2021年働く女性の収入は増えた? 減った? 3割の人が貯蓄が増えている?
配信日: 2021.12.02 更新日: 2024.10.10
eBay Japan合同会社(本社:東京都港区)は、2021年度に全国の20代~30代の会社員女性500名を対象にした調査を何度か実施しており、「働く女性の2021年行動白書」としてまとめました(※)。コロナ禍2年目の働く女性の行動や消費動向等について聞いていますので、結果を見ていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
コロナ禍でストレスを感じたものの、充実した生活を送っていた人も多い
2021年上半期、コロナ禍でストレスを感じたか聞いたところ、「とても感じた」(28.2%)、「感じた」(33.6%)、「どちらかというと感じた」(22.8%)と8割以上がストレスを感じたと回答しました。「思うように外出できない」ことがストレスの主な原因です。
その一方で、充実度を尋ねると50.6%と半数以上が「充実していた」と回答しています。最も充実していたのは「趣味」(30%)で、次いで「仕事」(19.3%)、「育児」(12.3%)が続きました。外出できない分、家でできる趣味や育児などに注力できたと思われます。
来年充実させたいことは「趣味」や「恋愛」で、来年こそやりたいイベントは「旅行」となりました。このままコロナ感染者数が落ち着けば、旅行も再開できそうですよね。また、「自分へのご褒美」を買う予定と回答した人は2割で、平均予算は3万0870円となっています。
コロナ禍で収入が減った人が2割だが、貯蓄が増えた人は3割
コロナ禍2年目で収入が変化したという人は36%で、収入が増えた人が14.8%、減った人が21.2%となっています。一方で、貯蓄が増えた人は3割で、貯蓄額は「600万円以上」ある人が20.6%となっています。
現在節約しているか尋ねたところ、「している」(29.4%)、「どちらかというとしている」(48.4%)と、約8割の女性が節約していると回答しており、コロナ禍で節約しているため、貯蓄額が増えた人が多いと思われます。
次に、ファッションに関する消費動向を見てみましょう。毎年秋冬用の洋服を新しく買っているか聞いたところ、「買う」(28.8%)、「どちらかというと買う」(38.2%)と、7割近くが毎年買っていると回答。予算については、「1万円以上2万円未満」が最も多い結果となりました。
秋冬ファッションで最も重視するのは「価格」(61.8%)で、次いで「デザイン」(59.4%)、「色」(53.8%)となりました。また、韓国トレンドを意識したことがある人は3人に1人という結果に。
7割以上が「秋冬用の洋服は単価が高い」と回答しています。価格が高いため、購入を諦めた経験があり、6割以上が年末年始のセールまで買い物を我慢していることがわかりました。
一人暮らしの初期費用は平均28万円
最後は、新生活に関する消費動向です。女性が一人暮らしを始めるきっかけは「職場に近い場所に住むため」が多いようです。
また、一人暮らしは楽しいか聞いたところ、「とてもそう思う」(46.4%)、「そう思う」(31.4%)、「どちらかというとそう思う」(14.0%)と、9割以上が楽しいと回答しました。その理由として、「何もかもが自由だから」と回答した人が多く、時間やお金を好きに使えることが一人暮らしを楽しむポイントになっているようです。
その一方で、一人暮らしの準備は大変という人がほとんど。最も大変だったのは「家具、家電、生活雑貨を買い揃えること」(65.6%)で、初期費用平均は約28万円でした。最もこだわった家具は「ベッド」(24.2%)で、次いで「テレビ」(8.4%)、「ソファ」(6.8%)と、家でくつろぐための家具や家電はじっくり考えて購入したことがうかがえます。
また、約8割が「一人暮らしの準備で、ネットショッピングを利用した方が良い」といっており、持ち帰りの手間がないことや、配送の日時指定ができることを評価していると思われます。
2021年度はコロナ禍である程度我慢をして貯蓄ができた人が多いようなので、来年もしコロナが収束した状況が続くならば、旅行やファッションなど、好きなことにお金を使ってもいいかもしれませんね。
※eBay Japan合同会社 2021年コロナ禍の働く女性の行動を振り返る!Qoo10「働く女性の2021年行動白書」発表
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部