家計を見直し! ボーナスの使い道も併せて検討
配信日: 2021.09.09 更新日: 2024.10.10
年の後半に入るタイミングで、家計の見直しやボーナスの使い道などを検討されるのもお勧めです。
執筆者:藤井亜也(ふじい あや)
株式会社COCO PLAN (ココプラン) 代表取締役社長
教育カウンセラー、派遣コーディネーター、秘書等、様々な職種を経験した後、マネーセンスを磨きたいと思い、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。
「お金の不安を解決するサポートがしたい」、「夢の実現を応援したい」という想いからCOCO PLANを設立。
独立系FPとして個別相談、マネーセミナー、執筆業など幅広く活動中。
<保有資格>
2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ファイナンシャルプランナー(AFP) 、住宅ローンアドバイザー、プライベートバンカー、相続診断士、日本心理学会認定心理士、生理人類学士、秘書技能検定、日商簿記検定、(産業カウンセラー、心理相談員)
<著書>
「今からはじめる 理想のセカンドライフを叶えるお金の作り方 (女性FPが作ったやさしい教科書)」※2019年1月15日発売予定
家計の見直し
家計の見直しをする際、1年分をまとめて行うのは大変です。予定していなかった出費があったり、思っていたほど貯金ができていなかったり、1年分の結果を確認できてもすぐには修正ができません。
例えば家計の見直しは半期ずつ行うことで、上半期の結果を振り返り、下半期の家計の戦略をたてることができるかもしれません。まずは、家計簿をつけている方は上半期(1月~6月)の家計簿をチェックしてみましょう。使いすぎている支出がないか、予定通り貯金ができているかなどを確認していきます。
夏休みなどを利用して上半期の家計の見直しをするのもお勧めです。上半期の家計が予定通りにできていた場合は、家計を支えていたご自身やご家族を褒めてあげましょう。年々、光熱費なども高くなる傾向にあります。きちんと計画通りに家計を担うのは大変な作業です。上半期の振り返りとともに、家計管理においてよかったことなどを家族で共有するのも良いかもしれません。
逆に、支出が多くなり、貯金が思うようにできていない場合は、下半期に向けて、目標と生活行動の修正が必要です。オーバーしてしまった支出について見直しをしてみてください。予期せぬ出費はよくあることです。おおよその金額を日頃から「予備資金」として計上しておくとよいでしょう。
また、貯金ができていなかった場合は、ボーナスなどで補塡(ほてん)するなどの修正が必要です。
また、資産管理はご自身でコントロールすることが難しいので、つみたてNISAや積立保険など自動的に引き落としされるものでの管理も検討してみるのも良いかもしれません。いずれにしても、貯金ができていなかった要因などを確認し、下半期の資産管理・家計管理をどのようにしていくか、検討するのに良いタイミングだと思います。
ボーナスの使い道は!?
住宅ローンなどにボーナス払いを取り入れている方もいらっしゃると思います。今年のボーナスの使い道や金額などを改めてチェックしてみましょう。ボーナスのように業績等によって金額が上下する収入は、あらかじめ使い道を決めておくことが難しいかもしれません。
支払いが確定しているものが最優先となり、次に上半期の修正で必要な場合は支出に充当することなくプールし、残った金額をどうするか、といった順番をつけておくとよいでしょう。また、冬のボーナスがどうなるのかもある程度、予測しておく必要があります。下半期の家計で大きな支出が発生しないか、計画している予定がないかなどもチェックしておきましょう。
最後に
上半期の終わりの時期など、1年の途中でご自身で家計診断をすることができます。1年分まとめて行う場合よりも修正がしやすく、記憶も新しいので支出などについても検証しやすくなります。
今年は新型コロナの影響により自粛生活を強いられていますので、ご自宅でいかに快適に過ごせるか、そこにお金を使う方もいらっしゃるでしょう。
外出制限や人との交流が減ってしまう時期が長く続いています。昨年に引き続き、ご自宅で過ごす時間が増える夏休みでした。衣食住という私たちの生活の基盤を大切に、改めて快適な暮らしを整える時期なのかもしれません。
お金の使い方も大きく変わってきたと思います。家計の見直しも楽しみながら行い、下半期の生活に役立ててほしいと思います。
執筆者:藤井亜也
株式会社COCO PLAN (ココプラン) 代表取締役社長