中小企業金融サポート機構

「日本中小企業金融サポート機構」は、経営革新などの支援機関と認定されている一般社団法人として認められています。ファクタリングの他にも金融機関の紹介や助成金・補助金の提案業務なども行っています。
 
ファクタリングにおいて買取金額の上限額がありませんので、高額な資金調達にも対応できます。Webサイトには即日調達診断を行えるツールが搭載されていますので、調達額の確認を簡単に行えます。
 
日本中小企業金融サポート機構の特徴は以下になります。
 
図表13

運営企業 一般社団法人日本中小企業金融サポート機構
住所 東京都港区芝公園一丁目3-5
振込みにかかる期間 最短即日
手数料 記載なし

※一般社団法人日本中小企業金融サポート機構を基に作成
 

即日入金可能なおすすめファクタリング会社(14)PayToday

「PayToday」は、最短30分で現金化でき、手数料は1%~となっています。累計申込額は100億円を超えています。
 
対面の面談なしで利用でき、必要な手続きはオンラインで全て完結。2者間ファクタリングに対応しており、取引先への通知などはありません。AI審査によって資金を手軽に調達できます。
 
PayTodayの特徴は以下になります。
 
図表14

運営企業 Dual Life Partners株式会社
住所 東京都港区南青山2-2-6 ラセーナ南青山7F
振込みにかかる期間 最短即日
手数料 1~9.5%

※PayTodayを基に作成
 

即日入金可能なおすすめファクタリング会社(15)ペイトナーファクタリング

「ペイトナーファクタリング」は、フリーランスや個人事業主を対象にしており、着金まで最短で10分となります。手数料は一律で10%と明瞭、かつ分かりやすくなっています。
 
事業計画書などの書類の提出の必要はありませんので、すぐに申し込み手続きを完了できます。利用者からの満足度も高く、さまざまな職業の方から利用されています。
 
ペイトナーファクタリングの特徴は以下になります。
 
図表15

運営企業 ペイトナー株式会社
住所 東京都港区虎ノ門五丁目9番1号
麻布台ヒルズ ガーデンプラザB 5F
振込みにかかる期間 最短即日
手数料 10%固定

※ペイトナー ファクタリングを基に作成
 

即日ファクタリング会社の選び方

即日現金化できるファクタリング会社の選び方として以下の5つが挙げられます。
 

1.資金化までの期間が希望に合っている
 
2.手数料が妥当
 
3.償還請求権がない
 
4.ファクタリング会社の営業実績が良好

 
5.買取金額の上限・下限が希望に合っている

 

即日ファクタリング会社の選び方1. 資金化までの期間が希望に合っている

ファクタリングにおける大きなメリットの1つは、資金をすぐに調達しなければならないときにも対応できることです。銀行などの金融機関の融資であれば資金調達までに1ヶ月前後かかるケースも少なくありません。
 
一方、ファクタリングであれば最短即日で資金を調達できるケースも多いです。また、多くのファクタリング会社において2者間であれば即日、遅くとも3営業日以内に申し込みから現金化まで完了できます。
 
ファクタリング会社と契約する際は、資金化までに要する期間の目安を必ず確認し、期日までに間に合うようにしましょう。ファクタリングを利用してみたものの、資金化が間に合わなかったという事態に陥らないように注意してください。
 

即日ファクタリング会社の選び方2. 手数料が妥当

ファクタリング会社のほとんどが債務者である利用者の取引先を審査し、手数料を決めています。
 
手数料は利用金額などによっても異なりますが、2者間ファクタリングは20%以上、3者間ファクタリングは10%以上になってくると相場以上であるとみなされます。
 
2者間ファクタリングの手数料が3者間ファクタリングよりも高い理由は、利用者による持ち逃げなど未回収リスクが懸念されるためです。3者間ファクタリングでは利用者の売掛先がファクタリング会社に直接入金するため、回収できる可能性が高いと考えられています。
 
また、手数料は利用金額が大きくなれば、それだけ割安になるのが一般的です。
 

即日ファクタリング会社の選び方3. 償還請求権がない

償還請求権とは、債務者である利用者の取引先から売掛金を回収できなくなった場合、ファクタリング会社が利用者に請求できる権利のことです。
 
ファクタリングにおいて償還請求権は付与されません。ファクタリング会社は利用者の売掛先の倒産などにより、売掛金を回収できなくなるリスクも考慮し、営業しています。このため、利用者の取引先が売掛金を支払えなくなった場合、利用者に支払いの義務が発生することは通常ありません。
 
ただし、償還請求権を契約書に付けているファクタリング会社もありますので、契約時によく確認してみてください。
 

即日ファクタリング会社の選び方4. ファクタリング会社の営業実績が良好

ファクタリング会社を選ぶ際には営業実績に着目し、社歴やリピーター率、これまでの取引数などについても確認してください。これらの情報は公式サイトで確認できることが多いです。
 
社歴が長いほど信頼できると判断できますし、上場企業のグループ企業であれば、安心感がさらに増します。
 
手数料の安さや現金化までに要する期間だけでなく、ファクタリング会社の信頼性についても考慮するようにしましょう。
 

即日ファクタリング会社の選び方5. 買取金額の上限・下限が希望に合っている

買取金額の上限・下限の希望に合っていないファクタリング会社を選んでしまうと、思うような資金調達ができません。
 
何千万円もの取引になると、取引してくれるファクタリング会社は限られるでしょう。また、下限としては10万円以下ですと、選択肢に含められるファクタリング会社は少なくなります。光熱費の支払いや仕入れ先への支払いなどで少額が必要な場合は、少額にも対応しているファクタリング会社を選ぶようにしましょう。
 
中小企業や個人事業主を主なターゲットにしているファクタリング会社は少額の取引にも対応している傾向にあります。
 

ファクタリングで即日入金するためのコツ

ファクタリングで即日入金してもらうためのコツとして以下の3つが挙げられます。
 

●即日入金に対応しているファクタリング会社を選ぶ
 
●提出書類に不備がないか入念に確認しておく
 
●平日の早い時間帯に申し込む

 

ファクタリング即日入金のコツ(1)即日入金に対応しているファクタリング会社を選ぶ

ファクタリングは現金を最短でその日のうちに手にできることで知られていますが、全てのファクタリング会社が即日入金に対応しているわけではありません。
 
ファクタリング会社の公式ホームページには審査完了までに要する時間の目安や申し込み方、入金までに要する時間の目安が記載されています。
 
ファクタリング会社によっては、即日対応は2回目以降の方に限るとしていることもあります。初回は各種書類の確認や説明など、リピーターよりも審査に時間を要するためです。
 

ファクタリング即日入金のコツ(2)提出書類に不備がないか入念に確認しておく

提出書類に不備があると、書き直しや再提出が必要になります。提出書類に不備があったために、翌日以降の入金になることにもなりかねません。
 
即日入金を希望している方のほとんどが資金繰りに焦りを感じ、書類などを急いで記入し、申し込みを行います。確認を怠ったばかりに、入金が遅れてしまっては大変なことです。
 
ファクタリング会社に必要書類を提出する際は以下の3つの項目に注意して確認するようにしてください。
 

●申込フォームにおける必要事項の記入漏れ
 
●本人確認書類の有効期限
 
●最新の証明書類か

 
申請時に必要な書類などについて分からないことがあれば、事前に確認することをおすすめします。
 

ファクタリング即日入金のコツ(3)平日の早い時間帯に申し込む

即日入金に対応しているファクタリング会社であっても、土日祝日や夜間は金融機関が対応していないため、その日のうちに現金を手にできるとは限りません。現金を引き出す場合も、別の取引先に入金する場合も、金融機関の営業時間内に手続きを行う必要があります。
 
また、ファクタリング会社によっては、即日入金は「〇時まで、〇時以降は翌営業日に対応」としています。こうしたルールに気付かなかった場合、現金を即日で手にできなくなります。
 
平日の早い時間帯に手続きを行い、余裕を持った行動をするようにしてください。
 

ファクタリングで即日資金化する際の注意点

ファクタリングで即日資金化する際の注意点として以下の5つが挙げられます。
 

●契約時の手数料が不明確、もしくは割高
 
●貸付のような契約
 
●契約形態が希望するタイプでない
 
●ファクタリングを常態化させない
 
●審査に落ちる可能性がある

 

ファクタリング即日資金化の注意点(1)契約時の手数料が不明確、もしくは割高

ファクタリング会社の中には手数料を曖昧にしていたり、不当な金額に設定していたりする会社もあります。
 
例えば、契約時に一見すると割安に見えるものの、実際に振込まれた金額は想定以上に少ないというケースも少なからずあります。このような事態はファクタリング会社が独自の手数料や諸経費などを設けていたり、手数料に関する詳細な説明を怠っていたりするために起こります。
 
参考までに、ファクタリングで発生する手数料の相場は2~15%程度になります。手数料が相場をはるかに超える場合は手元に残るお金が減るため、利用を再度検討することをおすすめします。
 
また、ファクタリングの契約時に交付される売掛債権譲渡契約書が紙の場合は印紙税の対象となり、印紙代金として200円かかります。オンラインでクラウドサインを利用した電子契約を結ぶ場合は課税対象外となります。
 
ファクタリングを利用するにあたって手数料などに関する不安や疑問があれば必ず確認し、曖昧な状態のままで契約しないようにしましょう。
 

ファクタリング即日資金化の注意点(2)貸付のような契約

ファクタリングと貸付は異なるものです。ファクタリングは売掛債権をファクタリング会社に売却することで現金を得るもので、貸付とはお金を借りることです。お金を金融機関などから借りる場合、利息が一般的に発生します。
 
契約時には、信頼できる会社か確認することはもちろん、貸付のような契約になっていないかについてもよく確認してください。ファクタリング契約を行うにあたって、償還請求がある契約や保証人や担保を求める契約がある場合、貸付に該当する可能性があるので注意しましょう。
 
ファクタリング契約は法律において「債権譲渡契約」に該当し、貸付のように担保や保証人は必要ありません。償還請求権のない契約が行われるのが通常です。
 
また、ファクタリングと見せかけて違法契約を行う会社の中には高額な手数料を取る会社や、買戻し請求を行う会社などもあります。
 

ファクタリング即日資金化の注意点(3)契約形態が希望するタイプでない

ファクタリングの契約形態には「2者間ファクタリング」と「3者間ファクタリング」があります。
 
2者間ファクタリングは契約時の費用が割高になりがちですが、取引先を巻き込まずにファクタリングを行えます。取引先との関係に影響を与えない他、売掛金の現金化をスピーディーに行えます。
 
一方、3者間ファクタリングは利用者、ファクタリング会社、利用者の取引先(売掛先)の3者間で行います。ファクタリング会社は売掛金が未回収となる事態を回避しやすくなることから、手数料は割安に設定されています。ただし、利用者は取引先から事前に承諾を得る必要がある他、売掛金の現金化にかかる時間は2者間ファクタリングよりも一般的に長くなります。
 
現在の状況や取引先との関係などを考慮し、どちらを利用するか決めるのがよいでしょう。また、契約時には自分が希望した方法でのファクタリングであるか必ず確認するようにしましょう。想定外の方法でファクタリングを行ってしまうと、思いもよらぬトラブルが発生する可能性もあります。
 

ファクタリング即日資金化の注意点(4)ファクタリングを常態化させない

ファクタリングは借入とは異なる性質のものである他、資金を最短即日で調達できることから、常態化するリスクがあります。気軽に利用できる分、クセにならないように気を付けなければなりません。
 
ファクタリングを行うと売掛金の取り分が減りますので、利益は少なくなります。また、ファクタリングに頼った資金繰りをしていれば、そこから抜け出せない状態になり、経営の安定が遠のきます。
 
ファクタリングは資金繰りがどうしようもないときにのみ利用するようにしましょう。将来的にはファクタリングを使わなくても資金繰りができるよう、努力や工夫を行うことが求められます。
 

ファクタリング即日資金化の注意点(5)審査に落ちる可能性がある

ファクタリングは金融機関などの融資と比較すると、審査にパスできる可能性が高いです。とはいえ、審査に落ちるケースがあることを忘れてはいけません。
 
ファクタリングの審査は請求債権や売掛先の会社についての審査が都度行われます。このため、ファクタリングを継続的に利用できているからといって、毎回必ず通るものではありません。信用度が低い売掛先や自身の財務状況などによっては、審査に落ちることもありえます。
 
経営破綻を回避するためには、ファクタリングを利用できなかったときのことも考えておく必要があります。
 

即日ファクタリングを利用する際の流れ

ファクタリングの利用の流れは2者間ファクタリングと3者間ファクタリングでそれぞれ異なります。
 
以下、2者間ファクタリングと3者間ファクタリングのそれぞれの流れについて確認していきましょう。
 

2者間ファクタリングの流れ

2者間ファクタリングではファクタリング会社と利用者のみで取引を行いますので、売掛先にファクタリングを利用したことについて知られることは基本的にありません。そのため、売掛先との信頼関係を気にしている事業主の方にもおすすめです。
 
2者間ファクタリングは以下の流れで行います。
 

(1)利用者が請求書を売掛先に発行する
 
(2)利用者が売掛債権の買い取りをファクタリング会社に申し込む
 
(3)ファクタリング会社は売掛先の信用調査を実施。その後、利用者に条件を提示する
 
(4)利用者は条件に合意ができたら契約する
 
(5)利用者はファクタリング会社に売掛債権を売却する
 
(6)利用者が手数料などを差し引いた現金を受け取る
 
(7)取引先から売掛金の支払い後、利用者はファクタリング会社に売掛金を支払う

 

3者間ファクタリングの流れ

3者間ファクタリングは利用者とファクタリング会社に加えて、利用者の取引先の企業で行います。取引先の承諾を得ることが前提となり、かつ取引先にも協力してもらわなければなりません。
 
3者間ファクタリングは以下の流れで行います
 

(1)利用者が請求書を売掛先に発行する
 
(2)利用者が売掛債権の買い取りをファクタリング会社に申し込む
 
(3)ファクタリング会社は売掛先の信用調査を実施。その後、利用者に条件を提示する
 
(4)利用者は取引先に対してファクタリングを行う承諾を得る
 
(5)利用者は条件に合意ができたら契約する
 
(6)利用者はファクタリング会社に売掛債権を売却する
 
(7)利用者が手数料などを差し引いた現金を受け取る
 
(8)利用者の取引先がファクタリング会社に売掛金を直接支払う

 
3者間ファクタリングの特徴は利用者ではなく、取引先が売掛金の支払いをファクタリング会社に支払う点にあります。ファクタリング会社にとっては未回収となるリスクを軽減できることから、手数料は割安に設定されている傾向にあります。ただし、取引成立までに時間を要する、取引先を巻き込んだファクタリングになるなどのデメリットもあります。
 

ファクタリングに関するよくある質問

ファクタリングに馴染みがない人にとって、ファクタリングの利用にあたって数々の疑問が生じるものです。
 
そこでここでは、ファクタリングの利用を検討している方から多い以下の5つの質問を紹介していきます。
 

●ファクタリングとはどのようなものですか?
 
●ファクタリングに手数料の上限はありますか?
 
●金融機関の融資ではなく、ファクタリングを利用するメリットはありますか?
 
●ファクタリングを利用するとどのくらいの利息・金利が発生しますか?
 
●ファクタリング業者を選ぶときのポイントはありますか?

 

ファクタリングとはどのようなものですか?

企業や個人事業主は取引先の売掛債権をファクタリング会社に売却します。ファクタリング会社にそれを買い取ってもらうことで、売掛金の支払日の前に現金を手にできます。売掛金の支払日の前に仕入れ先への支払いがある場合や、店舗の家賃や光熱費などの支払いが必要な場合に利用されることもあります。
 

ファクタリングに手数料の上限はありますか?

ファクタリングにおいて手数料に上限はありません。ファクタリング会社が手数料を独自に設定しています。
 
ただし、手数料の相場はあります。現在のファクタリング業界の相場では2~15%前後と言われています。
 

金融機関の融資ではなく、ファクタリングを利用するメリットはありますか?

売掛債権を期日よりも前に現金化できます。
 
金融機関の融資などは審査に1ヶ月前後かかりますが、ファクタリングは最短即日で現金を手にできます。また、保証人も必要ありません。
 

ファクタリングを利用するとどのくらいの利息・金利が発生しますか?

ファクタリングとは売掛債権の売買契約です。お金の貸し借りではありませんので、利息・金利が発生することはありません。ファクタリングで発生するのは手数料です。手数料の金額は売掛先の信用度、利用金額などによって異なります。
 

ファクタリング業者を選ぶときのポイントはありますか?

ファクタリング会社のホームページやパンフレットに掲載されている内容をしっかりと確認してください。
 
また、担当者の対応も重要な着目ポイントです。分かりやすく説明をしてくれて、質問にしっかりと応えてくれるスタッフがいると安心でしょう。
 

即日ファクタリングまとめ

ファクタリングは最短で即日現金を手にできることから多くの事業主が必要に応じて利用しています。ファクタリングを行うことで、自社の資金難を乗り越えられることがあります。取引先から支払いが行われるまでの期間に倒産するといった事態を回避できます。
 
また、取引先が倒産などして売掛金を支払わなかった場合、利用者がファクタリング会社に返済する必要はありません。このため、取引先と自社が共倒れするような事態も阻止できます。
 
ファクタリングを利用される方は複数のファクタリングサービスを比較し、自分にとってベストなものを選ぶようにしてください。また、ファクタリングで受け取れる金額は手数料などを差し引いた金額になりますので、本来手元に入る金額よりも少なくなることを忘れてはいけません。
 

参照

OLTA
マネーフォワード アーリーペイメント
GMOペイメントゲートウェイ GMO BtoB早払い
フリーナンス
ラボル
AGビジネスサポート 売掛債権ファクタリング
福岡銀行 2者間オンラインファクタリングの事業化に向けた実証実験開始
GMOあおぞらネット銀行 ビジネスサポートサービス
PMG
資金調達ペイ
ビートレーディング
QuQuMo
一般社団法人日本中小企業金融サポート機構
PayToday
ペイトナー ファクタリング
一般社団法人ファクタリング事業推進協会 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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