更新日: 2024.10.10 その他家計
一人暮らしの自炊で節約に失敗しないポイントは? 自炊以外の節約方法も紹介!
ここでは、節約目的での自炊のポイントや、そのほかの節約方法をまとめました。生活を見直して節約に成功するための参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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一人暮らしでかかる平均的な生活費は?
総務省が実施した「2020年 家計調査」によると、一人暮らし世帯の平均的な生活費は、約15万円です。内訳は、おおよそ次のとおりです。
・食費:約3万8000円
・住居費:約2万1000円
・水道光熱費:約1万2000円
・家具・家事用品費:約5000円
・衣類:約5000円
・保健医療費:約7000円
・交通費・自動車等関係費:約1万1000円
・通信費:約7000円
・教養・娯楽費:約1万5000円
・交際費:約1万3000円
・その他(理美容、雑費など):約1万4000円
割合としては食費が最も大きく、住居費や水道光熱費、通信費などある程度月々の金額が決まった固定費も大きな割合を占めています。
自炊でうまく節約するポイントは?
節約を考えたときに、生活費に占める割合の大きい食費をまず引き締めよう、と考える方も多いでしょう。つい頼りがちな外食や中食を自炊に切り替える方法は、家計の節約法としてはメジャーです。
しかし、ただ自炊するだけでは節約にならないケースもあるため、注意してください。自炊で上手に節約するためには、買い物のコツを覚えることが大切です。次のようなポイントを意識しましょう。
・適正な予算を決める
・安くても必要のないものを買わない
・使い回しを考えてまとめ買いする
それぞれ解説します。
適正な予算を決める
はじめから財布のひもを締めすぎると、節約がつらくなり、継続できないことがあります。
まずは、1ヶ月の食費と内訳を洗い出し、「買ったけれど必要ではなかったもの=無駄がどれくらいあったか」をチェックしましょう。それをもとに、現在の食費からどの程度節約できるかを計算して、無理のない予算を決めるのがおすすめです。
安くても必要のないものを買わない
安く売り出されている商品を見ると「取りあえず買っておこう」とつい手を伸ばしたくなるものです。しかし、「取りあえず」買いはよく考えたら特に必要ないことが多く、消費期限までに使いきれないなど、無駄にしてしまうことも少なくありません。
安くても必要でないものは買わないことを徹底すると、支出を効果的に減らせるでしょう。
使い回しを考えてまとめ買いする
買い物の回数が増えると、売り出し品などが目につく機会が増え、無駄買いにつながることがあります。買い物は数日に1回に抑えて、まとめ買いするとよいでしょう。
その際に、先の献立まで考えて使い回せる食材を組み合わせて買うようにすると、使いきれずに廃棄することが減り、さらに無駄をなくせます。
自炊以外の節約方法3選
一人暮らしの人が効率的に家計を節約する方法は、自炊以外にもさまざまあります。家計全体をチェックして無駄がどこにあるのかを把握したうえで、無理なくできる方法から節約に取り組みましょう。
例えば、次のような方法があります。
・固定費を見直す
・先取り貯金をする
・ポイント還元サービスを活用する
それぞれ、具体的にみていきましょう。
固定費を見直す
毎月同じ程度の金額を支出する、光熱費や通信費、保険、住居費などの固定費を見直して、削れるものを削ると、継続的に節約効果を得られます。例えば保険を見直して安いプランに入り直す、スマートフォンを格安キャリアに変えるなど、今より金額を抑える方法がないか検討してみましょう。
先取り貯金をする
収入が入ったら一定額を先に貯金し、残りで生活する「先取り貯金」は、使いすぎを防いで堅実に貯金をするのに効果的な方法です。
生活費を支払った残りを貯金に回そうとすると、無意識に使いすぎ、思ったより残らないことが少なくありません。先に貯金分を引いた残りを生活費に充てるやり方なら、自然と支出が抑えられた状態をたもてます。
ポイント還元サービスを活用する
クレジットカードやコード決済などのポイント還元サービスの多くは、貯めたポイントをそのまま支払いに利用できたり、ギフトカードに交換できたりします。つまり、同じ金額の買い物をしても、現金払いと比べて、ポイントの分だけ節約ができるわけです。
ただし「ポイントを貯めること」が目的になるのは危険です。高還元率キャンペーンなどにつられて不必要な買い物をしないように気をつけましょう。
目標をもって節約することが大切
自炊やそのほかの節約方法、目標を決めて取り組むことが大切です。漠然と取り組むだけでは、節約のつもりが無駄な支出を増やしてしまうこともあるため、注意しましょう。
まずは現在の家計をきちんと把握して、そのうえで無理なく支出を抑えられる部分はどこかを考え、ご自身に合った方法で節約することが、継続のコツです。
出典
総務省統計局 家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員