更新日: 2021.07.21 その他家計

約45%の主婦がへそくりをしている? へそくり総額は100万円以上も?

約45%の主婦がへそくりをしている? へそくり総額は100万円以上も?
マンガやアニメなどで、タンスの引き出しにこっそりへそくりを隠しているシーンを見たことがありますよね。主婦はみんなへそくりをしているものなのでしょうか。
 
株式会社主婦の友社は、30代から50代の既婚主婦169名に向けて「今どき主婦のお金のホンネ」調査を実施しました(※)。みんなはどれくらいへそくりをしているのでしょうか? やっぱりタンスに隠しているのでしょうか?
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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45.6%の主婦がへそくりをしている。へそくりの総額では100万円以上が最多

へそくりをしている主婦は45.6%でした。家計を握ることが多い主婦の約半数が、夫や家族に内緒でへそくりをしていることがわかりました。
 
月にどのくらいへそくりをしているか聞いたところ、最も多い回答は「1万5001円以上」(26%) でした。年に18万円以上へそくりできていることになります。以下、「8000~1万円」(20.8%) 、「3000円以下」(18.2%)、「1万1~1万2000円 」(14.3%)という結果に。毎月1万円以上へそくりしている人は40.3%という結果になりました。
 
今あるへそくりの総額は、最も多い回答はなんと「100万円以上」が 32.5%を占めました。コツコツとしっかり貯めこんでいる主婦が多いことがわかりました。一方で、次に多いのは「10万円未満」(24.7%)で、貯められている人とそうでない人が二極化していることがわかります。
 

へそくりの目的の1位は、自分の趣味や遊興費のため

へそくりの目的を聞いたところ、1位は「自分の趣味や遊興費のため」が59.7%と、自分のために使いたいという回答が6割を占めました。2位は「いざという時に生活費を補てんするため」(46.8%) 、3位「貯蓄のため」(36.4%) で、家計のためにお金を貯めておこうとしている人が多いようです。
 
また、4位は「へそくりを元手にお金を増やしたいため」(22.1%)で、 投資などでお金を増やそうという人もいるようです。
 
へそくりの目標額については、「特に目標額はない」という回答が 45.5%で、上限を特に決めずにもしもの時のために貯蓄するという人が約半数でした。次いで「100万円以上」が36.4%で、3人に1人はとりあえず100万円を目標としているようです。
 
実際、主婦の皆さんはどのようにしてへそくりを貯めているのでしょうか。「まとまった額を貯める派」では、「単発の在宅ワークで稼いだお金はすべてへそくりに」「株式投資で得たお金はすべてへそくりにしている」などといったコメントが寄せられました。
 
一方、「コツコツ派」では、「生活費をなるべく切り詰めて、毎月余った分を貯めている」「地道に500円貯金」というように、それぞれ工夫してへそくりをしているようです。
 

へそくりは今でもタンスの引き出しに隠している?

へそくりというと、タンスの引き出しや食器棚などにこっそり隠してあるのが定番のイメージです。実際にどこに貯めているか聞くと、最も多い回答は、「へそくり用の口座」(54.5%)でした。ただし、「たんす貯蓄」(18.2%)や、「その他(貯金箱、デスクetc…)」(18.2%)の隠し場所に置いていることも多く、いざという時のため、現金を用意していることがわかりました。
 
へそくりは夫や家族に内緒にしているものです。家族にばれないようにしている工夫を聞きました。
 
「口座貯金派」では「夫はネット音痴なので、ネットバンクにしている」「アプリで管理してスマホにパスコードをかけているから、絶対にばれない」といったコメントが寄せられました。「たんす貯金派」では、「ダイヤル式の鍵がついたスーツケースに保管している」「封筒に入れて、押し入れの奥深くの缶にしまっている」といった工夫をしていることがわかりました。
 
今後へそくりをしたいと思うか聞いたところ、意外にも「いいえ」と答えた人が62%と多数派でした。こっそり貯金するのではなく堂々と貯蓄したかったり、へそくりをする余力がないというのが主な理由でした。
 
へそくりは、家計を預かる主婦がやりくりを工夫して貯蓄するものですから、やましいものではありません。いざという時の保険にもなるので、今後もコツコツとへそくりを貯めていきたいですね。
 
[出典]
※株式会社主婦の友社「今どき主婦のへそくりって? “隠す”より“オープンにして口座管理”するのが新常識!」(株式会社 PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部