更新日: 2021.11.12 その他家計

みんなのポイ活事情って? 人気のポイントサービスはどれ? ポイントの使いみちとは

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

みんなのポイ活事情って? 人気のポイントサービスはどれ? ポイントの使いみちとは
“ポイ活”という言葉も生まれるほど、ポイントサービスを利用する人が増えているようです。同じ金額で買い物をするのであれば、ポイントが貯まるほうがおトクですよね。
 
世間で人気のポイントサービスはいったいどのようなものなのか、そして貯めたポイントを何に利用しているのかなど、SBI生命保険株式会社が発表した日常の買い物におけるポイントサービスの利用状況に関するアンケート調査の結果(※)をチェックしてみましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

お金を使うならポイントが貯まるほうがおトク! ポイントサービスを選ぶ上で重視することとは

この調査は、ポイントサービスを利用している20~60代の男女1110名を対象に行われたもの。まずは、ポイントサービスを選ぶ上で重視する項目を見てみましょう。
 

【ポイントサービスを選ぶ上で重視するものはどれですか?(3つまで)】

1位:還元率が高い 70.2%
2位:対象店舗の数が多い 52.7%
3位:ポイントキャンペーン(ポイント●倍デー等)が魅力的 49.5%
4位:ポイントカード・アプリが使いやすい 31.6%
5位:他ポイントへの交換が可能 16.4%

 
TOP5は上記のとおり。多くの回答を集めたTOP3を見る限り、世間が期待するポイントサービスはひとくちでいうと「ポイントが貯まりやすい」ということになりそうです。
 
では実際、どんなポイントサービスが人気なのでしょうか。
 

【日常のお買い物などにおいて、利用することが多いポイントサービスはどれですか?(3つまで)】

1位:楽天ポイント 68.0%
2位:Tポイント 55.5%
3位:Pontaポイント 35.1%
4位:dポイント 32.3%
5位:WAONポイント 20.1%

 
TOP5は上記のとおり。1位の楽天ポイントは、楽天が提供しているサービスでの買い物・支払いだけでなく、ほかのネットサービスやスーパー、飲食店など対象店舗が豊富。この貯めやすさが人気の理由のひとつなのかもしれません。
 
2位のTポイントは、TSUTAYAのサービスはもちろんYahoo!などさまざまな店舗で使えます。コンビニでお会計の際に「Tカードはお持ちですか?」と聞かれた経験は誰しもあるのではないでしょうか。
 
ちなみに、男女世代別に分けて人気のサービスを見てみると、楽天ポイントを押さえてTポイントが1位となったのは50代男性のみでした。Tポイントがスタートしたのはおよそ20年前ですから、その頃TSUTAYAをよく利用していた世代がそのままヘビーユーザーになっているのかもしれませんね。
 
3位のPontaポイントは、タヌキのキャラ「ポンタ」で覚えている方も多いのではないでしょうか。ローソンやライフ、auやHMVなどこちらもさまざまな店舗で利用が可能。こちらは30〜40代男性の利用率が半数近くと高くなっている反面、年齢が上がるにつれ利用率が著しく落ちているのも特徴です。若い層の支持により3位に食い込んでいるといそうですね。
 
すべての年代・性別別で利用率が60%を超えているのは、1位のみでした。このことから、2位以下とは一線を画していることがわかります。
 

普段の買い物でポイントを活用! 貯めたポイントの使い道

さまざまなポイントサービスで貯めたポイント。どのような活用方法が人気なのでしょうか。
 

【ポイントの使い道の中で割合が高いものはどれですか?(3つまで)】

1位:食料品・日用品等の購入 78.5%
2位:電子マネー・他ポイントへの交換 44.1%
3位:ギフト・クーポンへの引き換え 19.6%
4位:株式や投資信託への投資 8.2%
5位:公共料金(水道光熱費等)の支払い 8.0%

 
TOP5はこのような結果に。8割近くの人が普段の生活必需品の購入に使っていることがわかります。
 
半数近くの人は、電子マネーや他ポイントに交換して活用しているようです。商品やクーポンと交換する人は、2割弱にとどまりました。それよりも普段の買い物をおトクにしたいという人のほうが圧倒的に多いということでしょうか。
 
逆にいうと、毎日の買い物で気軽に使えることが、ポイントサービスの強みともいます。
 

ここ3年でポイ活をする人が増加。その理由は?

ここ数年でポイントサービスを利用する人が増えているようですが、実際どのくらい変化があるのでしょうか。
 

【過去3年程度で、以前よりもポイントサービスを利用する機会は増えましたか?】

・増えた 27.3%
・少し増えた 25.0%
・変わらない 44.1%
・少し減った 1.8%
・減った 1.0%
・過去3年以内にポイントサービスを利用するようになった 0.9%

 
半数近くの人は、以前と変わらないと回答しています。「増えた」計は半数超え、「減った」計は3%以下ですから、やはりこの数年でポイントサービスを活用する機会が増えていることは間違いないようです。
 
ポイントサービスの利用が増えた理由については、以下のとおり。
 

【ポイントサービスの利用が増えた、または利用を開始した理由はどれですか?(3つまで)】

1位:スマートフォン決済が増加したため 54.2%
2位:ネットショッピングが増えたため 44.7%
3位:使える店舗が増えるなどポイントサービス自体が使いやすくなったため 35.8%
4位:節約意識が高まったため 30.3%
5位:スマートフォンでポイント管理ができるようになったため 28.0%

 
昨年からの巣ごもり生活で、ネットショッピングが増えたり、キャッシュレス決済が広まったりした背景が影響しているのでしょうか。1位はスマホ決済、2位はネットショッピングが理由に挙がりました。
 
また、対象店舗が増えるなどポイントサービス自体が以前より使いやすくなっていることもいい影響を与えているようです。やはり、どうせ使うならよりおトクなものを追求したいですものね。
 
ポイントサービスは人気のものを使ってみるもよし、自分がよく利用する店舗が対象のものを優先するもよし。ぜひ自分にあったおトクなポイントサービスを活用してみてくださいね。
 
※SBI生命保険株式会社 ポイントサービスの利用状況に関する調査を実施
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

ライターさん募集