更新日: 2024.10.10 その他家計
みんなのポイ活事情って? 人気のポイントサービスはどれ? ポイントの使いみちとは
世間で人気のポイントサービスはいったいどのようなものなのか、そして貯めたポイントを何に利用しているのかなど、SBI生命保険株式会社が発表した日常の買い物におけるポイントサービスの利用状況に関するアンケート調査の結果(※)をチェックしてみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
お金を使うならポイントが貯まるほうがおトク! ポイントサービスを選ぶ上で重視することとは
この調査は、ポイントサービスを利用している20~60代の男女1110名を対象に行われたもの。まずは、ポイントサービスを選ぶ上で重視する項目を見てみましょう。
1位:還元率が高い 70.2%
2位:対象店舗の数が多い 52.7%
3位:ポイントキャンペーン(ポイント●倍デー等)が魅力的 49.5%
4位:ポイントカード・アプリが使いやすい 31.6%
5位:他ポイントへの交換が可能 16.4%
TOP5は上記のとおり。多くの回答を集めたTOP3を見る限り、世間が期待するポイントサービスはひとくちでいうと「ポイントが貯まりやすい」ということになりそうです。
では実際、どんなポイントサービスが人気なのでしょうか。
1位:楽天ポイント 68.0%
2位:Tポイント 55.5%
3位:Pontaポイント 35.1%
4位:dポイント 32.3%
5位:WAONポイント 20.1%
TOP5は上記のとおり。1位の楽天ポイントは、楽天が提供しているサービスでの買い物・支払いだけでなく、ほかのネットサービスやスーパー、飲食店など対象店舗が豊富。この貯めやすさが人気の理由のひとつなのかもしれません。
2位のTポイントは、TSUTAYAのサービスはもちろんYahoo!などさまざまな店舗で使えます。コンビニでお会計の際に「Tカードはお持ちですか?」と聞かれた経験は誰しもあるのではないでしょうか。
ちなみに、男女世代別に分けて人気のサービスを見てみると、楽天ポイントを押さえてTポイントが1位となったのは50代男性のみでした。Tポイントがスタートしたのはおよそ20年前ですから、その頃TSUTAYAをよく利用していた世代がそのままヘビーユーザーになっているのかもしれませんね。
3位のPontaポイントは、タヌキのキャラ「ポンタ」で覚えている方も多いのではないでしょうか。ローソンやライフ、auやHMVなどこちらもさまざまな店舗で利用が可能。こちらは30〜40代男性の利用率が半数近くと高くなっている反面、年齢が上がるにつれ利用率が著しく落ちているのも特徴です。若い層の支持により3位に食い込んでいるといそうですね。
すべての年代・性別別で利用率が60%を超えているのは、1位のみでした。このことから、2位以下とは一線を画していることがわかります。
普段の買い物でポイントを活用! 貯めたポイントの使い道
さまざまなポイントサービスで貯めたポイント。どのような活用方法が人気なのでしょうか。
1位:食料品・日用品等の購入 78.5%
2位:電子マネー・他ポイントへの交換 44.1%
3位:ギフト・クーポンへの引き換え 19.6%
4位:株式や投資信託への投資 8.2%
5位:公共料金(水道光熱費等)の支払い 8.0%
TOP5はこのような結果に。8割近くの人が普段の生活必需品の購入に使っていることがわかります。
半数近くの人は、電子マネーや他ポイントに交換して活用しているようです。商品やクーポンと交換する人は、2割弱にとどまりました。それよりも普段の買い物をおトクにしたいという人のほうが圧倒的に多いということでしょうか。
逆にいうと、毎日の買い物で気軽に使えることが、ポイントサービスの強みともいます。
ここ3年でポイ活をする人が増加。その理由は?
ここ数年でポイントサービスを利用する人が増えているようですが、実際どのくらい変化があるのでしょうか。
・増えた 27.3%
・少し増えた 25.0%
・変わらない 44.1%
・少し減った 1.8%
・減った 1.0%
・過去3年以内にポイントサービスを利用するようになった 0.9%
半数近くの人は、以前と変わらないと回答しています。「増えた」計は半数超え、「減った」計は3%以下ですから、やはりこの数年でポイントサービスを活用する機会が増えていることは間違いないようです。
ポイントサービスの利用が増えた理由については、以下のとおり。
1位:スマートフォン決済が増加したため 54.2%
2位:ネットショッピングが増えたため 44.7%
3位:使える店舗が増えるなどポイントサービス自体が使いやすくなったため 35.8%
4位:節約意識が高まったため 30.3%
5位:スマートフォンでポイント管理ができるようになったため 28.0%
昨年からの巣ごもり生活で、ネットショッピングが増えたり、キャッシュレス決済が広まったりした背景が影響しているのでしょうか。1位はスマホ決済、2位はネットショッピングが理由に挙がりました。
また、対象店舗が増えるなどポイントサービス自体が以前より使いやすくなっていることもいい影響を与えているようです。やはり、どうせ使うならよりおトクなものを追求したいですものね。
ポイントサービスは人気のものを使ってみるもよし、自分がよく利用する店舗が対象のものを優先するもよし。ぜひ自分にあったおトクなポイントサービスを活用してみてくださいね。
※SBI生命保険株式会社 ポイントサービスの利用状況に関する調査を実施
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部