更新日: 2024.10.10 その他家計
相次ぐ値上げから家計を守る!冬の電気・ガス代が増えるNG習慣とは?
執筆者:杉浦詔子(すぎうらのりこ)
ファイナンシャルプランナー/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント
「働く人たちを応援するファイナンシャルプランナー/カウンセラー」として、働くことを考えている方からリタイアされた方を含めた働く人たちとその家族のためのファイナンシャルプランニングやカウンセリングを行っております。
2005年にCFP(R)資格を取得し、家計相談やセミナーなどのFP活動を開始しました。2012年に「みはまライフプランニング」を設立、2013年よりファイナンシャルカウンセラーとして活動しています。
冬は光熱費が高くなる
冬は日照時間が短くなり、気温も下がるため、照明器具や暖房器具などを使用する時間も長くなります。冬の電気代やガス代などの光熱費は、春や秋と比較して増えるのが通常です。
昼間は家族が会社や学校で過ごす家庭では、光熱費を多少抑えられているとも考えられます。その一方で、仕事や学校がお休みとなる週末や、祝日が多い月など自宅で過ごす時間が増えると電気やガスの使用量は増え、やはり光熱費が上がることになります。
冬の電気代やガス代が増えるNG習慣
冬に電気代やガス代が増加するのは仕方がないとあきらめる前に、光熱費が増えるNG習慣がないかをチェックしましょう。
NG習慣1:つけっ放し
照明器具や暖房器具のつけっ放しは、最もNGな習慣です。玄関やトイレ・洗面所の電気放しをこまめに消していなかったり、こたつや電気敷毛布をつけたまま就寝するのは、電気代が増える典型的なNG習慣です。
例えば、照明を点灯する時間が比較的短い玄関やトイレ・洗面所などは、人感センサーのある照明器具に変えて自動的に消えるようにしたり、こたつや電気敷毛布などの暖房器具は寝る前にオフタイマーをセットするなどして、NG習慣を見直しましょう。
NG習慣2:換気が長い
部屋の換気のために窓は1日に何度か開けるとは思いますが、換気を気にし過ぎて冬の時期に長時間窓を開けておくのは、光熱費の節約にとってはNG習慣です。
不特定多数の人が出入りする飲食店などでは、冬でも30分置きなどに換気をしているケースもありますが、自宅では換気時間が長いと室内の温度が下がります。
その結果、室温を再び快適な温度に上げるためにエアコンやガスファンヒーターなどが自動的に強く動作し、多くの電気やガスを消費します。
家族のみが出入りする自宅であれは、1~2時間ごとに5~10分程度の換気を目安にするといいでしょう。
NG習慣3:生活時間がバラバラ
家族の生活時間や、家の中でくつろぐ場所がそれぞれバラバラなのはNG習慣です。
食事の時間が異なれば料理を温め直すことになりますし、お風呂の場合は何度も追いだきをして、その都度、電気やガスを使います。また、家族がそれぞれ自分の部屋に居ると、各部屋で照明器具や暖房器具を使用します。
子どもが成長した場合や仕事の都合など、生活時間がバラバラになるのは避けられませんが、食事やお風呂などはお互いに声を掛け合い、できるだけ使用する時間を近づけたり、同じテレビを見るときは一緒の部屋で過ごすなど、少しの工夫で電気代やガス代を節約しましょう。
NG習慣を1つでも減らそう
まずは照明器具や暖房器具のつけっ放しをはじめとするNG習慣がないか、自宅をチェックしてみてください。
また、つけっ放しにしない、換気の時間は適切、食事は家族一緒、お風呂は続けて入るなど、これらが当たり前の習慣となっている家庭でも、台所や洗面所をチェックして、他にも電気やガスを節約できる箇所がないかを確認しましょう。
冬は他の季節より電気やガスを使う機会が多くなるからこそ、NG習慣を減らして光熱費を少しでも抑え、生活必需品などの相次ぐ値上げから家計をしっかり守りましょう。
執筆者:杉浦詔子
ファイナンシャルプランナー/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント